詩人じゃなくて会計士♪谷川俊太郎の日常

福井県かけだし公認会計士改め、有名人と同姓同名の公認会計士谷川俊太郎が日々考えていることなどを綴る日記です。


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こんばんは!

経営戦略と戦略会計で会社を変える、FSAコンサルティング株式会社社長の谷川俊太郎です。

 

今日は水曜日ですね。では、【他社戦略】更新していきます!今日はこの戦略、上手くいくのかな?の検討です。

 

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【記事要約(平成29年10月13日 日経MJ P3 より】

 

ペリペリ開けたら即陳列――。人手不足に悩む小売店に段ボール箱が救いの手を差し伸べている。段ボール大手レンゴーが開発した、そのまま棚に置ける「次世代段ボール」がディスカウントストアなどで採用が進む。陳列を前提とした外観やデザインを採用することで、見栄えへのこだわりが強い店舗で浸透し、販売増に貢献し始めた。お店の黒子から表舞台でキラリと光る名脇役へ、段ボールが鮮やかな転身を遂げている。

 

東京都板橋区の商店街にあるディスカウントストア「ビッグ・エー板橋大山店」。店頭に並ぶ飲料や加工食品、日用品の大半が段ボール箱に入ったまま棚に並ぶ。

 

輸送やブル流で使う一般的な段ボールと異なり、デザインや色は商品ごとに特別に作りこんだものだ。中に入っている商品のパッケージと合うよう、箱の下部に商品ロゴやキャッチコピーを大きく印刷するなどの工夫が凝らされている。側面や上部にはミシン目が入っており、手で簡単に開けられる。店員は運ばれてきた段ボールを開封し、そのまま棚に並べれば良い。

 

ビッグ・エーが使っている新型ケースはレンゴーが製造した「RSDP(レンゴー・スマート・ディスプレー・パッケージング)」。2013年に飲料メーカーなどと共同で開発に着手し、今では大手飲料メーカーや食品会社灘尾1800社以上が採用する。

 

同店ではRSDPの導入で、ケースの開封にかかっていた時間は従来の4分の1に減った。「経験の浅いて人にも陳列作業を任せやすい」(商品本部シニアディビジョナルマネジャーチームリーダーの小松氏)ため、陳列作業に携わる店員も3人から2人に減らした。

 

ビッグ・エーに限らず小売店の人手不足は深刻だ。特に深夜のアルバイトなどは確保しにくく、陳列や倉庫内作業など接客以外の業務を限られた人数で行う必要がある。


(記事要約終わり)
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陳列作業、やったことはありませんが、大変そうですね。キレイに並べなければいけませんし、間違って並べてやり直しなどなったら時間がかかって仕方ありません。経験の浅い店員さんに任せられないというのも納得です。とはいえ、現在は人手不足の時代。陳列作業の人員が不足するケースはこれからドンドン増えてくるでしょう。早朝とか、深夜の作業は敬遠されがちですしね。

 

レンゴーさんは直接ディスカウントストアさんに商品を納めているわけではないですが、レンゴーさんのお客様(食品メーカーさんなど)のお客様(ディスカウントストアなど)のお困りごとをレンゴーさんの商品で解決することで、自社の商品を売れるようにしているんですね。自社や自社のお客様だけではなく、その先まで見ていて、素晴らしいなと思います!

 

では、今回注目した点は以下のことです。


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【記事で特に注目した点】
お客様のお客様のお困りごと解決が自社に利益を生んでいる点
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<注目した背景>

 

今回これに注目した背景は「B to B」のビジネスを考えた場合の、「顧客」の考え方、「BBCフロー」からです。

※例によって佐藤義典先生の本から考え方を借りています。 分かりにくかったら、本を読んでみて下さいね。

 

BBCフローの解説 

 

「B to B」というのは、「Business to Business (ビジネス to ビジネス)」の略で、「法人顧客対象のビジネス」ということです。一般消費者ではなく、「調味料を飲食店に売る」など、一般消費者ではないお客様を相手にしている場合ですね。幅広くあると思います。

 

この場合の「顧客」を考えた場合、当然自社の調味料を買ってもらう相手ですよね。相手も法人(若しくは事業をやっている人)です。ここで、一般的なマーケティング論は「B to B」の場合役に立たないと思いがちです。なぜなら、一般的なマーケティング論は一般消費者を例に書かれていることが多いからです。

 

ですが、実はそうではありません。簡単なことですが、飲食店はその調味料が欲しくて買うわけではないからです。本当に欲しいのはその調味料を使ってできる「飲食店のお客様が注文してくれる料理」ですよね。お客様は「モノ」を欲しがっているのではなく、その「モノ」から得られる「何かいいこと」を買っているということです。

 

簡単に言ってしまえば、お客様(飲食店)は、そのお客様(一般消費者)に注文してもらえ、自社の売上をあげられる商品が欲しいということです。だったら、一般消費者が喜ばせられる商品ならば、必然的にお客様(飲食店)も喜ぶということです。

 

     B             B             C
(調味料製造会社)    (飲食店)        (消費者)

調味料が売れる   ← 調味料を注文する ← 料理を注文する

 

こんな流れですので、最後のC(消費者)を喜ばせられれば、最初のB(調味料製造会社)も商品が売れるというわけです。つまり、最終的なお客様は大概「一般消費者」ですので、「一般消費者」に買ってもらうことを考えることは、「B to B」でも大事ということですね。佐藤義典先生は「BBCフロー」と呼ばれています。

 

ちなみに、これは佐藤義典先生の中で独立した理論ではなく、「戦略BASiCS」の理論の中のC(顧客)を考えた場合の一部の考え方です。ですが、これだけでも分かりやすいので、BBCフローだけ紹介させてもらっています。

 

是非BBCフローで自分のお客様を考えてみて下さい

 

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今回は久々、BBCフローです!このBBCフローを知ると、一般的なマーケティング戦略がB to Bの会社さんでも有効になる、素晴らしいツールです!このツールで見てみると、今回のレンゴーさんのやり方が理にかなっているな、と感じることができます。ちょっと見てみましょう。

 

   B              B              B              C
 (レンゴー)       (食品メーカー)       (小売店)         (消費者)

ダンボールが売れる ← 商品が沢山売れる ← 人手を掛けずにすむ   安く買える

 

このような感じでしょうか?最後はC(一般消費者)の方は安く買えますので、小売店に行きます。小売店は陳列に手間をかけずに済むので、安く売ることができます。安く売ってくれるお店にはお客様が沢山来て買ってくれるでしょう。結果、食品メーカーの商品が売れます。そして、その陳列の手間を省いているのがレンゴーさんのダンボールです。陳列の手間を省くという、レンゴーさんのお客様(食品メーカー)のお客様(小売店)のお困りごとを解決するから、食品メーカーさんの商品が売れますし、結果レンゴーさんのダンボールが売れます。いい関係性になっていますよね。

 

引用はしていませんが、実はこのようなダンボールは10年ほど前からすでにあったそうです。ですが、陳列時の見栄えを重視して、あまり普及していなかったそうです。ちょっと出すのが早かったということですかね。10年ほど前というと、就職氷河期と言われていた時代でしょう。その時代は人手不足というのは、あまりなかったのでしょう。だからこそ、人手をかけてでも見栄えを重視していたのでしょうね。商品を出したのが早かったのかな?という気がします。しかし、人手不足になってきた今を見逃さず、商品を出したので売れてきているのですね。

 

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【会計的な効果】

会計的な効果ですが、これはレンゴーさんにとっては粗利益の改善になるでしょう。粗利益とは、

 

売上単価(P)-変動費(V)=粗利益(M)です。

※括弧内のアルファベットはMQ会計用語です。知りたい方はMGに参加してみてください!

 

今回のレンゴーさんのダンボール、当然通常のダンボールよりも高単価商品でしょう。高単価商品ということは、たとえ粗利益率が同じだったとしても、会社の粗利益額が増加するということです。例を出すと、1個100円で販売していたダンボール(変動費は40円、粗利益率60%)が月に1,000個売れていたとすると、月の粗利益合計額は以下のようになります。

 

(100円-40円)×1,000個=60,000円(粗利益合計額)

 

仮に今回のレンゴーさんの陳列が簡単なダンボールだと1.5倍の値段で売れるとします。粗利益率は同じ(60%)だとすると、変動費は60円になります。同じ1,000個売れたとすると、粗利益合計額は

 

(150円-60円)×1,000個=90,000円(粗利益合計額)

 

となります。先ほどより30,000円多いですね。この部分がレンゴーさんの利益増加となります。

 

このように、今回のレンゴーさんのダンボールは粗利益を増加させる効果があるのでしょう。

 

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【自分ならどうするか?】

自分なら今後どうするか?ですが、この陳列が簡単なダンボール、1個当たりの粗利益が高いでしょうから、やはり今までのダンボールをドンドンこのダンボールに変更してもらうよう働きかけをしていきたいと思います。一番はディスカウントストアだけではなく、普通のスーパーなどにも使ってもらえることです。普通のスーパーなどは見栄えを気にするかもしれませんね。ダンボールでは見栄えが悪いと。

 

でも、本当にそうか?というところは検証したいですね。ダンボールで置いても普通のスーパーでも売上が落ちないということであれば、普通のスーパーでも使ってもらえるでしょう。どこかで実験してみたいところです。

 

それと、もうやっているでしょうが、同じように価格を重視する小売店、ホームセンターなどに宣伝していくことをやっていきたいと思います。人手不足はどこも同じですもんね。

 

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いかがでしたでしょうか?今のように人手不足の時代は、レンゴーさんのこのダンボール、ウケそうですよね。目の前のお客様だけではなく、お客様のお客様のお困りごとを解決できれば、お客様も売上伸びますし、自社も伸びます。このBBCフロー、皆様も是非考えてみてください!

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こんばんは!

経営戦略と戦略会計で会社を変える、FSAコンサルティング株式会社社長の谷川俊太郎です。

 

今日は水曜日ですね。先週はお休みしてしまい、すみませんでした!今週は【他社戦略】更新していきます!今日はこの戦略、上手くいくのかな?の検討です。

 

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【記事要約(平成29年10月2日 日経MJ P4 より】

 

カルチュア・コンビニエンス・クラブ傘下のTSUTAYA(東京・渋谷)は2日、月額1千円(税別)を支払うとDVDとブルーレイ・ディスク(BD)が借り放題になるサービスを始める。同社のオンライン動画配信サービスも利用できる。客数減が続くレンタル店をテコ入れする。

 

「TSUTAYAプレミアム」は同1千円で旧作に限りDVD・BDが借り放題になる。返却期限はないので、好きな作品を好きなだけ借りられる。TSUTAYAのレンタル作品をネットで配信する「TSUTAYA TV」も利用できる。ただしネット配信する作品数は実店舗の3分の1から2分の1に抑えて、店舗への来店を促す。


(記事要約終わり)
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レンタルDVDの定額サービスですね!私にも娘がいまして、今プリキュアにはまり始めました(しかも2世代前のプリンセスプリキュア・・・)。私自身はあまりDVDは借りないのですが、娘のためにちょくちょくレンタルしています。ですので、定額利用は嬉しいですね。プリキュアってAmazonプライムビデオでもほとんど観れませんし。

 

ただ、月1千円ですか~。今は旧作を100円でレンタルできるので、月10本借りないと元が取れない計算になりますね(延長料金がないのは助かりますが)。それだとそこまで借りるかどうか、微妙なところです。それに、このサービスが本格化して、「借りたいのにいつもない!」という状態にならないか、心配ですね。延長料金がなかったら、いつまでも借りられていそうですし・・・。

 

では、今回注目した点は以下のことです。


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【記事で特に注目した点】
競合と同じ土俵に立とうとしている点
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<注目した背景>

今回これに注目した理由の理論は佐藤義典先生の、「戦略BASiCS」からです。以下、「戦略BASiCS」を簡単に説明します。

*例によって、理論が分かりにくかったら、 佐藤義典先生の理論のせいでなく、私の説明の力量不足です。
 その場合は、佐藤義典先生の著書を是非読んで下さい。

 

戦略BASiCSの解説

 

この「戦略BASiCS」は、佐藤義典先生の中核的な理論です。ですが、この理論、見た目は簡単でも、非常に奥が深いです。ですので、ここで書くのは、あくまでもさわりのところだけです。詳しく知りたい方は是非佐藤義典先生の本を読んでみて下さい。

 

「戦略BASiCS」とは、経営戦略・マーケティング理論は世の中に数多ありますが、まとめると5つのパターンに分類され、それを再構築した経営戦略理論です。そして、その5つを一貫性と具体性を持って考えることで強い経営戦略ができるという実践理論です。その5つは以下の通りです。

 

attlefield (戦場・競合)

sset (独自資源)

trength (強み)

i

ustomer (顧客)
Sellingmessage (メッセージ)

 

頭文字をとって「BASiCS(ベーシックス)」です。それぞれを簡単に説明すると、

 

 :自社が戦っている戦場・戦っている相手(競合)を明確にし

 :競合が真似できない強みをささえる資源を構築し

S :資源を強み(自社から買ってもらえる理由)にし、

 :自社の強みを選んでくれるお客様に対し

Sm :メッセージを伝えて選んでもらおう

 

とこのような考え方で構築される理論です。「お客様(C)が、競合(B)でなく、自社を選んでもらう理由を強み(S)とし、それを独自資源(A)で支え、それを伝えよう(Sm)」という言ってみれば当たり前のことです。ですが、これを自社で考えると難しいです。この理論、すべてにおいて「一貫性」を持つことが重要です。例えば、とても高品質なワンピースを作れる縫製技術(A)があるが、それを「ウチの強み(S)は『安さ』です!」といって売り出していたらどうです?『安さ』といっても、高品質なものです。ユニクロと比べて安いのでしょうか?しまむらと比べては?こう考えると、この会社は、「独自資源(A)」と「強み(S)」の一貫性がとれていないですよね。

 

一貫性を5つ全てにおいてとるというのは、非常に難しいです。この一貫性ですが、以下の「3つの差別化軸」で考えると一貫性を取りやすくなります。


※3つの差別化軸

 

佐藤先生の理論では、上記強み(S)のパターンは大別して3つしかないそうです。

 

①商品軸:(競合より)高品質・新技術

②密着軸:(競合より)個別ニーズに対応

③手軽軸:(競合より)早い、安い、便利

 

強みはこの3つのパターンしかありませんので、これを考えることで一貫性をとっていくことができます。
例えば、先ほどの縫製技術の話でしたら、他社よりも「破れにくい」という強み(S)を生み出せる技術力(A)があるなら、安くするのではなく、高くても「破れにくい服を欲しがるお客様」(C)を探す。といった感じです(具体性はないですが…)。これは①商品軸の例ですね。このように、自社が戦える(戦いたい)軸は何かを考え、それに合わせて一貫性を取った戦略を作っていけることで、BASiCSの一貫性がとれるようになります。

 

非常に難しいですが、できれば、とても強い経営戦略となります。そうしたら自信を持って、経営戦略を遂行していくだけです!是非この「戦略BASiCS」考えてみたいですね!!

 

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では、戦略BASiCSでみていきましょう!今回注目なのは「競合」でしょう。TSUTAYAはDVDレンタルの最大手といってもいいでしょう。通常、ここまで業界で最大手にいられらたら、大幅な利益が見込めるのではないでしょうか。ですが、「DVD」レンタルをしたい人はドンドン減っているようです。そうですよね。今はAmazonプライムビデオのように、ネットで定額配信もありますし、時間をつぶす手段だったらYouTubeなどもあります。これまではDVDレンタルが「時間を潰す」というニーズに応えていた形でした。しかし、「時間を潰す」手段は今は数多くあります。厳しい経営環境ですよね。

 

これまでは自分の業界のライバル(具体的にはGEOでしょう)だけを見ていればよかったのですが、これからはAmazonプライムビデオなどのネット定額配信なども競合になってきます。ネット定額配信は毎月定額の料金を払えば、配信されているビデオが見放題になるというサービスです。今回のDVD定額レンタルサービスはこの競合と真っ向から勝負しにかかったという感じです。果たしてどうでしょうか?

 

戦略BASiCSで見てみると、こんな感じでしょうか

 

 :ビデオで時間潰し戦場

 :??

S :観たいビデオが定額で借り放題!

 :時間があるときにビデオで時間潰ししたい人

Sm :DVDが定額借り放題で好きなだけ観れますよ!

 

と、書いてみましたが、この強み(S)は競合も言えますよね。毎月1千円というのはネットの定額配信と比較しても極端に安いわけではありませんし、特に強みになっていないかなと思います。DVD借り放題に加えて、ネットでも配信されるそうですが、ネットで配信も制限するということなので、他のサービスと比べて圧倒的に量が多いとかにはならない気がします。

 

独自資源も、ネット配信と比較すると「リアル店舗」というのは独自資源になりそうですが、「返しに行かなくてはいけない」、「すでに借りられていると観れない」といった弱み(他社を選ぶ理由)になってしまいかねないなと思います。リアル店舗をDVDの紹介店などにできれば良いのかもしれませんが。

 

こうして書くと、競合と差別化できるポイントがあまりないような気がします。この戦略、上手くいくのでしょうか?今後の動向が気になります。TSUTAYAさんですし、これだけではない手を打ってくるのだろうとは思いますが。

 

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【会計的な効果】

色々否定的な意見を書いてしまって申し訳ないですが、実は会計的な効果としては私はポジティブな見方をしています。それは、ただDVDレンタルというだけでは、これからはYouTubeやAmazonプライムビデオといった競合に押されて、売上は減少していく可能性が高いと考えるからです。

 

現在でも旧作は1本100円で借りれます。月額1千円だったら、店舗からすると月10本借りてくれるお客様と売上は同じになります。月10本借りるって、結構上客なのではないでしょうか。月1千円払ってくれるお客様が増えれば売上は増えます。

 

また、このDVDレンタルはお客様が1本借りるのと2本借りるのと比較して、お店側は追加コストが発生しません。すなわち、「売上量に応じた変動費がない」ということになります。ですので、月1千円で多く借りてもらっても、お店側のコスト負担は特にないでしょう。ですので、「定額」が良いと思って登録してくれたお客様の売り上げ分、利益が増えることになります。

 

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【自分ならどうするか?】

今回のDVD定額レンタルで売上の減少をある程度食い止めることはできるのではないかと思います。ただ、食い止めている間に次の戦略が必要でしょう。独自資源は?と書きましたが、リアル店舗を持っているということは独自資源に転嫁できるのではないかと思います。

 

ちなみに、「リアル店舗を持っている」というのは独自資源ではありません。強み(S)に転嫁できる資源が「独自資源」です。

 

「リアル店舗」を活かすなら、ネット配信にはならないであろう作品の紹介や、感想をシェアできるイベントの開催、ミニシアターを作成して、作品が好きな人同士でDVDを楽しむようにする、などの方法が考えられるのではないかと思います。リアル店舗をいかに強みに変えるか、私ならそこを考えていきたいなと思います。

 

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いかがでしたでしょうか?現代のように、経営環境が大きく変わるような時代には、新しい競合がドンドン出てくるでしょう。そんな中、自社がどのような戦略をとっていくべきか考えないと、ジリ貧になっていきます。新しい競合が出てきたら対応をどうするか、戦略を練っていきましょう!

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こんばんは!

経営戦略と戦略会計で会社を変える、FSAコンサルティング株式会社社長の谷川俊太郎です。

 

今日は水曜日!【他社戦略】更新していきます!

 

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【記事要約(平成29年9月27日 日経MJ P4より)】


駐車場シェアリングサービスのシード(名古屋市)がサービスの幅を広げている。予約なしに空いた駐車場を使える仕組みで急成長しており、先行するアキッパ(大阪市)の後を追う。27日からは分譲マンション向けに入居者と来客者に利用を限定したサービスを始める。駐車場の不正利用を防ぐとともに、駐車場収入を増やしたいというマンション管理組合のニーズに着目した。

 

シードは現在、全国に約1200カ所の駐車場を登録する。アキッパがアプリで空いた駐車場を検索し、料金前払い制で予約をするのに対し、シードの「スマートパーキング」は予約を受け付けない。料金は後払いのため、あらかじめ申し込んだ時間に縛られずに利用できるのが特徴だ。車で移動する都市部の営業マンが仕事の合間に止めるといった〝ちょい使い″が見込める。

 

新たに始めるサービスはマンションの空き駐車場や来客者用の駐車スペースが対象。空き駐車場の場所は事前に会員登録した入居者のアプリにしか表示されない。来客者に貸す場合は入居者が4桁のパスワードを発行して電話やメールで伝える。来客者はアプリにパスワードを入力すれば入庫や出庫の操作ができる。

(記事要約終わり)

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マンションの空き駐車場、もったいないな、と思っていました。このようなサービスが出てくるのは歓迎です!実は私も賃貸マンションに今住んでいるのですが、周りにコインパーキングなどはないため、お客様の駐車場所がなかなかありません。

 

ですが、私のマンションは空き駐車場もあります。ですが、利用者以外が利用されると気持ち悪いですし、同じマンションに住んでいる者としては、勝手に他の人が空いたスペースを利用されるのも釈然としません。

 

この空き駐車場を、「お金を払って」利用するということなら、みんな同条件で利用できますし、不公平感もありません。このサービスは便利だと思います。


では、今回注目した点は以下のことです。


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【記事で特に注目した点】
空駐車場の利用を促すことで、購買点数の増加となっていること
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<注目した背景>


今回これに注目した理由の理論は佐藤義典先生の、「売上5原則」からです。以下、「売上5原則」を簡単に説明します。「売上5原則」の説明を書きますが、以前に書いたもののコピペですので、もういいやって方は読み飛ばして下さい。


*例によって、理論が分かりにくかったら、佐藤義典先生の理論のせいでなく、 私の説明の力量不足です。その場合は、佐藤義典先生の著書を是非読んで下さい。

売上5原則の解説

売上は客数×客単価であらわされます。これをさらに「客数」と「客単価」に分けて考えます。まず「客数」ですが、以下の式であらわされます。

 

客数=既存顧客+新規顧客-流出顧客


売上を上げるためには「客数」を増加させる必要があります。上記の式からいくと、客数を増やすためには、


①新規顧客の増加
②流出顧客の減少


をする必要があることが分かります。次に「客単価」ですが、客単価は以下の式で計算することができます。


客単価=購買回数×1回当たり購買金額


さらに一回当たり購買金額は以下で計算できます。


1回当たり購買金額=購買商品点数×商品一点あたり単価


ですので、「客単価」を求める式は以下のようになります。


客単価=購買頻度×購買点数×1点当たり単価


以上より、「客単価」を上げるためには、


③購買頻度の増加
④購買点数の増大
⑤1点当たり商品単価の向上


となります。以上をまとめると、売上を上げる方法は、


①新規顧客の増加
②流出顧客の減少
③購買頻度の増加
④購買点数の増大
⑤1点当たり商品単価の向上


の5つということができます。これが佐藤義典先生の理論の一つ、「売上5原則」です。この理論は非常に使いやすいツールです。例えば、上司に「売上を上げろ!」といわれて、どうするか思いつきますか?でも、「売上を上げるために客単価を上げたいのだが、どうしよう?」と言われたら、


・客単価を上げるために、高額商品を作ろう
・単価の高い商品を目玉にしたチラシを作ろう
・値引きしなくても売れるように、アフターサービスがしっかりで、安心なところをアピールしよう


とかいろいろ思い浮かびますよね?人間の頭は「自由」よりもある程度「制限」された方がアイディアが浮かぶそうです。実際、私もそうです。売上を上げるための方策として「客単価を上げる」のみで考えろと言った方が「制限」されていますよね?でもその方がアイディアが浮かぶんです。「売上5原則」は、アイディア出しの方法として、とても使いやすいツールです。「売上を上げよう!」ではなく、「5原則のどこで売上を上げようかな?」と考えてください!

 

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今回も売上5原則で見ていきましょう。マンションの駐車場というのは、基本的に一月いくらの契約でお金が入ってくる形でしょう。一月当たり8000円とか(福井の場合)。通常はこの一月あたりいくらの料金だけで完結します。入居者の方が駐車場を利用しなければ、この一月いくらの駐車場代は入ってきません。マンション管理側としては、駐車場をせっかく作ったのにもったいない状態となります。

 

これに対し、マンション利用側では、来客があった場合には駐車場を使いたいけども、いつくるかわからない来客のために毎月お金を払うのはもったいないです。

 

この両者をシードさんのサービスはつなげているのですね!来客などのために、必要な時に、必要な時間だけ貸すことで無駄な出費なく借りれますし、マンション管理側は追加の駐車場収入になります。

 

今回のシードさんのサービスでは、全く無関係の他人が駐車できるわけではないですが、マンションの来客者用に駐車場を利用できるとあります。空いている駐車場を有効活用し、駐車場の稼働率を高めようということでしょう。

 

通常一月いくらという金額しか入ってこない駐車代が、時間いくらの駐車代収入も見込めるようになるということですね。入居者の方は通常自分の持っている車の分の駐車場代しか払わないところ、来客用に必要な時間借りるということで、購買点数の増加となっていると思います。

 

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【会計的な効果】

 

会計的な効果ですが、「売上」5原則とあるように、売上高の増加が見込めます。また、この空いた駐車場の時間利用によって、売上高が増加します。

 

空き駐車場ですので、その駐車場の売上高はゼロ円です。これに対し、一月10時間、1時間100円で利用してもらったとしたら、その駐車場は一月1,000円の売上を生むことになります。駐車場が利用されようがされまいが、費用は掛かりませんので、この1,000円はまるまる利益になります。

 

シードさんの利用料金もかかるでしょうが、空いたままにしておくより利益は残るようになっているでしょう。シードさんは、利用してもらえば利用料が入ってきます。この利用料も追加で経費がかかるものではありませんので、シードさんの利益になります。広がれば広がるほどシードさんも儲かりますね。

 

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【自分なら今後どうするか?】

 

この空き駐車場問題、若者が車を持たなくなったといわれている現代、悩みを抱えているところは多いでしょう。マンションの営業をかけてシードさんのサービスの利用を促していくとともに、法人の利用でも使えないか考えたいです。

 

例えば、昼間営業車が出払っていて会社の駐車場が空いているということがあるでしょう。その駐車場を近隣の飲食店さんの駐車場として利用してもらえるようなサービスの開発を考えても面白いなと思います。

 

また、最近のニュースで、トラックドライバーが路上駐車で仮眠をとっっているところを一斉摘発したというものがありました。このトラックドライバーの方にとって時間に遅れるわけにはいきませんし、時間調整のためにも、安全に運転するためにも、どこかに停めて仮眠をとりたいと思います。

 

朝早くは会社も空いていませんし、そんな時、トラックドライバー向けの仮眠スペースとして自社の駐車場を利用してもらうというのもいいなと思います。

 

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今回のニュースのように、空いているものをだれかとシェアする、シェアリングエコノミー、最近流行っていますね。自社の空いているものを有効活用できないか、有効活用の手伝いができないか、考えてみるのも面白いですね!

 

 

【FSAコンサルティング株式会社主催MG研修のご案内】

私、谷川俊太郎がインストラクターを務めるMG(マネジメントゲーム)を福井で下記のとおり予定しています。自社の戦略を考え、計画を考えるにあたっても受けていて損はない研修です。ゲームから経営を、会計を学んでみませんか?

 

※以下のリンクをクリックして頂くと、FSAコンサルティング株式会社のHPにリンクします。そのお問合せから研修のお申込をお願いします。

 

第4回 FSA 1day MG(平成29年10月17日)

いきなり2日間はちょっと…という方向けの簡易版MGです。1日で4期分の経営をして頂きます。講義は一部省略した、まさに簡易版のMGとなっています。正式版を受ける前に試してみたいという方にお薦めです。従業員の方も参加しやすい平日開催!1日みっちりゲームで経営と会計を体験してみませんか?

 

第5回 FSA 1day MG(平成29年11月22日)

いきなり2日間はちょっと…という方向けの簡易版MGです。1日で4期分の経営をして頂きます。講義は一部省略した、まさに簡易版のMGとなっています。正式版を受ける前に試してみたいという方にお薦めです。従業員の方も参加しやすい平日開催!1日みっちりゲームで経営と会計を体験してみませんか?

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