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僕のイラストの為の作品自己解説その12。
『APRIL』
この作品は、
一連の美人画シリーズのピークに位置しています。
この絵を境に
僕は作風を変化させて行きました。
第一世代＝雑誌STRAIGHT NO CHASERから雑誌IN NATURAL以前の作品
第二世代＝雑誌IN NATURAL掲載作品
第三世代＝雑誌IN NATURAL連載終了後、APRILまでの美人画
第四世代＝APRIL以降の美人画
第五世代＝バーニーズ ニューヨークの為の描きおろし
個展に来て頂いた方はお気づきになったと思うのですが、
僕の作品の中で最もフェミニンでコケティシュな作品。
別に描き尽くした訳ではないんですが、
これ以上女性の美しさを
僕が描く必要はないという気持ちになりました。
仕草や表情は小悪魔的で
ロリータ趣味すらも感じられる作品は
ジャズ・ミュージシャンや
ヒップ・ホップのアーティストの肖像からは
随分離れていますからね。
今見返してみると
肩や首のラインに呼応するかのような非現実的な髪型が
そのフェミニンでコケティッシュな印象をより一層強くしているような・・・。
そういう意味では僕の作品の中で最も漫画的かもしれません。
ちなみに個展開催中、女性からの支持率は一番高かったんですよ。
彼女達が共感したのか、
それとも憧れたのかは判りませんがw。
「可愛い」と言われる度に
自分の事ではないのに恥ずかしくなりました(汗）。