最初は違うタイトルで・・・ | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog


今回の
『職業、DJ、25年』で
本出すの4冊目になるんですが、
毎回、
やらかしてまして・・・。

どういう事かと言いますと
書く前にちゃんと
編集者と打ち合わせするんですが、
書き終わると
思わぬ方向へ
行っちゃってたりするんです。

勿論、
OK頂いているので
世に出せてるんですが、
書くに当たって
色々調べものをしたり
取材をする中で
当初
予定していたものとは
違う結論に
辿り着いたりしてしまう。

それはそれで
凄く面白い事ではあるんですよ。

ある意味DJっぽい。

自分でも予測不能というか・・・。

わかっている事を言語化して
一冊の本にするのも
大変と言えば大変なんですが、
僕が本を書く場合、
テーマは
はっきりしていても、
それが一体何なのかを
追求して行く作業でもあるので
もっと大変なんです・・・。

DJが
膨大なアーカイブの中から
どうやってその時
最も適切な1曲を決めているのか?
とか
クラブ・ジャズの
どの辺がジャズなのか
ってのは
自分の無意識下で
できている(知っている)
事かもしれないけれど、
突き詰めて考えた事はなかったし、
頭の中の結論を
言語化するというよりも
自分なりの答えを
探さなければいけない訳ですよ・・・。

でも
その探求が面白かったりする。

だから
当初の目論見から
逸脱する事は十分有り得るし、
書き上げた結果が
予想外であっても
予想以上であれば
編集者も納得してくれるんですよね。

今回の自伝
最初は
『25 YEARS AFTER』
というタイトルで書き進めていたんです。

鬼w編集者の星出さんから、
僕のDJ人生25年を振り返り、
単なるDJではなく
"様々な肩書きを持つ"
沖野修也の姿を書いて欲しい・・・
と言われていたので。

勿論、
マネージャー、
プロデューサー、
クラブ・オーナー、
ラジオ・パーソナリティー、
フリー・ペーパー編集長、
レーベル・プロデューサー、
フェスティバル・オーガナイザー、
クリエイティヴ・ディレクターと
僕がやって来た事を一通り書きました。

それでも、
星出さんは
『職業、DJ、25年』
というタイトルを
最終的に
推して来たんですよね。

ひょっとすると
彼は
違う内容を望んでいたのかもしれない。
でも
僕が四半世紀を回顧し
彼のリクエストを反映させた上で
書き上げた内容に
このタイトルを付けたというのは
僕としても興味深かった。

僕はもはや単なるDJではない筈。

でも、
星出さんは
敢えて
DJという言葉を使った。

何故か?

それは
読んでもらえば判ります(笑)。

このブログ、
あくまで煽りなんでご勘弁を・・・。