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Kyoto Jazz Massive 沖野修也 Official Blog

オタワのギグも無事終了。
お客さんは200人くらいだったけれど、
THE ROOMをちょっとだけ広くした(天井は凄く高かった)クラブだったので
超満員でした。

疲労と睡眠不足とディナーの白ワインに
クラブに着くなり
いきなりテキーラのショットで
かなり
具合の悪い状態でスタート。

実は
地元のDJ(トレバー君)が凄く良くって
(あるとあらゆる音楽を見事にMIXしてました!)、
うかうかしてられなかったのに、
何かイマイチ調子がでない。

僕も
色々かけてはみたものの
どうも、
オーディエンスのヴァイヴが掴みきれず、
悪戦苦闘・・・。

や、やばい。
それは1時間を過ぎた頃だった。

激込みですよ。
なのに、
自分自身が
盛り上がってないというか、何というか・・・。

ひょっとしてお客さんは、
楽しんでたのかなーと思いつつも。

ヒット曲を連発するのに
シアトルのようなリアクションがない事に不安が・・・。

DJブースで立ち尽くしてしまった。
何も思いつかなくなってしまった・・・。



































このままじゃ
ヤバい。









































深呼吸して、
注意深く
フロアの様子を
観察してみる・・・。




































あれ、
凄く楽しそうじゃん!!!
もの凄く激しく踊ってるよ
みんな!!!

そうなんです、
オタワの人はちょっとシャイだったんです。

でも、
一人一人が
ガンガンに踊ってる。

トレバーの啓蒙の効果もあって
好きなジャンルの音楽しか踊らないんじゃなくって
色々な音楽が移り変る様を実に楽しんでいる。

ウォーとか
キャーなんて
歓声は
あげないけど、

みんな
汗だくになって踊ってる。

その光景を眺めていたら。
涙がこみ上げてきた。

初めて会う
彼等。

多分、2度と会う事はないかもしれない。

でも
僕がかける曲で
思いっきりダンスしてる・・・。

僕はなんてラッキーなんだろう。
外国に招かれ
お金までもらって
本当に音楽が好きな人々に
受け入れられているのだ。

僕達の心は一つになっていた。
いかなる言語も必要とせずに・・・。

僕は、DJになった事を改めて
誇りに思った。

そして、
自分はDJになる為に生まれて来た事を確信した。

ジャズ
ハウス
ラテン
ブラジル
ブロークン・ビーツ
アフロ
テクノ
ロック(1曲だけ持って来てました!)
フュージョン
ディスコ・ダブ
ダンス・クラッシックス
ジャパニーズ・ジャズ
ファンク
ソウル
レゲエ
とにかく
持って来た音源をかけまくった。

照明があがってから
1時間、
誰も帰らなかった。

そして
アンコールが
2回あった。

アトランタとも
シアトルとも
違う盛り上がり。

最後は
みんな
遠慮がちに話しかけにブースまで
やって来てくれた。
何ていい人達なんだ。

体調悪いとやっぱり
ダメですね。
勘がにぶるというか・・・。

今日は寝ます。
少しは休めるかな。
明日は移動&オフなんで。