vol.844
新幹線、本日のお客様は~
マダイにカキ
東北新幹線が
面白い実験を始めたようだ。
新幹線の座席部分に
マダイやカキなどの鮮魚を載せ、
東京に運ぶ実験
ちょっと新幹線は入り口が狭い
荷物を運ぶにはこのあたりがネックかな
でも、面白いやり方だ
何せ鉄道事業はかかる経費の
ほとんどが固定費
乗車率が3割しかなくても、
通常運行と同じだけの経費がかかる。
(多少減らせる部分もあるかもしれないが)
固定費型の会社では、
利益を出そうと思った場合、
固定費を超える粗利益を
積み上げていくしかない。
固定費型の会社は
損益分岐点売上数量に達するまでが大変。
しかし、それを超えた後は超えた分利益になる。
仮に新幹線の損益分岐点の稼働率が
60%くらいだとすると、60%を超えて
乗車したお客様の乗車料は
全て利益ということになるのだ
というわけで、
新幹線だったら空気を運んでいても
全く利益にならない
それどころか同じだけ経費が掛かるので、
大赤字ということになりかねない
仮に新幹線の本数を減らしたとしても、
電車を走らせる経費は減らせるかもしれないが、
人件費は解雇などできず、減らせない
固定費が減らない以上、
考えるべきことは粗利益を増やすこと。
とはいえ、新型コロナで人は動かない…
そこで出てきた策が今回の
鮮魚を運ぶ
ということだったのだろう
東北で獲れたての鮮魚を
すぐに運んで、新鮮な魚介をウリにする。
そんなやり方も面白いよね
新幹線は人を乗せて走るもの
これは一種の思い込みだ。
思い込みはやろうと思っていることを
「それはできない」と、結論づけてしまう。
やればできるかもしれないのにね
今新型コロナで、
特に今回のような固定費型の会社で
売上数量を確保できないと大赤字だ。
何か思い込みはないか、
少しでも粗利益を確保できないか、
今一度見直してみよう。
最後まで読んでくれてありがとう
経営をシンプルに考えられる理論
・佐藤義典先生の戦略BASiCS
・MG(マネジメントゲーム)
・TOC
この3つのシンプル経営理論を駆使し
劣等感、停滞感、焦燥感、孤独感に悩む
凡才経営者を救う!
「凡才の逆襲コンサルタント」
FSAコンサルティング株式会社
代表取締役 谷川俊太郎
ご質問等ある方は
コチラまで!