我楽苦多通信 -26ページ目

我楽苦多通信

なんやかんやつらつらと。

 先日、たまたまツイッター上で「三原順展」があることを知る。

 三原順氏と言えば、ずいぶん前に若くしてお亡くなりになった漫画家さんだ。あとで知ったのだけれど、没後20年だそうで、時が経つののなんと早いことか。

 最初に読んだ漫画は「はみだしっ子」。少女漫画というジャンルでの連載だったけれど、他の漫画とは違った独特の絵柄だったと思う。それほど少女漫画をたくさん読んでいたわけではないけれど、自分の中にある少女漫画のイメージ、ふわふわとした絵柄でと恋愛要素の多い物語の展開というのがあったんだけれど、「はみだしっ子」は全然そう言うんじゃなかった。スポ根ものでもない。

 当時の恋愛ものやらスポ根ものの漫画にも心奪われて夢中になったものも数々あるけれど、彼女の作品は全然違うところで惹かれていたと思う。

 

 と、それはさておき。

 場所は福島にある小さなスタジオ。久しぶりに大阪に出るのだから、あちこち見て回ろうかと思っていたけれど、福島近辺は食べ物屋は山ほどあるけれどそれ以外、特徴のある本屋とか雑貨屋とかなんか不思議な店は見当たらない。自分が知らないだけかもしれんけど。

 いつもは行く前にいろいろと調べたりして一応のプランは立てるのだけど、今回はなんだか忙しくて全くのノープラン。福島の駅を降りたとたん、途方に暮れてしまった。で、結局梅田近くにある巨大書店まで歩くことに。これなら大阪駅で降りればよかったと、ぶつぶつごちながらも、道々にあるしゃれたレストラン等々をチェックしつつ歩く。

 一駅と言っても15分ぐらい歩くだけなので、お昼までの腹ごなしと思えばさほど苦にもならない。前向きに行かねば。

 本屋で少々時間をつぶし、そして本屋に入れば本を買わねば出られない呪いで、本を片手にレジに向かうのだった。それでもこの日は一冊にとどめた。

 

 ↑この本。カフカは教科書に載っていた「変身」ぐらいしか読んでいないんだけど、好きな作家の一人。何がいいかって、神経質そうなお顔。そのカフカが題名にあるのだから、手に取ってみたくなるというもの。

 なかなか読む時間もないんだけど、買わないことには読めないから。

 昼食は来る前に店は決めていたんだけど、書店へ行く途中になんとなくいいなぁと思う店があったので、そこで取ることに。こっちのほうが、「三原順展」をやっているスタジオに近かったんで。

 日替わりワンプレートランチを注文。この日は豚の煮込み。

 カウンターとテーブル席が少しの小さな店で、店員に勧められるままにカウンターに座った。カウンターで食べるのは割と好き。開店してすぐだったので客はまだ私を含めて二人しかいなくて、なのに客席の割には人が多いなって思うほどいる従業員がわらわらと立っていたので、なんだか落着かなかった。でも接客はとても丁寧で優しかった。ワインの産地なんかも教えてくれて、とても親切だったのだった。

 最近は出先のランチでワインを飲むことが多い。もう飲まねばいけない呪いにかかったように飲んでいる。まぁ、飲んでも一、二杯なので、酔っぱらうことはない。

 料理はというと、お肉はほんとに柔らかかったんだけど、ちょっとしっとりさにかけていたのが残念。さっぱりしたソースでそれはそれで美味しかったのだけれど、個人的には濃厚なソースのほうが好きかな。

 この店ビストロなのに、なぜかそばがあって後から入ってきたサラリーマンが食べていて、それはそれでおいしそうで、次回があるならそばを食べようと心に誓ったのであった。

 腹ごしらえも済んだところで、早速本来の目的地へ向かう。

 

 

 原画は修正もほとんどなくて、とってもきれいだった。セリフのあるものは、やっぱり読んでしまう。主に「はみだしっ子」のものが多かったんだけど、これはあのあたりのシーンだなぁ、なんて懐かしくて歳のせいかじんわり涙がこぼれそうだった。(笑)

 また読み返したくなってしまった。

 展示は少ないけれど、それはスペースの狭さと無料だということで仕方がない。グッズが少し置いていて、グッズは買わない主義なんだけど今回は眼鏡ふきを購入。実用出来るので。(笑)

 

 その後、おいしそうなパン屋を見つけて、少し購入。あとで見たら前からチェックを入れていた店だった。

Foodscape」という店で、こういうタイプのパンはとても好きなんだけど、少しお高め。都会の店ならなおさらで、どれもこれも食べてみたいのだけれど我慢して二、三個にとどめる。もっとも、大量に買ったところで美味しいうちに全部食べ切れないので、これぐらいの量がちょうどいいのである。

 三原氏の原画を堪能し、美味しいパンも購入したしで、大満足で帰路についたのでした。

 

 

 ほんとにこの辺りは美味しそうな店がたくさんあって、もしもギャル曽根ちゃんほどの胃の持ち主だったら、片っ端から入りたいところなんだけど、あいにくそれほど大食漢ではないし時間もないので、悔しいかなそれは出来ない。

 だけど、一度挑戦してみてもいいかもしれないと、たまに思ったりする。たぶん、その日の夜には死ぬほど後悔すると思うのだけど。(笑)。

 

 

 

LGBTのBです LGBTのBです
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 セクシャリティーについての二冊。どちらもネットで見つけた本。

 読みやすく分かりやすくて、自分たちのことを伝えようというのがよく分る本だった。

 

 セクシャルマイノリティのことは前々から知ってはいたけど、LBGTやポリアモリーという言葉やそれに関連するいろんな言葉を、ここ数年ネットで多く目にしてそのたびに検索したりしていたのだけど、どうもよく分らない。

 よく分らないから語ることも出来ず、って何も語らなくてもいいんだけれど、ネットでもそう言う人たちとのつながりはあるし、Lの友達もいる。ここらでキチンと勉強しておこうか、というかおくべきでなはないかと。

 とはいえ、勉強ぎらいなのでとりあえず読みやすそうな本から始めようと、たまたまネットで見つけて読みやすそうな気がしたこの二冊を購入したしだい。

 

 思った通り読みやすくてよかった。小難しい言葉は出てこないこともそうだけれど、同じマイノリティでも私はこう思う、考えるのだけれど、そうじゃないという人もいる、というスタンスで書かれていて、私たちはこうなのっ、って押し付けてくる感じもなく、さりとて、私たちはこういうところで差別にあっている、こういう言葉に非常に傷ついているといった被害者として発信しているというわけではなく、好感がもてた。

 この二冊の作者はそれぞれの当事者で、別に変な(変と定義するこも人それぞれだろうけれど)人ではなく、本を読む限りとてもいい人。別にマイノリティの人たちがみんな善人だとか良識のある人だとは思っていないけれど、それはそれ以外の人も何ら変わらにことで。

 要はみんな同じってことだろうと。

 

 LBGTやその他のセクシャルマイノリティに関心の或る人には、入口としていい本だと思う。

 橿原神宮前駅で自転車を返し、その後電車で奈良駅まで移動。駅から少し歩いた、以前ネットでみつけた感じのいいカフェでお昼を取ろうと思っていたのだけれど、お昼はもう食べてしまったのでパス。奈良についてからの予定は、春鹿の蔵元→春日大社。なんだけど、ずいぶん遅くなってしまったので春日大社の方を先に回ることに。第一目的は神社で御朱印をもらうことだから。

 駅を出て大社までの一本道をもくもくと歩く。午前中は自転車ばかりであんまり歩いてはいないんだけど、足がチリチリ痛み出す。この日履いていた靴は長く履いていると足が痛くなってくる靴だったんだけど、分かっていたのに履いてきてしまった。今日は大丈夫だろうって、なんで思ってしまったのか。歩き方のせいかもしれないけれど、小指の皮がいつも剥けてしまう。

 そんな痛みに耐えながら歩く。大社に近づくにつれ、鹿がちらほら。

 

 実は過去に二回ほど飛びつかれたことがある。一回は遠足できていた小学生の列にまぎれてだらだら歩いていたらいきなり。もう一回は、冬はあの辺焼き芋を売っているんだけど、ベンチに座って食べていたら襲われた。見事に芋取られる。と、そういうことがあって、あんまり近づかない。向こうから近づいてくるのを逃げ回ることはしないけど、自らは近づかないことにしている。もちろん、せんべいもあげない。

 ここはさすがに人も多いし観光客も多い。飛鳥とは全然違う。海外の人も多くて、またその人たちのなんてすらっとしてかっこいいんだろうって。鹿よりそっちばかり見てた。(笑)だって、しゃれてんだもん。

 そういうことで気を紛らわせつつ、本殿到着。鳥居の写真を撮りたかったんだけど、人が多くていい感じに取れずに断念。お参りして御朱印を無事もらう。

 若宮一五社めぐりというのがあったので、ついでにめぐる。足が痛いのに。一つ一つ前まで行ってお参りしたわけじゃないけど一応一五社巡って、はたとこれから酒蔵行っても大丈夫じゃなかろうか、と思い立つも足が痛い。で、よくよく考えると神社のすぐそばに駐車場があって、それならバス停あるんじゃないだろうかってと行ってみるとあるじゃないですか。やったーっとその前にトイレにと、用をたしている間にバスが行ってしまった……orz. 次は二十分後。そんなに待てない。というわけで最短距離を検索して歩く。

 なんだかどんどん細く薄暗い道にはいってしまって、携帯のナビがなかったら絶対迷うと自信もって言えるような山道を降りてようやく人家が見えるところまでたどり着く。

 

 偶然にも志賀直哉旧居を発見。外から眺めただけだけど。回りに感じのいいカフェなんかもあって、時間があれば是非入りたいところだけど、仕方がない。

 そこから細い道をどんどん歩いてようやく大通りに来て、すごく基本的なことに気づく。いつまで開いているのかと。急いで検索してみると、午後五時まで。時計を見ると五時十分。アウトだった。めちゃくちゃショックだったけど、店の前に行くまでに気づけて良かったと、志賀直哉旧居も見れたし。なんてポジティブに考えて、奈良駅に戻ることに。歩くと二十分ほど。普段なら歩く距離だけど、バス停見つけて即決でバスに乗ることを決める。

 酒蔵は残念だったけれど、まぁ、仕方がない。でも一つ予定を飛ばしたことで結局予定の時間に奈良を出発することが出来た。

 お腹もほどほどに減って来たことだし、夕食へ。途中下車してロワゾ・ブリュ というお店へ。ここは前からマップでチェックしていた店で、もうどういういきさつでチェックしていたのかわからないけれどHPを見てみるといい店っぽいし、帰り道なので。

 思ったより小さいお店で、ソファー席が予約が入っているというので仕方がなく丸テーブルの席に座る。いらんとこには肉がいっぱいついているくせにお尻にはあんまりなくて、おかげで気の椅子が痛くて長いは無理だなと。背の高いイスでもあったので、足が届かずしっくりしなかったのも原因の一つ。でもまぁ、雰囲気はよくてまた行きたい店ではある。遠くてちょいちょいとはいかないけど。

 

  メニューを決めかねていると、店の人が壁の黒板をさして今日のおすすめですと教えてくれた。牡蠣とポークと魚(種類は忘れちゃった)。お肉も捨てがたかったんだけど、ここはやっぱり旬のもの、ということで牡蠣のブルゴーニュ風を注文。あと白ワインと、この料理に合うのでと勧められたパンも一緒に取る。

 ワインにもあってとても美味しかった。つけてもらったパンも確かに料理にあっておいしかったんだけど、密度が高いとうかすごく詰まったパンで二枚ですでにお腹がいっぱいになってきちゃって、それでも頑張って三枚は食べたんだけど、四枚目は断念。お持ち帰りした。

 ワインはお代わりをして、ほろ酔いで帰路についたのでした。

 

 帰宅後、案の定足の小指の皮は捲れていたし、早速足をつりまくり。でも前回一日中歩き回った時には帰りの電車の中ですでに足をつりまくったことを考えると、暮れからの運動のせいかがでたのだろうか。

 わからんけど、そういうことにしておこう。

 

 

前回載せ忘れたんだけど、飛鳥で見つけた郵便局。中には入らなかったんだけど、土地柄が出てていいなって。