「投げ負けた」という事実だけが残った | 修三郎のジャイアンツ兄さんブログ

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2024年、俺も「新風」を吹かせるぞ!

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 ◆巨人1―2阪神(24日・東京ドーム) ラミレスが伝統の一戦で通算350本塁打を放った。1点を追う4回1死からバックスクリーン左へ14号ソロ。9日の横浜戦(長野)以来15日ぶりの一発が、プロ野球26人目、外国人では史上3人目のメモリアル弾になった。Gキラー左腕・能見からの一撃だったが、得点はこの1点だけ。先発・内海が3安打完投もソロ2発を浴びて4敗目。チームは勝率5割に逆戻りとなった。

 立っていられなかった。打球の行き先はすぐに分かった。内海は両手を膝に当て、右翼席を振り返った。1―1で迎えた8回1死。金本への2球目だった。甘く入ったスライダーはあっという間に視界から消えた。左膝が崩れ落ちた。「しょうもないピッチングをして申し訳ない」。悔しさで言葉は出てこなかった。

 またも宿敵・能見が立ちはだかった。09年から6度目の対戦で4敗目。1度も勝っていない。9回を投げきり、許したのは能見より少ない3安打だけだったが、2発を浴びた。平野に先制弾、そして金本に決勝弾。能見との投げ合いだっただけに「絶対に勝たないといけない試合。ホームランを打たれてはいけなかった」と唇をかんだ。原監督も「2球の失投を見逃されなかったということでしょうね」。結果として出た詰めの甘さが両エース左腕の違いだった。

 言い訳はしない。言葉じゃなく野球で見せることが信条だ。昨季は20勝を目標に掲げながら11勝止まり。「言うのは簡単。プレーで見せないといけない。『エース』というものも、目指すものじゃなく周りが言ってくれるもの」。練習は試合開始の6時間も前、まだ人がまばらな静けさの中で黙々と始める。相手エースに投げ勝つ姿を自分の“言葉”にしたかった。

 ハーラートップはバリントンに並ばれ、チームは再び5割に逆戻り。打線も13三振で、ラミレスの一発による1点のみ。今季100試合目でもどかしい1点差負け。終盤にさしかかった大事な一戦で、また能見にやられた。6月26日に09年から続いていた連敗を8で止めた天敵Gキラーに、再び連敗。「多く打席に立っている連中が何とかしないとね。ここまでもう来ているわけだから」と指揮官。エースが投げ合いに勝ち、打線がエースを打ち崩さない限り、優勝は見えてこない。


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 記念の一打も研究と経験が凝縮されていた。1点を追う4回1死。ラミレスは能見の低めのフォークを読み切り、思い切り踏み込んだ。ボールはバックスクリーン左に飛び込んだ。14号ソロは日本通算350号。「フォークは彼にとっていい球だったと思うけど、それを打てて良かった。なかなか失投がない投手だから」。相手の得意球を狙いすまし、強振した。記念の花束を手に、主砲は本拠地の大歓声に応えた。

 11年の努力の結晶だった。01年に米大リーグのインディアンスからヤクルトに移籍。ラミレスは日本で簡単に活躍できるものと思っていた。だが、「メジャーの投手と日本の投手では球種の数が全然違う。米国では1人3つあれば十分。でも日本の投手は3つ以上、普通にある」とレベルの高さに驚いた。三振も多く、1年目に132三振を喫し、2年目も146三振。苦しんだ。1年でお金を稼いで米国に帰ろうとしていた考えを改め、日本の投手の研究を始めた。

 トレーナーや通訳らが遠征先のホテルの部屋に入ると、必ず、対戦相手のDVDが流れている。ラミレスが研究熱心になったのは、打てなかった1年目の悔しさからだ。転機は3年目。投手だけでなく、捕手のリードのパターンを勉強すると打撃が進化し、03年に40本塁打。初の本塁打王のタイトルを獲得し、以降8年連続で100打点以上をマークしてきた。

 シーズンで放った350本の中で最も印象に残っているのは「ダルビッシュから打った1本だね」。08年6月11日の日本ハム戦(札幌D)、1―0で勝利した試合。3つ以上変化球を持ち、精度の高い球を投げるダルビッシュは「日本でイチバン」と認める。4番として勝利に貢献したことにも価値があった。たくさんの球種を駆使する剛腕から打てたことも大きかった。

 他の3打席が三振だったこともあり、まだ本調子とはいえない。原監督も「ちょっと三振の形が良くないけれど、バットが振れるようになってスイングが鋭くなってきているね」と指摘をしながらも復調を喜んだ。勝率が5割に戻る敗戦で記念のアーチは空砲に終わったが、4番の脅威を感じさせる一打だった。(以上、スポーツ報知)


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おはようございます。


・・内海はよく投げた。立派に試合を作った。これ以上何を責められることがあるだろうか。


しかし、天敵・能見にまたも「投げ負けた」という事実だけが残ってしまった。


「エース」と呼ばれるべき投手は、やはり相手投手よりも先に点を与えてはいけないだろうし、ロースコアの試合展開で気をつけるべきは、失投による一発なのだ。


そういう意味では、内海はまた前回と同じ失敗をしてしまったと言わざるを得ない。チェンや能見の力投は内海が引き出していると言えなくもないのだから。


20勝を目指すのであれば、落としてはいけない試合だった・・・でも、内海は腐らずに投げ続けることだ。頑張っていれば、必ず誰かが助けてくれる。そう信じていて欲しい。


ラミちゃんの350HRは立派な記録だ・・日本の野球と真面目に向き合って築いた結果だから、心から拍手を送ろう。

しかし、それ以外の打席の内容は良くなかった・・まだまだベストな状態とは言えないのかもしれない。それでも今のジャイアンツにあって「4番」として適任なのは誰あろうラミちゃんだ。ラミちゃんがその圧倒的な「存在感」が相手にとって驚異なのは変わることはない。昨日も書いたけど、ラミちゃんの真骨頂は「勝負強さ」と「存在感」なのだから。


エースと4番がキッチリ仕事をしても勝てないのが野球・・昨日に関しては相手を称えるしか仕方がないが、そろそろ相手を称えてばかりもいられなくなる。次は同じ失敗は許されない。次の同じ失敗は自らの心に「秋風」を吹かせる事になってしまう。そろそろ、そういう危機感を持つべきだろう。



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