悔しさを胸に秘め | 修三郎のジャイアンツ兄さんブログ

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2024年、俺も「新風」を吹かせるぞ!

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 ◆巨人3―2ヤクルト(19日・東京ドーム) 沢村が41日ぶりに勝った。丸刈りにして初めて臨んだマウンドで、先制点を許さず、7回1/3を1失点。長野の先制打、小笠原5号ソロ、原監督の執念継投もあって、6勝目。ヤクルトとの首位攻防戦「第1ラウンド」を1点差で制し、連敗を止めて再び勝率5割。首位とは5ゲーム差となった。

 喜びと悔しさが交差した。沢村は笑顔を見せなかった。8回無死一塁でマウンドを譲った非力さをかみしめた。それでも7回0/3を8安打1失点。7月9日の広島戦(東京D)以来、41日ぶりの6勝目を手に「阿部さんが丸刈りにしてホームランを量産しているので、僕も丸刈りにして、勝たないといけないと思った。8月に入って、しょうもないピッチングをしてたけど、野手のみなさんに支えてもらって、本当に感謝しています」。お立ち台で、帽子に隠れた丸めた頭をぺこりと下げた。

 12日の広島戦(東京D)で9敗目を喫した直後、自分の意思で頭にバリカンを入れた。この1週間、勝つことだけを考え、前夜(18日)には、昨年10月のドラフト会議の映像を見た。あこがれの巨人に指名され、涙した自分の姿が、目に飛び込んできた。ハッとした。「何を求められて入ってきたのか、何を必要とされているのか」。原点に立ち返れた気がした。「やっぱり勝つことだと思った。勝ってみんなに恩返ししないといけない」

 直球を武器に、プロの世界に飛び込んできたはずだ。この1週間、何度も自分のフォームを見返した。変化球に頼りすぎていた考えも改めた。この日、実松と初バッテリーを組み、直球で押した。最速は149キロ止まりだった。しかし、球速以上に勢いがあった。神経を研ぎ澄ませた指先で、しっかりとボールを押し出すことができた。2回先頭の畠山には、だから、ど真ん中の直球でも空振り三振を奪えた。自分の直球の力を信じ、白星をたぐりよせた。

相手先発・村中とは、3度目の投げ合いだった。これまで2戦2敗。対ヤクルトも3戦3敗。流れを変えることに必死だった。「3度も負けるわけにはいかない。勝つまでは、お酒を飲みません」。酒に頼っていたわけではないが、小さなことでも何か変えたかった。4戦連続で2回以内に失点していたが、この日は立ち上がりからマウンドを降りるまで、スコアボードに「0」を並べた。

 首位攻防第1ラウンドを制し、勝率を再び5割に戻した。ゲーム差は5に。監督通算599勝となった原監督は「自分の中でコントロール出来ている投球。いいピッチングをすれば勝ち星は来るわけですし、負けがつけば、投手は過酷ではあるけど、原因はある。いい形で次につながる1勝になれば」。価値ある白星をたたえた。

 ウイニングボールは、手にしてすぐ観客席に投げ込んだ。6勝9敗。負けが3つ先行している。「勝ってナンボ。まだまだチームに貢献していないので、しっかり足元を見て、謙虚に頑張っていきたい」。高い壁は乗り越えたが、喜ぶのはまだ先だ。

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 表情は緩むことなく、小笠原は1つずつ言葉を選んだ。歓喜に沸いたヒーローインタビューを終え、静かなベンチ裏の記者会見場。常に求める「勝利に貢献する一打」を5号ソロで放ったが「うまく打てたと思いますが、それよりも今日に限らず、継続的にどんな形でもいいので勝利に貢献したい。1試合勝つことが大変ですから」と自分の打撃のことは二の次。チームが手にした1勝の大きさをかみしめていた。

 感触は十分だった。小笠原の打球は、一瞬で右中間席に飛び込んでいった。1点リードの2回1死。村中のカウント2ボールからの直球をとらえた。7月まで1本塁打だった男が、8月に入って4本目のアーチ。原監督も「打球方向が良くなってきているよね」。4回2死の左飛の内容などを含め、打球の質の変化に状態の良さを改めて確認した。

 チームをずっと支えてきたガッツでも、特別扱いされないのが今のチーム状況。前日(18日)の中日戦(ナゴヤD)では先発を外れた。指揮官は「別に不思議なことではない。チーム最善策の中で用兵したということです」と言い切った。状態が良いこともあり、小笠原の中で悔しさはあったはずだ。

 それでも、チーム屈指の“気遣いの男”は、雰囲気を悪くしないように、明るく振る舞った。先発落ちを気にした球団スタッフから「ガッツ、どこか悪いのか?」と聞かれると「どこも悪くありませんよ。悪いのは頭と顔だけです」と自虐的に笑いを誘い、その場を和ませたという。失った信頼はバットで取り戻すしかない。

 お立ち台で並んだ沢村について「彼が頑張ったから、こういう結果になった。何とかしようとする姿勢はいつもあったからね」と好投をねぎらった。「貢献」という同じ志を持つ新人とベテランが、これからの巻き返しを固く誓った。(以上、スポーツ報知)


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おはようございます。


澤村と小笠原、この2人は悔しさを胸に秘めて昨日の試合に臨んでいただろう。


いいピッチングをしても勝ち星がつかない・・それには必ず原因がある。相手投手が自分より良かったとか、逆に自分の方が根負けしたとか、勝負どころで失投しかとか。今年の澤村は全てが経験、全てが勉強だ。おそらく学生時代には、そこまで感じなかったであろう「1勝の重み」を噛み締めていって欲しい。そうすれば、もっと1球1球に集中出来るはずだし、「独り相撲」なんて場面もなくなるはずだ。

「勝つために必要なもの」・・澤村はそれが何かを貪欲に追求していくことだ。一番は「勝ちたい」という執念やこだわりだが、それだけでは足りない。では自分に足りないものは何か。もっともっと考えていかなければなるまい。それは、丸坊主にしただけではわからないだろう。



私がナゴヤドームに出かけていった一昨日、試合前のガッツは妙にリラックスしていた・・打撃練習もそこそこに、普段やらないようなセカンドやレフトの守備練習をしたりして努めて明るく振舞っているかのようだった・・そして、フタを開けてみれば「ベンチスタート」、今のジャイアンツはガッツといえども特別扱いされないという厳しい現実をまざまざと見せつけられた気がした。


そんなガッツが打った一発は、まさに「意地の一打」だっただろう。前半戦の不振で失ってしまった「不動のレギュラー」の座・・もはや「スタメン8番」が屈辱だなんて言っていられない状況。悔しかったら再び実力でクリーンアップを勝ち取れ・・ガッツにはまだまだそれが出来るはずだ。それが果たせれば、チームに貯金が出来る、ツバメを捉えられる、そう思っている。



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