桜デート③ | 私をおかしいと言ったあなたへ

私をおかしいと言ったあなたへ

夫に対する愛情が冷めてしまった私の日記。

コメントへの返信は気紛れです。

 少し前まで明るかったけれど、お喋りしていたら辺りはすっかり暗くなった。彼の胸に顔を埋めて甘えるのが好き。それだけじゃ足りなくなるのはわかってる。私を起こして男の人の目で見つめられた。恥ずかしいから目をつむる。優しいのがだんだん濃密になった。そのまま座席を倒され足の方に手が。こんなことされたら。気持ちいいところを下着越しにさわさわしてきた。もっとして欲しいけど言えない。何の仕切りも目隠しもないコンビニの駐車場で、眼の前には塀を通して一軒家がある。一階は明かりが点いているので在宅は間違いない。暗くて見えないとは思うけれど、電気を消して二階の窓からこっそりこっちの気配を伺っていたら。だけどそんなことどうでも良かった。このまま事を深めるかどうかは二人の成行任せ。弱点を攻めてみる。続けたら「我慢出来なくなるから」と制するかと思ったがその様子はない。ズボンの上からでも硬くなっているのがわかった。ベルトがなかなか外せない。こんなに手古摺っているんだから自分で外してくれたらいいのに。やっと緩められた。さっきからもうすぐにでもいきそうと言っている。慌てて彼の上に跨る。駄目と言ってもそうは出来ない彼。出た直後、諦めない私の中に入り刺激してくれた。安定剤はなくても痕跡があればもらったのと同じことだ。角度がずれた瞬間痛みが走ったが、狭い空間で無茶なことをしているのだから当然だろう。

 別れる前。

「そうだ、ちゃんと言ってなかった。お弁当ご馳走様でした。有難う。」

 彼はとても優しい。