The Room誕生秘話その7 | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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ONE SONG,ONE SOUL~
The Room 20th Anniversary party special
DJ100人一曲入魂開催まで、
あと76日!
ですが、

今日は
危うくフェード・アウトも噂された
The Room誕生秘話その7。

僕の恩人というか
東京での後見人でもあった
粟田正勝さんの会社の
一事業として
渋谷でクラブをオープンする事を
OKしてもらったものの、
会社に迷惑はかけない為に
開業資金は自分達で用意すると
大見得を切った
僕、
経理の中野さん、
そして
粟田さんの弟・・・。

一体
開業するのに幾らかかるのかを
全く考えてなかったんですよねー。

というか
物件を押さえるかどうか
即決を求められていたので
見積もる余裕がなかったんです。

決定まで3日でしたもん。

で、
僕達は
契約と同時に
開業の費用をざっと計算したんです。

ビルが競売にかかっていたから
保証金はなし。
私書箱だった物件内の取り壊しは
粟田さんの会社(建設/解体業)でやるからゼロ
(厳密にはゼロじゃないんですけど)。
設計?は僕と粟田さんの弟がやったので無料。
そして、内装も自分達(大沢伸一君も含め)
でやろうという事で人件費はゼロ。
内装の材料費、
音響設備、
酒の仕入れを大雑把に見積もって各200万と見積もって
計600万。

そうなんです。
The Roomって600万で作ったんですよ・・・。

今から思うとその計算、テキトーだなぁ。
それで収まったのが不思議・・・。

勿論、
僕達に貯金なんてない訳です
(経理のNさんはあったけど奥さんのOKが貰えなかったとか)。

当然、事業計画書なんてなかったから
銀行からの融資も期待できないじゃないですか?

それに、
契約した以上、
一日でも早くオープンして
売り上げを立てて回収していかないと・・・
という焦りもあったので
お金を借りる為に奔走する時間も勿体ない・・・。

僕達は
あの手しかないなと
腹を括りました。

各200万。

それ位の金額なら
簡易な審査で
あそこで貸してくれるだろうと。

そうです
消費者金融で
借りたんです(苦笑)。

そう、
The Roomは、
600万で
しかも
消費者金融で
工面してできたんですよね。

返済、大変でしたけど・・・。

かくして、
僕の理想が実現する事になりました。
僕の店長経験を活かした
東京の居場所。
MONDO GROSSOの活動の拠点。

25歳で
丁度今頃だったかな
20年前の。

いよいよ
次回誕生秘話最終回。

命名に至るまで。

明日、
更新です!
(つづく)