良かれと思って…
なんだろうけど、こういうの悲しいな
8畳2間に犬164頭と人間が暮らす最大級の多頭飼育崩壊 1頭の捨て犬を飼い始めたのがきっかけ
(幸せに2頭くらい…ならいいのだが…)
島根県の一般家庭で
多頭飼育崩壊が起こっていたとのニュース。
8畳2間に160匹以上
エサも全員にいきわたっていなかったよう…
キッカケは1匹の捨て犬を
保護したことらしい。
優しい人なのだろう
しかし、拾った犬が妊娠・出産…
ドンドン増えていってしまい、
保健所に相談すると殺処分されると思い、
ここまでになってしまったということらしい
去勢の知識などもあったらしいが、
資金が追い付かず…
とのことらしい。
悲しい…
キッカケが優しさだっただけに、
さらに悲しい結果だ…
1頭飼うだけでも大変だが、
これが増えていってしまうと、
面倒をみれなくなってしまう。
目が行き届かなくなってしまう。
仕事でも同じことが起こる。
1つ1つの仕事は経験もあり、
問題なく完了していくことができるが、
重なると途端に難しくなる
人間、シングルタスク状態で
仕事を進めている時よりも、
マルチタスクで進めている時は
効率が大幅に落ちる
TOC研修の中で
「マルチタスクゲーム」という
シングルタスクとマルチタスクで
どのくらい効率が落ちるか実験する
簡単なゲームをやっている。
結果は想像の通り、
シングルタスク状態でやった方が、
かかる時間は半分以下となる
しかも出来も良い
忙しい時、大変な時というのは、
仕事が重なっているマルチタスク状態
になっているのではないだろうか
今回の多頭飼育崩壊の家も、
1頭だけなら愛情を注いで飼育できただろう。
しかし、多頭になり、仕事で言う
マルチタスク状態になってしまった
良かれと思って拾ったことが、
(恐らく)良かれと思って去勢しなかったことが、
マルチタスク状態を招いてしまった。
仕事も引き受ける時には
良かれと思って引き受けているだろう。
(無理に押し付けられる時以外は)
しかし結果的にはマルチタスク状態になり、
仕事が遅くなる、結果があまり良いものにならない
などの弊害が生じてくるだろう。
そんな時には、一度新規の仕事をストップし、
1つ1つ仕事を完了させていくのが一番だ。
いわゆる投入制限。
最大のパフォーマンスを、
早く挙げるためにも、
マルチタスク状態を解消するための
投入制限を考えよう
多頭飼育の犬達も、
1頭1頭引き取り先が見つかるといいな。
最後まで読んでくれてありがとう
vol.919
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