僕は今日も音楽を作る | 沖野修也オフィシャルブログ Powered by Ameba

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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

昨日、
大阪のGRAND CAFEに遊びに行きました。

クラブ・イベントに
DJとしてではなく
一人の客として。

関電前のデモにも参加したし、
実家にも戻っていたので。

大盛況で
安心しました。

大阪、
クラブの営業が大変な事になってるけど、
元気やん!

ところで、
昨日、
大発見が!!

何と、
僕がプロデュースした曲が
かかりまくってたんですよね。

MANO ARRIBAの
YOU CAN MAKE ITに
DJ KAWASAKIの
IT'S YOUR WORLDに
KJMの
FLY FROM EAST NEW VERSIONや
ENDLESS FLIGHT(DJ KAWASAKI REMIX)に
MONDO GROSSOの
TREE,AIR,RAIN ON THE EARTH(NIGHT FIRE CARNIVAL)に
SHUYA OKINOのSTILL IN LOVE・・・。

1曲飛び入りして
KJMの新曲かけたりもしたし・・・。

ライブでは
吉澤はじめfeat. ORANGE PEKOEが
まさかの
I AM WITH YOU!!!!!!!

ま、
弟が関わるパーティーだったってのもあるし、
僕がその場にいたって事もあるんだろうけど、
僕、
ホントに
嬉しくって
感無量だったんです。

自分が手掛けた曲がいっぱいかかったらではないですよ。

オーディエンスの反応に
胸がいっぱいになった。

声を上げて
手を上げて
踊る。
踊る。
そして、
踊る。

そこには
笑顔が溢れ、
犯罪の予感は
微塵もなかった(笑)。

こんなにも
自分が世に送り出して来た
曲が愛されてるなんて・・・。

このメロディー、
どうやって作ったんだろう?

自分自身の能力に
懐疑的になってみたりもして(苦笑)。

昨日
僕が
"改めて"
発見した事は、
僕は
音楽を作る為に産まれて来たのだな
という事。

僕、
DJも頻繁にやってるし、
海外にもしょっちゅう行ってるし、
店のプロデュースもしてるし、
フェスティバルもオーガナイズしてるし、
本も出してるし、
Tシャツのデザインもやってるので
羽振り良さそうに見えますけど、
そんな事ないんですよ。

音楽にまつわる
色んな事に取り組む事で
何とか
成立してるだけ。

CDのセールスなんて
激減してるだけじゃなくて
出してくれるレコード会社を見つけるのも一苦労。
配信にしたって、
アルバム単位ではなくて曲単位で購入できるので
全曲、聴いてもらえてない。

とある調査では
音楽販売が減ってないってデータもあるけど、
それ、一部の人が沢山売ってるか、
細分化され過ぎて個々のセールスが激しく落ちこんでるんじゃないですかね。

勿論、
いつも、
お金を出してまで欲しくなる作品を出さなければ!
とか、
アルバム全曲聴いてもらえる作品を作らねば!
とは
思ってますよ。

売れない事を
他人のせいにしないで。

それでもね。

もう、
僕の好きな音楽に需要はないのかもしれない
とか
お金をかけて(僕はレコード会社から予算を貰うのではなく
自分で出資して曲やアルバムを制作しているので)レコーディングしても
回収できないんじゃないか

不安になるんです。

人間だから。

自信を持って作っても、
格好良過ぎる!から売れないと
門前払いにされたり、
個人的には好きですけど、
結果出せなくて上司に叱られるのイヤなんで
なんて事をレコード会社の人に言われたら、
僕の心も
折れますよ。

自分でリリースする事も考えない訳じゃないけど、
生活を成立する為に色々手を拡げてるのに、
自らが発売元になると、
他の事をストップしなきゃいけないし
逆にリスクが増大するという矛盾にも直面する・・・。

いっそ、
曲をつくるのを止めて
DJプレイで好きな他人の曲を紹介する事に専念しようかと
思う事もあります。
決して後ろ向きの発想ではなくて。

だって、
それがそもそもDJというものですから。

でも、
昨日、
大阪の皆の反応を見て
俄然やる気が出た。

表現者たるもの
自分の頭に浮かんだイマジネーションを形にする
カタルシスもあるから
人からの評価が欲しくて
音楽を作って来た訳じゃないですよ。

だからと言って
人に聴かせないなら、
そもそも
CDにしていないし、
DJで自分の曲もかけない
(時々、CD化しないで、僕のイベントに来ないと聴けないようにしようかなという
誘惑にかられますが)。

作った以上、
人に聴いて欲しいし、
その反応がいいと。
モチベーションが上がるんですよね。

人間だから。

売れるか売れないかは
判らない。

何人の人に支持されるかも
判らない。

それでも、
僕は、
みんなを興奮させる
あるいは幸福にするような曲を作りたい。

僕は
音楽を作る為に産まれて来たのだから・・・。

予算がないなら
協力者に権利を分け与えよう。

時間がないなら
寝ずに頑張ってみよう。

売れないと嘆いていないで
知恵を絞ってみよう。

僕は
今、
凄くシンプルだけど
プリミティヴな衝動に駆られている。

今日も音楽を作るのだ!