……続き。
さて、次の予定はバインミーの店。その店は動物園のすぐ横にあるので、テイクアウトして動物園で食べる。
実は東大阪市民美術センターを出た時点でちょっと疲れていて、暑さも相まって天王寺ヘは電車で向かおうかとも考えていた。かかる時間はさほど変わらないけど、歩くのと電車で行くのでは疲れ具合が違う。
とはいえ、「森の美味しい珈琲屋」さんを出るころには、美味しい珈琲でのども潤ったし日陰でしばしの休憩も出来たし、なにより前方を見ればハルカスのビルが見えている。
駅を探すのも面倒だし、大丈夫じゃなかろうか、と。電車をやめて歩くことにした。そして、すぐに後悔することになる。
地図上では徒歩だと26分となっている。ビルが近くいに見えていてもやっぱり26分かかることには違いないのだった。日陰を探して歩くのだけれど、正午近くに影などどこにもない。大通りを通ったので路地の不思議な空間やら変な店を見つけるという楽しみもなく、ひたすら歩く。
とはいえ、面白い人にはあった。
その一。
自転車に乗りながら爪を切るおじさん。
爪切りを持ち歩いているというのもコアなことだと思うんだけど、なぜ自転車に乗っている今、切ろうと思ったのか。爪が気になってどうしても切りたかったとか。それなら自転車を止めたらいいのに。
全然危なっかしくなかったから、別いいいんだけど。
その二。
さっきのおじさんとは違って、すごく危なっかしい。自転車に乗るのが下手な女の子。女の子と言っても高校生かそれ以上の子、というか娘さん。アジア系の外国人で、レンタルサイクルで自転車を借りたっぽい感じ。旅行中だったのかもしれない。
同行者なのか全く知らないたまたま同じタイミングで自転車に乗っていただけなのか、同世代ぐらいの子たちはスイスイと先に行く中、その子だけ動いては止まり、走り出しては足をつく。どう見ても自転車が乗れる人には見えなかったのだけど、なんで自転車で移動しようと思ったのか。
あの後、無事目的地に着けたのか、少し心配になった。
さておき。
暑い中30分近く歩いてようよう着いた。
Bánh Mì Việt Nam
疲れすぎて店の写真を撮るのも忘れたが、(珈琲屋さんの時も忘れた)カウンターだけの小さな店で、アジア系の男の人が店番していた。平日せいか空いている。
名前は忘れてしまったけど、チキンの入ったバインミー。パクチー入れますかって聞いてくれた。もちろん、入れてもらった。
テイクアウトしたそれをもっていざ動物園へ。
天王寺動物園

入場料が500円なのよ。安い。テーマパークや遊園地もいいんだけど、高いし行列並ばなきゃだし、疲れるんだな。
入場門をくぐって、日陰になっているベンチに陣取る。
小さい子を連れた母子のグループとか幼稚園の遠足とか、遠足にしては人数が少ない高校生グループとか。老夫婦とか。いい陽気なので思ったより人がいたんだけど、昼時を少し過ぎていたせいかベンチは空いているところが多くて、難なく場所を確保できた。
早速バインミーを広げる。

バインミーはこういう食べ物だよって人づてに聞いていて、家で作ってみたことはあるんだけど、お店のを食べるのは初めて。
パンがサクサクしていて、美味しかった。パクチーはやっぱり入っていた方がいい。当然だけど、自分で作るよりおいしい。だけど似たようなものは作れるから、また家でも作ってみよう。
具もたくさん入っていて、一つ食べただけで十分お腹いっぱいになった。
腹ごしらえも済んで、いざ出発。
一番の目的はテレビで紹介されていた、水中を泳ぐペンギンが見られるところ。入口でもらった地図によると、ペンギンは場所は入場門の右側。地図上ではすぐ横なんだけど、工事中の場所があるので大きく回り込まないといけない。どうせ一周するので、楽しみは後に取っておこう。というわけで、左側から。
まず見えてくるのが爬虫類生態館何だけど、さほど興味はないのと疲れていたのとでパス。通り過ぎて、カバ舎へ。

カバってこんなに大きかったっけ、なんて思うほど大きかった。別に初めて見たわけじゃないし、この動物園でも何度も見ているはずなのに、その大きさにびっくりした。
続いて、サイ舎。それから猛獣エリアに。
サイ舎のところにいた女子高生二人が猛獣が見たい。早く猛獣のところへ行こう、なんて言っていたが、私はまずサバンナのところでキリンのおやつタイムを眺める。
サバンナのコーナーにはキリンとシマウマとエタンドがいて、キリンがおやつを食べている後ろを、シマウマがやたら興奮して走り回っていた。飼育員曰く、時々スイッチが入って走り回るのだとか。そういうまれなことが見られたのはラッキーなことなのかもしれない。

キリンちゃん。別のところにいたキリンは思いっきりおしっこしてた。大きいだけに、豪快だ。
そのあと猛獣のいるエリアへ。猛獣たちは皆、暑さのせいか寝ている。ピクリともしない。先の女子高生は動きもしないライオンやらを見て楽しめたのだろうか、と思ったりした。
次に行った小動物舎では皆ちょこちょこと動いていて、それはいつまでも見ていられた。可愛い。
そのあと、ジャガー、トラ、狼、レッサーパンダと並んでいるのを次々見る。
狼はかっこいいね。昔名古屋の動物園でみた狼は、何だか元気ない感じだったけど、ここのはシュッとしていてかっこよかった。ライオンたちと違って、うろうろ動いていたし。
狼は割と好きな動物。平井和正のウルフガイシリーズの影響なのだけど。
そしてペンギン舎(ここは前からあるところ。プールもない)、ツル舎、フラミンゴ舎を通ってゲート近くまで戻ってきた。
次は右側。工事中のエリアを迂回するのだけれど、これがまた大きくててんしばゲート(入ってきた新世界ゲートとは真逆の場所)近くまで回らないといけない。
ペンギンのために頑張って回る。とはいえ、他の動物が見たくないわけじゃないので素通りはせず、ちゃんと見る。
チンパンジョー舎からサル・ヒヒ舎へ。サルの向かいはニホンシカ舎。この辺は前と全く変わらずで懐かしい。昔は確か、シカに餌を上げてもいいシステムになっていたはずなんだけど、コロナのせいかどうなのか、今はやっていなかった。というより、シカがいないような気がしたんだけど、どこか木の陰にでも隠れていたんだろうか。
加齢のせいで、物を探すということがどんどん苦手になってきているので、いなかったとは言い切れない。(笑)
それから鳥のエリアはちょっと苦手なのでパスして、クマ舎の前を通ってようやくペンギン舎へ。陸にもペンギンがいてしばらくその可愛さを堪能してから、水中を見られる場所に移動。
上にけっこういたから水中にはいないんじゃないかと思っていたんだけど、いや、実際最初はいなかったんだけど、待っていたらどんどん増えてグルグルと回り始めた。
こういうのって、みんな同じ方向に回るんだねぇ。


旧ペンギン舎にいたペンギンはここには入れてもらえないんだろうか。 あと、以前はコウテイペンギンとか別の種類のもいたように思うんだけど、どうしちゃったんだろう。
と何気ない疑問。
隣はアシカ。
アシカもぐるぐる回っていた。↓このアシカだけかもしれないんだけど、体をひねりながら泳いでる。個性なのか?
横で見ていた子どもが大はしゃぎしていて、ちょっと微笑ましい。

この建物の横にベンチがあって、そこで一休みしてからげんしばゲートの方へ向った。
さっきはあんまりきちんと見なかったクマ舎の前を再び通る。
ホッキョクグマが、水に浮かんだ三角コーンめがけてダイブするという遊びをしていて、体は大きいんだけど可愛らしかった。
この動物園へくるのは本当に久しぶりで、いろんなところが新しくなっていて違う動物園みたいで、でも昔のままの部分も一部残っていてその前を通るとなんだかホッとした。
知っている部分がなくなるのは寂しいんだけど、綺麗なほうが断然いいので、工事中のエリアがなくなった時また行きたいと思う。
お土産売り場もきれいで、ちょっと気に行った帽子があったんだけど、普段使えるかなぁなんて考えると二の足を踏んでしまって、結局買わなかった。
しかし疲れた。なので、今度は動物園メインで冬に来よう。
動物園って、水族館もそうだけど、あるかないかでいうとある方が断然いいんだけど、一匹で檻の中にいる動物を見ると、寂しくないのかなぁ、なんてちょっとセンチになるね。
動物はそういう感情はあるのかしらん。
さて、本来ならこの後ハルカス美術館とカワチへ行く予定だったけど、疲れ果てたので美術館はパス。カワチも目的のお筆がホルベインで買えたので今日のところはパスすることに。
ハルカスの地下でお土産を買って、帰路についた。
お土産はね、小さいサイズのクロワッサンとかカヌレとか量り売りしているところがあって、そこでいつもカヌレメインでいくつか買う。
カヌレってそんなに大きくないのに高いからさ、ここで買うとミニサイズだけど数が買えて得した気分になるんだわ。美味しいし、ほかのクロワッサンも限定の何かもすごく美味しい。
もう前に行ったのはいつだったか思い出せないぐらい、久しぶりの遠足。思ったより体力がなくなっていることを痛感。コロナで出不精になっていたのもあると思うけど、主に加齢が原因だと思う。
週に何回かの体操では全く補えない。とはいえ、体操ばかりに時間を費やすわけにはいかないので、というかガンガンすると膝が痛く鳴ったりするんでガンガンも出来ないという情けない体なので、体力低下をなるべく遅らせる方向で、ぼちぼち頑張ろうと思う。
行きたいところはまだまだたくさんあるしね。