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僕のイラストの為の作品自己解説その13。
『JUNE』
![June](https://stat.ameba.jp/user_images/20140314/22/shuya-okino/b4/f8/j/t02200275_0577072012875239983.jpg?caw=800)
この作品、
実は
盗作が出回りまして・・・。
某美容室の宣伝物が、そっくりw。
っていうか、この『JUNE』そのまんまだったんですが、
ちょっとデッサンが狂ってた・・・。
えっ
抗議したか?
いえ、
小さな美容室だったし、
僕の盗作で大儲けした訳でもないだろうし
黙認しました。
それに、
こうやってネタにさせてもらってますしね。
ま、
タッチが盗まれることで
僕にもハクが付いたかなとw。
何度も書いてますが、
版画と
切り絵と
筆絵と
漫画のクロスオーバーを目指した僕のイラスト、
公表してませんが
もの凄くシンプルな技法で描かれています。
但し、
何度もコピーし(あ、言っちゃった)、
Macに取り込んで
版下が完成するので
アナログ→デジタルのプロセスを経る事で
現代的な質感を獲得しています。
コピーする前の
アナログな絵を原画として公開しないんですか?
とも言われるんですが、
コピーをかけまくって
Macに取り込む直前が原画なんですよね、
僕的には。
だからそれは描いたものじゃない。
コピーなんです。
でも
その無機的で
フィジカルな風合いがなくなった状態に
僕は凄く惹かれるんですよね。
あら熱が取れるというか、
自分の思い入れみたいなものが
削ぎ落とされるというか・・・。
僕のイラストに潜む静寂は
その反復する複製によって
もたらされるとさえ考えています。
ちなみに、
この『JUNE』、
個展の際に版下に手を加えた唯一の作品です。
The Roomのフライヤーの時は
ポニー・テールだったんですが、
ばっさりと切り落としました。
空間が欲しくなったんですよね。
もし、当時のフライヤーをお持ちの方がいたら
見比べてみて下さい。