vol.134
こんにちは!
シンプル経営理論で
未来が不安な後継者の方向作り!
「後継者の第1サポーター」
公認会計士・税理士・中小企業診断士の谷川俊太郎です。
115年ぶり
熊本市の老舗和菓子店が
115年ぶりの新商品を発売したらしい
伝統菓子「朝鮮飴(ちょうせんあめ)」で知られる熊本市中央区の老舗和菓子店「園田屋」が8月、115年ぶりの新商品「れもん飴」を、本店とネット通販限定で発売した。
~中略~
漫画家でもある19代店主・園田健一さん(55)が主導して開発。箱の美少女イラストも自ら描いた。「老舗の新しい挑戦をぜひ見て欲しい」と話す。
そしてパッケージにも驚く
老舗っぽくな~い
しかし、115年ぶりというのはスゴイな…
現代は新商品をドンドン出して
売上を上げていくというのが一つの方法。
業態は違うけど
マクドナルドとかいつも新商品だしているよね
昔からの商品で
これまでやってきたというのが本当に驚きだ
ひとえに昔のご先祖が作った商品
これがこの和菓子店の「独自資源」だったのだろう。
独自資源:
競合が「強み」をまねできない 理由
強み:
お客様が競合ではなく自社で買う理由
(戦略BASiCSより)
通常この「独自資源」というは
ずっと効果を持っているものではない。
売れていると、大抵他社がマネしてくる。
でも、そのマネを阻む要因が
この「独自資源」
法的には特許とか、
そうでなくても自社にしかない技術とか。
これがあるからこそマネされない。
売れる(強みのある)商品が
売れ続ける理由になる
でも、この「独自資源」。
永久に効果があるものではない。
特許だったら期限があるし、
技術的なことも追いつかれるかもしれない。
でも、「独自資源」があれば
追いつかれるまでの時間を稼げる。
その時間で次の開発ができる
だからこそ、「強み」ができたとしても
同時に「独自資源」を作っていないと
簡単にマネされて、結局儲からない。
この「独自資源」が
今回の和菓子屋さんでは
115年以上も効果があったのがスゴイ
この年数の積み重ね自体が
次の「独自資源」になっていたのかもね。
これがあったからこそ400年以上も
存続しているのだろう
今回の新商品。
これが次の100年の「独自資源」に
なるかは分からないけれど、
挑戦していく姿勢は素晴らしいよね
是非次の100年の
新しい「独自資源」を作っていってもらいたい
皆さんも、
「強み」ばかりでなく、それを持続させる
「独自資源」も同時に考えようね
最後まで読んでくれてありがとう!