初期衝動 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

昨日、
京都のゲスト・ハウス、
パンとサーカスで開催した
『沖野修也がヨーロッパで買って来たレコードやCDを聴いてみない会?』
にご参加頂いた皆さん。

ありがとうございました。

ターンテーブルは1台しかないわ、
CDJではなくいわゆる普通のCDプレーヤーを繋ぐわ、
アンプが素晴らし過ぎてちょっと音量あげると音が歪むわ、
僕も来た人と喋ってDJブース(っていうかバー・カウンター)にほとんどいないわ、
とんでもないパーティーでしたけど、
あんな事で大丈夫でしたかね(汗)。

みんなフリー・フードに夢中で
音楽聴いてなかったんじゃないの(笑)?

お土産は10万円相当だから!
大事にして下さいよ!!

何もかもが型破りで
僕自身もハラハラしましたけど、
何とか形になって良かったです(なってたかな?)。

ちなみに、
僕、
PCDJも
クラブも否定してませんからね。

一般の人が気軽にDJする事も歓迎してるんですよ。

ただ、
プロと素人は区別されるべきだと思っているし、
実験精神を失わないクラブは、
勿論、リスペクトしています。

昨日、
お越し下さった皆さんの中に紛れて
僕が感じたのは、
この得体の知れない感じが
僕がクラブに通い始めた頃はあったよなーって事。

昨日は、パンとサーカスの常連さんが多かったので、
僕の事を知らない人も多かったし、
なんか楽しそうだからとふらっと立ち寄ってくれた
外国人の方もいらしたようだし、
知ってる曲なんか全然かからないし、
狭いから否応なく初対面の人と話さざるを得ないしw・・・。

なんなんこれ(苦笑)?

決して昔のクラブを懐かしんでいる訳ではないですよ。

今は、DJ(プロの)の質も劇的に向上してる。
それに、
世界で通用するDJが日本から輩出されるなんて
僕が若い頃には想像できなかった。
しかも、DJがアーティストとして作曲したりする事も。

ただ、
有名人を過度にありがたがったり、
知っている曲でしか盛り上がらないクラブを
クラブと呼ぶなら、
僕はそんなものに興味はない。

昨日のパーティーは
大雑把過ぎて、何がやりたいん?
と思われた方もいらしたかもしれませんが、
あれ、
敢えて無茶してましたからね。

ついでに、
究極のDIY。

46歳で初めて自宅のターンテーブルとミキサーを
会場に自分で運び込みました。

セッティングも自分でしたしw。

僕は、
クラブに通い始めた頃の初期衝動を
確実に取り戻した。

それを
クラブやタマリバにフィードバックしたい。

スクラップ&ビルド。

危機的な状況の中、
敢えて自分の足元を自ら破壊する事で
見つかる事もある。

こう書くと
なんか凄くシリアスな響きがするけど、
実際は、
ユルーく、和気あいあいとしてました。

僕がやる事が決して”答え"じゃない。
でも、”問いかける"人が少ないのは確か。

僕達に必要なのは、
勇気?
工夫?
戦略?
発想?
それとも・・・。

さて
次は
何処で
何をやろうか。