先日、たまたまツイッター上で「三原順展」があることを知る。
三原順氏と言えば、ずいぶん前に若くしてお亡くなりになった漫画家さんだ。あとで知ったのだけれど、没後20年だそうで、時が経つののなんと早いことか。
最初に読んだ漫画は「はみだしっ子」。少女漫画というジャンルでの連載だったけれど、他の漫画とは違った独特の絵柄だったと思う。それほど少女漫画をたくさん読んでいたわけではないけれど、自分の中にある少女漫画のイメージ、ふわふわとした絵柄でと恋愛要素の多い物語の展開というのがあったんだけれど、「はみだしっ子」は全然そう言うんじゃなかった。スポ根ものでもない。
当時の恋愛ものやらスポ根ものの漫画にも心奪われて夢中になったものも数々あるけれど、彼女の作品は全然違うところで惹かれていたと思う。
と、それはさておき。
場所は福島にある小さなスタジオ。久しぶりに大阪に出るのだから、あちこち見て回ろうかと思っていたけれど、福島近辺は食べ物屋は山ほどあるけれどそれ以外、特徴のある本屋とか雑貨屋とかなんか不思議な店は見当たらない。自分が知らないだけかもしれんけど。
いつもは行く前にいろいろと調べたりして一応のプランは立てるのだけど、今回はなんだか忙しくて全くのノープラン。福島の駅を降りたとたん、途方に暮れてしまった。で、結局梅田近くにある巨大書店まで歩くことに。これなら大阪駅で降りればよかったと、ぶつぶつごちながらも、道々にあるしゃれたレストラン等々をチェックしつつ歩く。
一駅と言っても15分ぐらい歩くだけなので、お昼までの腹ごなしと思えばさほど苦にもならない。前向きに行かねば。
本屋で少々時間をつぶし、そして本屋に入れば本を買わねば出られない呪いで、本を片手にレジに向かうのだった。それでもこの日は一冊にとどめた。
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カフカはなぜ自殺しなかったのか?: 弱いからこそわかること
1,700円
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↑この本。カフカは教科書に載っていた「変身」ぐらいしか読んでいないんだけど、好きな作家の一人。何がいいかって、神経質そうなお顔。そのカフカが題名にあるのだから、手に取ってみたくなるというもの。
なかなか読む時間もないんだけど、買わないことには読めないから。
昼食は来る前に店は決めていたんだけど、書店へ行く途中になんとなくいいなぁと思う店があったので、そこで取ることに。こっちのほうが、「三原順展」をやっているスタジオに近かったんで。
日替わりワンプレートランチを注文。この日は豚の煮込み。
カウンターとテーブル席が少しの小さな店で、店員に勧められるままにカウンターに座った。カウンターで食べるのは割と好き。開店してすぐだったので客はまだ私を含めて二人しかいなくて、なのに客席の割には人が多いなって思うほどいる従業員がわらわらと立っていたので、なんだか落着かなかった。でも接客はとても丁寧で優しかった。ワインの産地なんかも教えてくれて、とても親切だったのだった。
最近は出先のランチでワインを飲むことが多い。もう飲まねばいけない呪いにかかったように飲んでいる。まぁ、飲んでも一、二杯なので、酔っぱらうことはない。
料理はというと、お肉はほんとに柔らかかったんだけど、ちょっとしっとりさにかけていたのが残念。さっぱりしたソースでそれはそれで美味しかったのだけれど、個人的には濃厚なソースのほうが好きかな。
この店ビストロなのに、なぜかそばがあって後から入ってきたサラリーマンが食べていて、それはそれでおいしそうで、次回があるならそばを食べようと心に誓ったのであった。
腹ごしらえも済んだところで、早速本来の目的地へ向かう。
原画は修正もほとんどなくて、とってもきれいだった。セリフのあるものは、やっぱり読んでしまう。主に「はみだしっ子」のものが多かったんだけど、これはあのあたりのシーンだなぁ、なんて懐かしくて歳のせいかじんわり涙がこぼれそうだった。(笑)
また読み返したくなってしまった。
展示は少ないけれど、それはスペースの狭さと無料だということで仕方がない。グッズが少し置いていて、グッズは買わない主義なんだけど今回は眼鏡ふきを購入。実用出来るので。(笑)
その後、おいしそうなパン屋を見つけて、少し購入。あとで見たら前からチェックを入れていた店だった。
「Foodscape」という店で、こういうタイプのパンはとても好きなんだけど、少しお高め。都会の店ならなおさらで、どれもこれも食べてみたいのだけれど我慢して二、三個にとどめる。もっとも、大量に買ったところで美味しいうちに全部食べ切れないので、これぐらいの量がちょうどいいのである。
三原氏の原画を堪能し、美味しいパンも購入したしで、大満足で帰路についたのでした。
ほんとにこの辺りは美味しそうな店がたくさんあって、もしもギャル曽根ちゃんほどの胃の持ち主だったら、片っ端から入りたいところなんだけど、あいにくそれほど大食漢ではないし時間もないので、悔しいかなそれは出来ない。
だけど、一度挑戦してみてもいいかもしれないと、たまに思ったりする。たぶん、その日の夜には死ぬほど後悔すると思うのだけど。(笑)。

















