デューン/砂の惑星 日本公開30周年記念特別版 Blu-ray BOX
Amazon(アマゾン)
昨日は、リンチ版デューンの究極試写版を愛でる会を実施。
北区のミニシアター、チュプキタバタを会場にして、劇場版と究極試写版がどれだけ異なるのか検証した。
リンチやデューン大好きさんが集合した熱いイベントに。
今回の「デューンを愛でる会」には、「スター・ウォーズ 」のイベントから参加してくれている高校生くんや、ヴィルヌーブ版の保水スーツのコスプレで参加してくれたタカトー君まで、幅広い方々に参加頂いた。
本当にありがたい。
タカトー君は、クリスナイフや皇帝のナイフまで自作したツワモノ!
タカトーくんのハンドメイドのナイフ達。
上が、リンチ版デューンのクリスナイフ。
真ん中がヴィルヌーブ版。
下が、リンチ版で、皇帝が持っていたナイフ。
ちなみに、シャラメのイラストがあるけど、これはタカトー君の描いたもの。
「ウォンカのチョコレート工場の始まり」でシャラメが来日した際、プレミアに登壇したシャラメに見せたら、「Wao!」と喜んでくれたらしい。
そして、その場でサインをしてくれたという。
イラストの左下にあるのは、正真正銘の本物のサインなのだ。
リンチ版デューンのチラシもあるけど、これには、カイル・マクラクランの直筆サインが入っている。
タカトー君、凄いよ!マジに!
僕は、皆様へのプレゼント用に、毎回恒例の、リンチ版デューンの公開当時に発売された「塗り絵」と、ヴィルヌーブ版パート2のチラシを持参した。
さて、肝心のイベントの中身だが、劇場版と究極試写版の違いの検証で、一番の違いは、なんといっても、これまで男がクイザッツ・ハデラッハになれなかった「理由」が含まれているかどうかだ。
これは、リンチ特有の解釈だから原作にはない。
恐らくヴィルヌーブ版にもない。
リンチの脚本の第6稿までには細かなディテールで存在するものの、第7稿にはギュッと縮小されてしまったエピソードだ。
詳しくは過去の記事に記した。
リンチ版「デューン」で、ポールが生命の水を飲んで、結局どーなったのさ? | 映画復元師シュウさんのブログ (ameblo.jp)
他には、リンチ版のラストの解釈についてだ。
第6稿までは、原作と同じラストだが、7稿では、大きく変わった。
原作原理主義のファンは、リンチのラストに大いに不満を感じたようだ。
ここも詳しくは過去の記事に記した。
なんと!リンチ版デューン続編の幻の”書きかけ”脚本が発見されたぞ! | 映画復元師シュウさんのブログ (ameblo.jp)
これから公開されるヴィルヌーブ版パート2では、ラストがどうなるのか、ポールがどのようにクイザッツ・ハデラッハに至るのか?
興味が尽きない。