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◆横浜7─6巨人(29日・横浜) ガッツが通算2000安打へラストスパートをかけた。巨人・小笠原が横浜戦(横浜)で、19打席ぶりの安打を放つなど、今季初の猛打賞。大台到達まであと3本に迫った。早ければ30日の横浜戦(同)で達成する。チームは坂本の4安打など今季最多の15安打と打線がつながりを見せたが、投手陣が5点リードを守れず、逆転負けで4連敗。借金は今季最多の3となった。
仲間の喜ぶ顔とガッツポーズが目に飛び込んできた。5試合、19打席ぶりの安打を放ち、一塁に到達した小笠原は何度も手をあげて、三塁ベンチへ視線を送った。「みんなが喜んでくれていた。うれしかったですよ」。3回2死一塁。田中の外角直球を逆らわずに左前へ運んだ。ナイン全員の祝福に思わず安どの笑みがこぼれた。
4月15日の広島戦(マツダ)以来、34打席、外野への安打はなかった。「(ヒットが)出る時はこんなものです」と不振がウソだったかのように4回2死一塁で右前安打、6回2死一塁から二塁内野安打と、次々にヒットが飛び出し、広島・石井に並ぶ現役最多タイの164回目の猛打賞。ガッツの復調に原監督も「打線がいい形になってきている。流れという意味でね」と3試合ぶりに適時打をマークし、今季最多の15安打を放った打線に収穫を見た。
不振の時だからこそ、いつも明るく振る舞った。「無理をしてやっていたつもりはないけど、僕が下を向いてはいけない」と苦しんでいるにもかかわらず、笑顔を絶やさなかった。準備運動の時、落ち込む姿を見せないように、通常は坂本ら若手が先頭に立つところを自らが率先してリードし、声を出した。チームの主将として、何よりもチームの和を大事にした。
2000安打へ残り3本とし、早ければ30日の記録達成の可能性も出てきた。実現すれば1732試合での大台到達となり、川上哲治、長嶋茂雄に次ぐ、歴代3位のスピード記録となる。しかし、ガッツの頭の中はチームのことだけだ。4連敗の責任を感じ「これまで散々、迷惑をかけてきた。過ぎたことは取り返せないけど、しっかりとやっていきたい」と巻き返しを誓っていた。(スポーツ報知)
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おはようございます。
昨日は投手陣が崩壊して逆転負け・・上手くいかない時ってこんなもんだ。
でも、嘆いてばかりでは前へ進めない。敗戦の中でも明るい兆しが見えたことをよしとして、今日の試合に期待したいものだ。
明るい兆し・・ガッツ小笠原がようやく目覚めた。「打てるときはこんなもの」まさにその通りで、そこに行き着くまでにちょっと時間がかかってしまっただけなのだ。
そうは言っても、その間にチームの成績は急降下・・その責任を感じて更に調子を崩してしまうという「負のスパイラル」にはまっていってしまったのだ。
ガッツに調子が戻れば、おのずとチームが元気になる・・2008年がそうだったではないか。
慎之助の離脱による主将代理、東京ドームが使用できず地方遠征が続く試合日程・・プロとはいえ、タイガースのあの「死のロード」に匹敵する状況のなかで試合をするというのは容易な事ではない。ゆえにこの成績も致し方ない。
もちろん、5回持たなかった先発のゴンザレス、リードを守れなかったリリーフ陣と反省すべき点はあるが、関東に戻って打線に活気が出てきたことを前向きに捉えれば、未来は決して暗くないだろう。
2000本安打まであと3本・・・ガッツの2000本目はきっと我々の「心まで打つ」一打になるだろう。これまでの苦労を思えば一層そう思えてならない。
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