帯の文言 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

いよいよ
明日
『職業、DJ、25年』
が発売されるんですが、
今回、
編集の星出さんと
帯の文言を
誰に頼むかを話し合った時の事・・・。

僕が
DJになるきっかけを
作ってくれた
DJなのでは?

とか

やはり
上京した際に
苦楽を共にした
友人に頼むべきでは?

とか

知られざる交友録
の中から
某芥川賞作家は?

等々

色々
候補が挙ったんですが、
結果、
僕が
心の師匠
として尊敬する
ファッション・エディターの
祐真朋樹さんに
お願いする事にしました。

祐真さんは
坂本龍一さんのような
大物ミュージシャンの
スタイリングも
手掛けて
おられるんですが、
MONDO GROSSO時代の
大沢君、
COSMIC VILLAGE、
そして、
沖野修也のソロと
僕も
何度も
スタイリングを
お願いして来たんです。

僕は
音楽プロデューサーだし、
音のことのジャッジには
自信があるけれど、
ファッションのプロではない。

僕の
"ミテクレ"

良さ
(ある事を前提にしてますけどw)を
最大限に引き出し、
"沖野修也像"を
プロデュースしてもらった
祐真さんに、
謝辞を頂く事で
僕の本の説得力(みないなもの)が
より多くの人に
伝わるのではないかなと・・・。

要するに
最高の服を
着せてもらったように
最高の言葉を
スタイリングして頂けたら

思った訳です。

表紙と帯は
本にとって
洋服
みたいなものですからね。

そして
お言葉を頂くなら・・・

実際に
祐真さんに
撮影とスタイリングを
お願いした
アルバム
『UNITED LEGENDS』のリリース時の
アーティスト写真を
改めて
使わせて頂く事にもしました。

昨年
銀座の某バーの個室で
祐真さんと
一緒に
カラオケで歌ったんですがw、
その時に
「実は、
字数をはるかにオーバーして
書いてしもてん・・・」
といきなり告白され・・・。

「でも、
入らへんから大事な部分だけ
残しといたから!」
と・・・。

祐真さんに
誘われてもいないのに(謝)
誘われていた人に便乗して
ついていっただけだったんですが、
ふとした会話の切れ目に
こんな事を言って頂いた。

「ええよ。あの本。ホンマにええよ」

祐真さんが
再びマイクを持って
熱唱する。

その夜は
銀座のビル街の間に見える月が
とても明るく輝いて
薄暗い店内に
光が射し込んで来ていたなぁ・・・。

祐真さんは
僕にとって
『傷だらけの天使』の
ショーケンが演じた
オサムのような存在。

僕はさしずめ、
水谷豊が扮したアキラw。

あれ、
昨日僕、
『探偵物語』派
みたいな事言ってましたよね?
でも、
『傷だらけの天使』も
好きなんです。

イケてないフリして
ハードボイルド志向なのは
工藤優作に
憧れてるからなんですが、
泥臭いのも包み隠さず
曝け出す美学は
 ”傷天”の影響かなぁ。

The Roomを作る時に
サラ金から借りましたからね(苦笑)。

もとい、
祐真さんには感謝してます。

帯の文言を頂き、
撮影とスタイリングしてもらった写真を
再利用させて頂き
自伝にもご出演して頂き
お世話になりっぱなしですね(汗)。

文中には
勿論、
彼との出会いの事も書いてあります。

最初、
彼は僕の事
「こいつ何なん?」
と思っただろうなー。

そこでも感謝の気持ちを綴ったんですが
また借りができてしまったなぁ。

今度
カラオケに行く事があったら
僕が払わないといけませんね。

あ、そうだ。
祐真さんには
ショーケンをリクエストしよう。

勿論、僕は・・・(笑)。