甲子園に棲む魔物 | 修三郎のジャイアンツ兄さんブログ

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2024年、俺も「新風」を吹かせるぞ!

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 ◆阪神4―4巨人=9回規定により引き分け=(23日・甲子園) 巨人が守りのミス続出という痛恨の引き分けで、2位・中日とのゲーム差を3・5に広げられた。先発・西村が3点リードの6回途中に1失点して降板。8回には、2点打を4回に放っていたフィールズの適時打で再び3点差としたが、直後に金刃とアルバラデホで3長短打を浴びて2点を失った。9回はイニングまたぎとなった守護神・久保が鳥谷に同点打を許し、今季9度目のドロー。残り21試合、G党は信じている。

 あきれた表情で、原監督は三塁ベンチを飛び出した。3点リードの8回、左打者・鳥谷対策で送り出した金刃が三塁打を許し、たまらずアルバラデホにスイッチした。だが、右の新井貴、マートンに適時打を許して、2人で1死しか奪えずに2失点。逃げ切りを図ったチームの勢いを止め、ドローを呼んでしまった。

 試合後の会見で、指揮官は残念そうに言った。「もう少しできる人たちだと思いますけど、力の半分も出していないでしょう」。開幕直後は中継ぎとして結果を出し、一時は先発も任された金刃は、1ボールから内角にストライクを取りに行ったボールを痛打された。抑え候補だったアルバラデホも真ん中の直球を新井貴に打たれ、相変わらずのモーションの大きさで続くブラゼルの打席で、今季4盗塁と決して足の速くない相手4番に、余裕で二盗を決められてピンチを広げた。

 勝利の方程式『山口→久保』につなぐセットアッパーが足りない中、2人が早く一本立ちしなくては逆転優勝はない。先発・西村が2点リードの6回1死一、二塁のピンチを作り、本来なら金刃やアルバラデホがしのがなくてはいけないが、指揮官が選択したのは山口だった。そして1回2/3を完全リリーフ。せめて8回1イニングを2人で…と期待して送り出したが、アルバラデホがマートンに1点差に迫られる適時打を許して降板。守護神・久保が8回1死二塁から2者連続三振も、イニングまたぎとなった9回に力尽きた。すでに試合時間は3時間半を過ぎており、勝ちは消えた。

 苦手の能見を攻略し、3点を先行した。“勝てた試合”と言っていいだろう。原監督は当然のように、今季18度目のセーブ機会で初めて失敗した右腕を責めることはしなかった。「追いつかれたのは本意ではないでしょうけど、1点で抑えた。ずっと頑張ってきているし。できれば9回1イニングに集中させたかった」と、やはり8回の2人を責めた。川口投手総合コーチも「山口を早く出せばそれだけリスクがある。いい投手と悪い投手の差が大きすぎる。あの辺が今のウチの弱さ」と頭を抱えた。

 残り試合数が減っていく中でのデッドヒートに、指揮官は「技術だけではなく、ここからは気持ち。自分を計れるいい機会」と話していた。それが、4回にはラミレスが左中間の飛球に追いつけず失策。6回は併殺を焦った坂本がゴロを後逸と守備面でのミスが相次いだ。首位ヤクルトとは6ゲーム差に縮まったが、2位の中日とは3・5差に広がった。振り返れば4位・阪神がいる。もう、つまらないミスは許されない。(スポーツ報知)


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おはようございます。


勝てる試合を「落とした」に等しい昨日のドロー劇・・最後は、ほぼサヨナラの雰囲気が充満していた甲子園だったが、それだけはどうにか食い止めた。


「甲子園には魔物が棲む」・・・昔から言われ続けていることだ。一時は4-1まで引き離した試合展開だったが、甲子園に関しては3点差なんて決して「セーフティーリード」とは言えない。そのことを、昨年3試合現地に出かけていってイヤというほど思い知らされた。


「もう少し出来る人たち」がミスをする・・「魔物」の所為という訳ではあるまいが、やっぱり「魔物が棲む」としか説明のしようがない。しかし、その魔物に打ち勝つもの、つまり甲子園で活躍できる者こそ「真の『強い』選手」という事が出来るのではないだろうか。あの、独特の雰囲気をむしろ「楽しめる」選手でなければ、「伝統の一戦」の舞台に立つ資格すらない、そう感じるのだ。


今年の甲子園での試合も残り2つ・・目の前の相手に勝つために「魔物」に勝たねばならない、厄介な球場と言えるのだが、それをしないことには、わがジャイアンツに光明が差さない事も事実だ。


そういう舞台だから、この球場での観戦はすごくワクワクする。昨日は、私が仲良くさせていただいているブロガーさん、アメンバーさんが多数参戦されていたようで、勝敗云々を抜きにして、あの雰囲気を味わえただけでもよかったのではないかな。そして、残念ながら昨日は引き分けてしまったけれど、「魔物」に打ち勝って試合に勝利したらもっと楽しいですよ、と蛇足ながら付け加えさせていただきたい。


もうひとつ観戦のヒントを・・甲子園は「大きい」球場だけど、決して「広い」球場ではないということを頭の片隅に入れておいてはいかがだろうか。



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