自虐的美化のススメ | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

「よくもまぁ
自分のイケてない姿を
晒しますねぇ」

よく言われます。

大阪のクラブで
ハロウィンの日に
1人仮装をして
僕だと気付かなかった
弟に
つまみ
出されたり、

FUJI ROCK FESTIVALで
DJをするも
自分の意に反して
お客さんの
心が掴めず
悪戦苦闘
したり、


ロシアに
行く筈が
北京からの便が欠航になり
踏んだり蹴ったりの
扱いを受けながら
白菜しか
入っていない
八宝菜
(一宝菜?)に
感激
したり・・・。


こうやって
書き出すだけで情けない。

確かに
僕は
イケてなかった。


でも、
そのイケてない姿を
ドラマチックに
描くことで、

その悪い記憶を
僕は
美化しているとも言える・・・(苦笑)。

記憶の
書き換え(汗)。


そうなんです、
辛い事を
辛い事のまま
引きずるなんて
耐えられない!

だから、
身に起こった事は
決して変えられないけれど、
物語にする事で
正当化している。

いいのかな、
それ(笑)。

今回発売される
『職業、DJ、25年』も
その傾向があるかも・・・。

全部事実ですけど、
そこは
腕(筆)の
見せ所。


読ませてナンボですからね。

というか、
実際に
災難が起こる度に
僕は
ある呪文(?)を唱え、
乗り切って
来たんですよね。

正当化って
適切な言葉じゃないな。
その災難を
芸の肥やしにして来たってのも違うし・・・。

やっぱり
自虐的美化か。
あはは。

何かせつないな・・・。

でも、
読んで
楽しんでもらえるなら
自分の不幸ですら
ネタにするってのは
もはや
僕の芸風でもありますからね。

「格好つけてたら
判らないのに・・・」
って
助言してくれる人が
いない訳じゃないんですが、
なんせ
ルパン3世

探偵物語


観て育ったので
イケてない自分をも
さらけ出す事に
ダンディズムを
感じちゃってるんですよね。

皆さんも
自虐的美化

いかが?