
幻のレオンの「ブラックホール・ガン」のシーンを完全再現した。
「ブレードランナー」でボツになったレオンの銃「ブラックホール・ガン」だが、わざわざ完全再現したてみた。
ホールデンの"消失"する様子が克明になったと思う。いかがだろうか?
この銃が登場するのは映画の冒頭で、ブレードランナーのホールデンが、レプリカントのレオンに尋問する場面だ。
その際レオンは、正体を見破られる前に、ホールデンに銃を放ち、深傷を負わせる…という流れだ。
だが本来なら、レオンは特殊な銃を撃つ設定だったのだ。
日本版「シネフェックスvol.2」と「フューチャー・ノアール/メイキング・オブ・ブレードランナー(P.M.サモン著)」には、この銃の生まれた経緯と、なぜ採用されなかったのかが詳しく載っている。
そもそも、この銃のアイディアの発端は、視覚効果アドバイザーのダグラス・トランブルだった。
制作当時、スコット監督は、「レオンに何か特別な銃をもたせたい」と言い出し、そこでトランブルは、とある言葉を思い出した。
「何か思いついたら、その逆を試せ」
これは、「2001年宇宙の旅」の制作時に、トランブルがキューブリックから言われた言葉だった。
そこでトランブルは、ありきたりなレーザー光線の代わりに黒い影が飛び出す事を提案。
撃たれた場所は爆破する代わりに、内側に潰れていく、つまり内側へ吸い込まれていく。
この武器を使えば、死体の無いキレイな「死」を描けるのだ。
そこで銃のデザインは、スティーブン・デインに任された。
デインは、COP357マグナムをベースに、コンパクトな銃を提案した。
※なお、このデインのデザインは、元々はデッカードのブラスターとしてデザインされた。だが没になり、レオンの銃として流用されるハズだった。
スタッフからは、「ブラックホール・ガン」と呼ばれ、順調にこのアイディアは進むかと思われたが、撮影現場では、内容を理解出来ないスタッフばかりで、必要な機材や小道具が調達されず、このアイディアは活かされないまま、通常のCOP357マグナムで、さらには通常のパイロテクニックで撮影されてしまった。(シネフェックスvol.2)
また別の証言では、実験の結果、黒い光線が出るだけなので視覚的に地味だと判断され、ボツになったという。(メイキング・オブ・ブレードランナー)
実は本編にも、黒い光線は痕跡が残っているんだよね。
そこで今回は、今話題の動画生成モデル「MiniMax-H3」を使って、この場面の再現を試みた。
MiniMax-H3は、オープンソースの、自分のPCに組み込んで使うタイプのAIモデル。
seedance2.0並の表現力があって、何度も生成可能で、もちろん無料!
さらには暴力描写や、いわゆるnsfw系の動画まで作れるのだ。
サブスクの生成AIモデルだと弾かれる内容が生成可能なのは本当にありがたい。
今回の動画を良く見ると、ホールデンが撃たれた際には血が飛び散り、腹は真っ赤に染まっているのだ。
制限解除だからこそ生成可能なのである。
今回は、あくまでも「MiniMax-H3」の性能検証が目的だが、満足度は高い。
ぶっちゃけ、一度に30秒の動画生成も可能だ。
これは、seedance2.5並の長時間生成だ。
ただし、一つ非常に大きな問題点がある。
それは、自身のPCの性能に準拠してしまうのだ。
僕のパソコンの構成は以下の通り。
この性能の場合、DVDレベルの画質で、今回は3カット15秒程度の生成が30分程度で生成された。
1カット3秒程度なら5分くらいかな。
生成クオリティはそこそこ良いから、やり直しもそんなになかった。
もちろん高画質での生成も可能だけど、その分、時間はかかる。
現実的なのは、DVDレベルで生成したものを、TOPAZなどのアップコンソフトで画質を引き上げる事かな。
とにかく(電気代は食うが)このクオリティが無料で生成できるのは嬉しい。
調子に乗って今回の再現では、このデインの銃をレオンに持たせてみた。
ちなみに、ブラックホール・ガンは、「ブレードランナー究極試写版」には含めない。
これは単なるお遊びだ。
なぜなら、(究極試写版も含む)映画本編では、ホールデンは死んでいないからだ。
仮にホールデンがブラックホール・ガンで消滅したら、後にブライアントがデッカードに言うセリフ「ホールデンはやられたよ。今はプラグに繋がれている。」と矛盾してしまう。
あと、作ってみて思うのは、ブラックホール・ガンがあまりにも印象的すぎるから、後にデッカードとレオンが格闘する場面で、「なぜブラックホールを使わないのか?」という疑問が絶対に出たと思うのだ。
そもそも、もしブラックホール・ガンでホールデンが死ぬシーンを撮影していたら、後の展開をどうする気だったのか…
新たな謎が立ち上がってしまった。
(結局削除されたが)入院しているホールデンをデッカードが見舞う場面は、撮影すらされなかったかもしれない。
闇が広がるよね~。
なお、レオンの銃を巡る話題は、過去にも取り上げている。
そちらも参照されたし。
https://ameblo.jp/shuwest/entry-12856392897.html
本当に色々あったよなあ😅
ついにビジュアル公開!「ブレードランナー2099」「ニューロマンサー」‼‼
ついに本編ビジュアルが解禁になったAppleTVの「ニューロマンサー 」。
ケイスの頼りない風情や、モリィの姐御感、アーミテージのインチキ上司っぷりなど、見ただけで誰か分かるのは素晴らしい。
しっかりと千葉シティも出てくるし、ケイスの謎の武器「コブラ」も正確にビジュアル化されていて驚いた。
※「コブラ」は、 原作を読んだだけだと、さっぱり分からんちんの武器なんだよね。世界中のファンがリサーチして、実は警棒だったと判明している。詳しくは、過去の記事をご覧あれ。結構笑えます。
ギブスンの原作「ニューロマンサー」の魅力は、なんと言っても充電過剰(スーパーチャージャー)な文体にある。
短いセンテンスに詰め込んだ情報量が凄い。
まるで、士郎正宗の漫画「攻殻機動隊」の欄外の書込みのように、ニューロマンサーも、情報ジャンキー具合が凄まじい。
今回の実写で、どこまでやるのか…

ひとつ懸念があるのは、以前お遊びで、「ニューロマンサー 」の疑似予告を作った時につくづく感じた、ビジュアルがすでに「消費」されつくしているという点。
せめて、実写化が20年前だったらなあ…💦
※ちなみにコレ(↓)は、お遊びで作った予告の「コブラ」。スイッチを押すと、コブラの先端が飛び出し相手に噛みつく😆
先日、予告が公開されたアマプラの「ブレードランナー2099」もしかり。
”ブレードランナー”テイストはオリジナルに近いけど、今回はオリジナルの舞台2019年から80年後の世界でしょ?
それで似たビジュアルってどうなのよ。
個人的にはその「先」の世界が見たいのよ。
※どちらかというと、押井守の「イノセンス」に近いかも??
そういうビジュアルの点では、「ブレードランナー2049」の方が、オリジナルから少しでも変えてやろうという気概を感じたっけ。
賛否あるにしろ、まさか気候変動で雪まで降らせるとはね!
僕は好きだったよ。
主人公をレプリカントにしたことで、オリジナルの「先」を見せてくれたと思うしね。
とはいえ「2099」も、まだティーザー予告だけだし、本編を観ないとなんとも分からない。
オリジナルの「ブレードランナー」も、充電過剰(スーパーチャージャー)な映像による、情報ジャンキーな作品だったから、そこが踏襲されて、少しでも、「見た事ない世界」を示してくれたら…と願うばかりだ。
探偵なかもと危機一髪!
以前から作っていた「探偵わかもと」の最新作!
その名も、「探偵なかもと危機一髪!」です。
「わかもと」ではなく、「なかもと」なんです。
事情は後ほどお伝えするとして、まずはご覧ください。
いかがだろうか?
未来都市を駆け抜ける探偵に、最大の危機が訪れる。
そして、それを助けるのが、宿敵(?)ぽい短髪の男。
まあ、どっかで見たことあるシチュエーションだけどねぇ。
これは、YOUTUBEのショート動画用に編集したバージョンだ。
さらには登場する胃腸薬を、「強力わかも」とではなく、「ダイナミック・ナカモト」に変更している。
なぜこのような措置を講じたのか?
実は、最近僕は、生成AIツールの最大手の一つ、中国のCapCutの公式クリエイタープログラム(CCP)に応募して、認定クリエイターになったからなのだ。(あ、認定といっても、応募すれば大体認定してくれるよ😍)
認定クリエイターになると、生成AIモデルを無料で、それなりの回数生成でき、編集ソフトのプロ版も期間限定で試せるのだ。
ただその代わり、生成した作品を各種SNSに紹介する場合には、必ずCapCutを使用した旨を書いて、宣伝活動にも協力する必要がある。
CatCutのCCPになって、無料で生成を試す方法は、こちらが非常に参考になった。
もちろん色々な条件があるのだが、毎月、生成するための「クレジット」を沢山得るには、投稿した動画がより多くの再生数を稼ぐ必要がある。
そのため、YOUTUBEでは、再生回数が稼ぎやすいショート動画として投稿したわけ。
また、企業名や著作物を使うと評価対象にならないから、「わかもと」ではなく「なかもと」に変更したという次第だ。
CapCutでは、最新の生成AIモデルが色々試せるが、個人的には、一番精度が高いと言われているseedance2.0を試してみた。
実は、先日紹介したファンタジーアニメも、CapCutのccpになって、初めて作った動画なのである。
アニメの動きも良いけど、実写テイストも中々よい。
ただ、なかもとが鉄柱にぶら下がっている”重み”が全く感じられないんだよね。
この辺の表現は、プロンプト次第なのかな?
ロイ・バッティみたいな男も良い感じ。
ただし、プロンプトでは「日本人」「名前はキノシタ」と伝えたんだけどね~😅
CapCutのseedance2.0だと、最長15秒までの動画を生成可能。
そこで、プロンプトの指示で、カットを4つに割って、10秒で生成してみることもやってみた。
流れとしては・・・
①(3秒)なかもとの手が鉄柱から滑った瞬間、素早く手をつかむ短髪の男キノシタ。
カメラアングルは、なかもとの手のクローズアップで固定。
②(4秒)なかもととキノシタの様子。
カメラアングルは、2人を俯瞰から全体を捉える。
③(1.5秒)なかもとを引き上げるキノシタの必死な表情。
カメラアングルはキノシタのクローズアップ。
④(1.5秒)キノシタに引き上げっれているなかもとの、驚くような表情。
カメラアングルはなかもとのクローズアップ。
残念ながらなかもとのカットは、その前に生成した鉄柱をぶら下がった内容がそのまんまだった。
そこで、編集段階で削除した。
さらには、キノシタの長いセリフは、丸々15秒で生成。
ちゃんと日本語に聞こえ、口の動きも日本語だった。
とは言え、「胃もたれの連続だろう」が「気もたれの連続だろう」に聞こえたり、いくつか変な部分があったから、部分的に生成し直し、その”カット繋ぎ”の部分を、なかもとの驚いた表情をインサートしてごまかした。
最後は、電光掲示板にゲイシャガールを登場させたかったので、なかもととキノシタがハグする背景に、電光掲示板がある設定。
これを5秒間のラストカットとして生成した。
参考用にキャラクターの静止画を、ゲイシャ、なかもと、キノシタ、それぞれを用意してseedanceに読み込ませた。
そして、細かなプロンプトで動きや構図を指示したんだけど、非常に満足のいく結果となった。
ちなみに薬瓶については、nano bananaで静止画を生成して、テロップと共に編集で足した。
興味深いのは、別の生成モデルVeo3でも、同じ静止画を読み込ませて、同じ内容のプロンプトで試してみたんだけど…。
その結果がこれ。
生成モデルの個性とでもいうのか、なかなか興味深い結果で面白いよね。
ゲイシャガールが、まったく別人になってしまったのが残念である😅
これも悪くはないんだけどね。



































