vol.845
まあ、そりゃそうなるわな~
JR西日本が来年春のダイヤ改正で
最終列車の時間を10~30分程度
繰り上げると発表した
理由は…
働き方改革
終電が遅いと、
当然その時間帯まで
社員が残っていないといけない
また、本数を減らせば
その分早く帰れることもそうだが、
メンテナンスや清掃の余裕も出てくるだろう。
これはいわば仕事の量を
制限していると言える。
お客様を乗せて目的地に運ぶという
仕事の制限だ。
働き方改革、働き方改革
そう叫ばれて久しいが、
なぜその改革が必要なのだろうか
結局のところ、
処理できる量に対して
仕事の量が多すぎるから
ということになるだろう。
だとしたら方法は、
①処理できる量を増やす
・人員を増やす
・設備投資をする
・効率化の方法を考える
②仕事の量を減らす
・受注を制限する
・納期を伸ばす
こういった方法が考えられるだろう。
ただ、気を付けなければいけないことがある。
それは、
①をやるとその分仕事を入れたがる
これを防ぐことだ。
目的が働き方改革、
働いている人たちの幸せのためなら、
処理できる量を増やした結果、
さらに仕事を投入されたのでは意味がない
この点はなぜこの取り組みを始めたのか
目的を忘れないようにしなければならない。
だが、鉄道事業は
終電が長いほど、
運行している本数が多いほど、
仕事の量が増えるだろう。
深夜の時間帯は
朝のラッシュ時ほど人は乗らない。
というか、乗る人が少ない。
なので①を実施したとしても、
例えば深夜の列車に1両増やしても、
働き方改革にはならないだろう。
結局のところ、
大切なのは仕事の投入なのだ。
投入をコントロールできるかどうか、
そこに働き方改革の成否があるように思う
JR西は終電を早めるからと言って、
お客様が他社に流れるリスクは少ない。
けど、私達他の事業は
お客様が競合に流れるリスクがある。
その点を頭におきながら、
投入のコントロール
これをしっかり考えていこう
考えるお手伝いが必要なら
FSAコンサルティング株式会社に是非ご連絡を。
最後まで読んでくれてありがとう
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代表取締役 谷川俊太郎
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