我楽苦多通信 -18ページ目

我楽苦多通信

なんやかんやつらつらと。

 もうずいぶん前に買った本なのだけど、今年読む本としてピックアップしていた本。   

 

 「猫」という題名通り、猫にまつわる随筆集。

 買った理由はたぶん、クラフト・エバイング商會プレゼンツ、だったからだろう。

 この本を購入する少し前、「つむじ風食堂の夜」という邦画を見た。

 十路地の角にある風変わりな食堂に出入りする人たちのちょっとした話。ストーリーよりも、雰囲気が好きな作品なんだけれど、この映画の原作の作者が吉田篤弘氏で、クラフト・エヴィング商會の物語作家の人、ということで、クラフト・エヴィング商會を知る。

 クラフト・エヴィング商會って、なんかかっこいい。というわけで、いろいろ調べていてとりあえず一冊買った本。

 

 載っているのは谷崎潤一郎や井伏鱒二等々、日本文学の名だたる作家さん11名。とはいえ、読んだことがあるのは谷崎潤一郎氏ぐらいなのだが。

 そういう人たちの、猫に関するお話。作家、というか漫画家や絵描きさんもそうだけど、どうして猫なんだろう。そりゃ、犬だったり鳥だったりを飼っている人もいるだろうけれど、聞こえてくるのは猫の話が断然多い気がするのだが。

 私のアンテナが偏っているのだろうか。

 それはさておき。

 さすが物書きとういうべきか、観察眼がすごい。目の前にその猫たちの姿が見えるようだわ。

 みんな近代文学の人なので、文体、というか書き文字と言えばいいのか、古いのだ。今は使わないような漢字やひらがなを使っているし読みにくい。読みにくいんだけど(漢字は調べないと読めないのもあるし)字の並びというか絵面がレトロでなんかいい。

 小さい「っ」とか「ゃ、ゅ、ょ」とか使わないし。(カタカナの時は使っている不思議)

 PC上どうやって出すかわからなくて出せないんだけど、「いよいよ」とか「とびかかる」とか同じ文字が続くときは、いちいち書かないで二回目の時は間延びした「く」の字のような記号を入れるし、「とびかかる」の「かか」のところはは「々」とも違う「、」を大きくしたみたいな文字が入るし。「ゐ」とか使うし。

 たとえば「問ひただしてゐるのだった」という文章の「ひ」と「ゐ」はどちらも「い」と読むんだけど、その使い分けはどうなっているのだとか。何か決まりごとがあるんだと思うんだけど、どうなんだろう。

 読んでいて、そんなことを考えていた。

 

 私は猫は好きな方だけど、飼ったことはないし猫グッズを集めるほど好きでもないんだけど、すごく猫好きな人は楽しく読めるんじゃないかと思う。

 私の中では内容云々より、字面を眺める本、という位置づけ。

 

 

 表紙にチョコンとねこがいるのがいい。

……続き。

 

 さて、次の予定はバインミーの店。その店は動物園のすぐ横にあるので、テイクアウトして動物園で食べる。

 

  実は東大阪市民美術センターを出た時点でちょっと疲れていて、暑さも相まって天王寺ヘは電車で向かおうかとも考えていた。かかる時間はさほど変わらないけど、歩くのと電車で行くのでは疲れ具合が違う。

 とはいえ、「森の美味しい珈琲屋」さんを出るころには、美味しい珈琲でのども潤ったし日陰でしばしの休憩も出来たし、なにより前方を見ればハルカスのビルが見えている。

 駅を探すのも面倒だし、大丈夫じゃなかろうか、と。電車をやめて歩くことにした。そして、すぐに後悔することになる。

 地図上では徒歩だと26分となっている。ビルが近くいに見えていてもやっぱり26分かかることには違いないのだった。日陰を探して歩くのだけれど、正午近くに影などどこにもない。大通りを通ったので路地の不思議な空間やら変な店を見つけるという楽しみもなく、ひたすら歩く。

 とはいえ、面白い人にはあった。

 

 その一。

 自転車に乗りながら爪を切るおじさん。

 爪切りを持ち歩いているというのもコアなことだと思うんだけど、なぜ自転車に乗っている今、切ろうと思ったのか。爪が気になってどうしても切りたかったとか。それなら自転車を止めたらいいのに。

 全然危なっかしくなかったから、別いいいんだけど。

 

 その二。

 さっきのおじさんとは違って、すごく危なっかしい。自転車に乗るのが下手な女の子。女の子と言っても高校生かそれ以上の子、というか娘さん。アジア系の外国人で、レンタルサイクルで自転車を借りたっぽい感じ。旅行中だったのかもしれない。

 同行者なのか全く知らないたまたま同じタイミングで自転車に乗っていただけなのか、同世代ぐらいの子たちはスイスイと先に行く中、その子だけ動いては止まり、走り出しては足をつく。どう見ても自転車が乗れる人には見えなかったのだけど、なんで自転車で移動しようと思ったのか。

 あの後、無事目的地に着けたのか、少し心配になった。

 

 

 

 さておき。

 

 暑い中30分近く歩いてようよう着いた。

  Bánh Mì Việt Nam

 

 疲れすぎて店の写真を撮るのも忘れたが、(珈琲屋さんの時も忘れた)カウンターだけの小さな店で、アジア系の男の人が店番していた。平日せいか空いている。

 名前は忘れてしまったけど、チキンの入ったバインミー。パクチー入れますかって聞いてくれた。もちろん、入れてもらった。

 テイクアウトしたそれをもっていざ動物園へ。

 

 天王寺動物園

 

 

 入場料が500円なのよ。安い。テーマパークや遊園地もいいんだけど、高いし行列並ばなきゃだし、疲れるんだな。

 

 入場門をくぐって、日陰になっているベンチに陣取る。

 小さい子を連れた母子のグループとか幼稚園の遠足とか、遠足にしては人数が少ない高校生グループとか。老夫婦とか。いい陽気なので思ったより人がいたんだけど、昼時を少し過ぎていたせいかベンチは空いているところが多くて、難なく場所を確保できた。

 

 早速バインミーを広げる。

 

 

 バインミーはこういう食べ物だよって人づてに聞いていて、家で作ってみたことはあるんだけど、お店のを食べるのは初めて。

 パンがサクサクしていて、美味しかった。パクチーはやっぱり入っていた方がいい。当然だけど、自分で作るよりおいしい。だけど似たようなものは作れるから、また家でも作ってみよう。

 具もたくさん入っていて、一つ食べただけで十分お腹いっぱいになった。

 

 腹ごしらえも済んで、いざ出発。

 一番の目的はテレビで紹介されていた、水中を泳ぐペンギンが見られるところ。入口でもらった地図によると、ペンギンは場所は入場門の右側。地図上ではすぐ横なんだけど、工事中の場所があるので大きく回り込まないといけない。どうせ一周するので、楽しみは後に取っておこう。というわけで、左側から。

 まず見えてくるのが爬虫類生態館何だけど、さほど興味はないのと疲れていたのとでパス。通り過ぎて、カバ舎へ。

 

 

 カバってこんなに大きかったっけ、なんて思うほど大きかった。別に初めて見たわけじゃないし、この動物園でも何度も見ているはずなのに、その大きさにびっくりした。

 続いて、サイ舎。それから猛獣エリアに。

 サイ舎のところにいた女子高生二人が猛獣が見たい。早く猛獣のところへ行こう、なんて言っていたが、私はまずサバンナのところでキリンのおやつタイムを眺める。

 サバンナのコーナーにはキリンとシマウマとエタンドがいて、キリンがおやつを食べている後ろを、シマウマがやたら興奮して走り回っていた。飼育員曰く、時々スイッチが入って走り回るのだとか。そういうまれなことが見られたのはラッキーなことなのかもしれない。

 

 

 キリンちゃん。別のところにいたキリンは思いっきりおしっこしてた。大きいだけに、豪快だ。

 

 そのあと猛獣のいるエリアへ。猛獣たちは皆、暑さのせいか寝ている。ピクリともしない。先の女子高生は動きもしないライオンやらを見て楽しめたのだろうか、と思ったりした。

 

 次に行った小動物舎では皆ちょこちょこと動いていて、それはいつまでも見ていられた。可愛い。

 そのあと、ジャガー、トラ、狼、レッサーパンダと並んでいるのを次々見る。

 狼はかっこいいね。昔名古屋の動物園でみた狼は、何だか元気ない感じだったけど、ここのはシュッとしていてかっこよかった。ライオンたちと違って、うろうろ動いていたし。

 狼は割と好きな動物。平井和正のウルフガイシリーズの影響なのだけど。

 そしてペンギン舎(ここは前からあるところ。プールもない)、ツル舎、フラミンゴ舎を通ってゲート近くまで戻ってきた。

 

 次は右側。工事中のエリアを迂回するのだけれど、これがまた大きくててんしばゲート(入ってきた新世界ゲートとは真逆の場所)近くまで回らないといけない。

 ペンギンのために頑張って回る。とはいえ、他の動物が見たくないわけじゃないので素通りはせず、ちゃんと見る。

 チンパンジョー舎からサル・ヒヒ舎へ。サルの向かいはニホンシカ舎。この辺は前と全く変わらずで懐かしい。昔は確か、シカに餌を上げてもいいシステムになっていたはずなんだけど、コロナのせいかどうなのか、今はやっていなかった。というより、シカがいないような気がしたんだけど、どこか木の陰にでも隠れていたんだろうか。

 加齢のせいで、物を探すということがどんどん苦手になってきているので、いなかったとは言い切れない。(笑)

 それから鳥のエリアはちょっと苦手なのでパスして、クマ舎の前を通ってようやくペンギン舎へ。陸にもペンギンがいてしばらくその可愛さを堪能してから、水中を見られる場所に移動。

 

 上にけっこういたから水中にはいないんじゃないかと思っていたんだけど、いや、実際最初はいなかったんだけど、待っていたらどんどん増えてグルグルと回り始めた。

 こういうのって、みんな同じ方向に回るんだねぇ。

 

 

 旧ペンギン舎にいたペンギンはここには入れてもらえないんだろうか。 あと、以前はコウテイペンギンとか別の種類のもいたように思うんだけど、どうしちゃったんだろう。

 と何気ない疑問。

 

 隣はアシカ。

 アシカもぐるぐる回っていた。↓このアシカだけかもしれないんだけど、体をひねりながら泳いでる。個性なのか?

 横で見ていた子どもが大はしゃぎしていて、ちょっと微笑ましい。

 

 この建物の横にベンチがあって、そこで一休みしてからげんしばゲートの方へ向った。

 さっきはあんまりきちんと見なかったクマ舎の前を再び通る。

 ホッキョクグマが、水に浮かんだ三角コーンめがけてダイブするという遊びをしていて、体は大きいんだけど可愛らしかった。

 

 この動物園へくるのは本当に久しぶりで、いろんなところが新しくなっていて違う動物園みたいで、でも昔のままの部分も一部残っていてその前を通るとなんだかホッとした。

 知っている部分がなくなるのは寂しいんだけど、綺麗なほうが断然いいので、工事中のエリアがなくなった時また行きたいと思う。

 

 お土産売り場もきれいで、ちょっと気に行った帽子があったんだけど、普段使えるかなぁなんて考えると二の足を踏んでしまって、結局買わなかった。

 しかし疲れた。なので、今度は動物園メインで冬に来よう。

 

 動物園って、水族館もそうだけど、あるかないかでいうとある方が断然いいんだけど、一匹で檻の中にいる動物を見ると、寂しくないのかなぁ、なんてちょっとセンチになるね。

 動物はそういう感情はあるのかしらん。

 

 

 さて、本来ならこの後ハルカス美術館とカワチへ行く予定だったけど、疲れ果てたので美術館はパス。カワチも目的のお筆がホルベインで買えたので今日のところはパスすることに。

 ハルカスの地下でお土産を買って、帰路についた。

 

 お土産はね、小さいサイズのクロワッサンとかカヌレとか量り売りしているところがあって、そこでいつもカヌレメインでいくつか買う。

 カヌレってそんなに大きくないのに高いからさ、ここで買うとミニサイズだけど数が買えて得した気分になるんだわ。美味しいし、ほかのクロワッサンも限定の何かもすごく美味しい。

 

 

 もう前に行ったのはいつだったか思い出せないぐらい、久しぶりの遠足。思ったより体力がなくなっていることを痛感。コロナで出不精になっていたのもあると思うけど、主に加齢が原因だと思う。

 週に何回かの体操では全く補えない。とはいえ、体操ばかりに時間を費やすわけにはいかないので、というかガンガンすると膝が痛く鳴ったりするんでガンガンも出来ないという情けない体なので、体力低下をなるべく遅らせる方向で、ぼちぼち頑張ろうと思う。

 

 行きたいところはまだまだたくさんあるしね。

……続き。

 

 東大阪市民美術センターを後にして、30分後、ホルベインのショールームにいた。

 なんでホルベインかというと、youtubeでちょいちょい見ている画家の柴崎氏の個展が大阪であり、会場場ホルベインギャラリーだった。行きたい、とは思ったもののすでに展示期間が終わっていて見に行けず。とはいえ、ギャラリーはあるわけだから何かしらの個展がやっているのでは?と調べてみたら、リニューアル工事に入っていたのだった。

 ギャラリーはがっかりだけど、ショールームは移転先でやっているし、偶然にも我が家の画材はホルベインのものが多くて、ならちょっと覗いてみようかと思った次第。

 それに前に買ったお高い筆がボロボロになってしまって、同じものが見つけられないかと。現物持って行ってなくしたり傷んだりしたらやなので、写真に撮って持っていく。

 最寄りの駅から徒歩3分のはずの場所が、よくわからない。地図上ではついているはずなのに、入口がわからん。と、行ったり来たりしていたら、隣のビルの店やのおじさんが、ホルベイン?だったらここだよ、って教えてくれた。

 何も言ってないのに、迷う人が多いのだろうか。

 とにかくお礼を言って、ショールームへ、GOー。

 

 仮だけあってそんなに広くない。早速写真を見せて聞いてみる。と、剥げてボロボロで ブランド名も何も全く分からない写真なのに、あぁといって、すぐい出してくれた。

 さすがプロフェッショナル。

 このシリーズは改定されて形が変わったとのことで、三種類あるんだけどどれかなっと。三種類といっても、筆先の大きさが大中小あるというだけのこと。で、持っているのと同じ大きさは中だと思って中fの筆を購入。

 以前買ったときの正確な値段は覚えていなかったんだけど、たぶん3800円ぐらい。なので覚悟はしていたが、3450円だった。

 ホッとするほどの値段の差ではないけど、昨今なんでも値上がっているから、実はちょっとドキドキしていた。

 家に帰ってから比べてみたら、新しく買った方が若干太かったけれど、気になるほどじゃなかった。

 

 前回買ったときは、「うまい人が広いところも細かいところ同じ一本の筆で描いていて、そんな筆が欲しい」と言って出してもらった筆。

 そんなことを言う方も言う方だけど、これかなって出してくれる人もすごいなと感心したし、実際一本でどこでも塗れるのですごく重宝する。

 高くて懐がちょっと痛んだけれど、どんどん描いて元を取ろうじゃないかと、やたらモチベーションが上がった。いつまで続くかはさておきだけど。

 

 そのあと、「森の美味しい珈琲屋」さんへ。

 豆を買うだけのつもりだったんだけど、あまりの暑さに水出しコーヒーをテイクアウト。冷たくて、いや、冷たいのは当たり前なんだけど、濃さもちょうどよくて美味しかった。

 豆はマンデリンを購入。最近お気に入り。

 そして店長さんは、私の知っている豆の焙煎屋さんに漏れず、優しい人だった。店長さんはモモンガだから、この人は一従業員なのかもしれない。(笑)

 店の中には入らなかったから、モモンガ店長は確認できず。珍しく写真を撮るのも忘れた。

 ちょうど昼時だったけど、お昼はバインミーを食べる予定だったから何も食べずにいたけど、今度来るときは中に入ってゆっくりしたいと思う。とはいえ、この辺に来ること滅多にないんだな。

 インスタがあるのでそちらでモモンガ店長と店の様子を見てください。

 

 ……続く。

 今回の一番の目的は「視覚の迷宮」展。場所は東大阪と、我が家からは電車をいくつか乗り継いで行かねばならない場所。そしてせっかく電車で出かけるのだからと、いつものごとくあれよこれよとついでの予定をぶち込む。

 

 「視覚と迷宮」展→ホルベインのショップ→森の美味しい珈琲屋→バインミーの店→動物園→ハルカス美術館→カワチ画材店→帰宅

 

 とまぁ、こんな感じの予定を組んだ。ずいぶんぎっしりだけど、時間的には全然大丈夫。

 

 当日、少々トラブルがあって、30分ほど遅れはしたけれど無事美術センターに到着。とはいえ、着いたのは十時半。遅いという時間ではない。

 

 早速中へ。

 美術館では珍しく撮影OK.。いろいろたくさん撮ったんだけど、全部載せるのもなんなので、いくつかだけ載せておく。

 

 

 

 

 

杉山健司氏の作品。

二枚目と四枚目、すごく奥行きのある作品なんだけど、その場を離れてからふと違和感。外側から見たその作品に奥行きはまったくない。あれれ、と思ってよく観てみると、奥まで空間があるのだと思っていたけど、実は下に空間がありそれを鏡で映して奥に伸びているように見せていたのだった。

びっくりした。

それ以外にも一つ一つがとにかく細かくて、五枚目と六枚目は紙袋で作った骸骨の中に、何やら人が入っている。もち上げて覗くことはできないから、どういう風になっているのかよくわからないけれど、これもやっぱり細かくて。

鏡の奴もそうだけど、隠れているところに入っているのは大体が本。本棚に並んでいるものもあれば、床に転がっているものもあって読書家、というか収集家のような感じがする空間が広がっている。

 

 

 

 

この二作は浅田泰子氏の作品。

前から観たら普通の陶器の人なのに、後ろに回ると頭の中が丸見えという。この女性は鳥が入っているけれど、他の作品の頭の中はそれぞれ違った何かが入っていた。写真撮ってないけど。

 

お二人とも独特の世界観があって、ずっと観ていられる。

 

こういう作品は自分でも作ってみたい。一筋縄で作れるものではないのはわかっているが、作る過程やら構図やらを考えるのはきっと楽しい。

実際作ってみると、似て非なるもの、いや似てもいない変なものが出来る気がする。(笑)

 

というわけで、満足のいく展示会だった。

 

 

ここにも本がいっぱい。

 

ちなみに、入場料が500円でお得。

 

 

……続く。

 先日、家の近くの三叉路で自転車にぶつかった。というか、ぶつかられた。

 相手はおばさんで、曲がり角を進行方向とは逆の方を見ていて、私とぶつかったのだ。何がそんなに気になって見ていたのか知らないが。

 私はというと、もちろんちゃんと前を見ていた。そしておばさんがよそ見しているのも知っていた。

 めっちゃよそ見してるじゃん。

 そう思いながらも、曲がる頃にはちゃんとこちらを向いて進むであろうと考えていた。なのでこちらも普通に自転車(あ、私も自転車でした)を走らせていた。

 角に近づくにつれ、このままじゃぶつかるんじゃなかろうか?と思いつつも、いやいやいくらなんでももうそろそろ前を見るだろうと思っていた。

 が、全く見る気配もなく、やばいやばいと思っているうちにぶつかってしまったのだった。

 太ももを打撲。

 さすがにぶつかった時点でこちらを向いたおばさん。謝りまくって、まぁこちらも倒れたわけじゃなく、すごく痛かったわけでもないから、特に問題にすることもなく分かれたのだけれど。

 何がショックだったかと言えば、いくらぶつかる前にはこちらを向いて避けるだろうとぼんやり考えていたとはいえ、避けきれなかったこと。

 正面衝突は避けられたけれど、状況からしてもっと早い段階で避けることもできたし、直前でもひょいっと避けられると思っていたのに叶わなかったこと。

 判断力の鈍さと、素早く動けなかった体の鈍さに加齢を感じて、もっと自覚せねばと反省したのだった。

 ちなみに、数年前からよく何もないところで躓く。歩くときに全然足が上がってないのだと思う。ネット検索で対策を調べて足上げ運動をしてはいるものの、全然運動量が足りないのか、いまだ解消されていない。

 人によって違うのは重々わかっているけれど、どの程度の運動量で(頭も体も)今の体力、脳力を維持できるのだろうか。

 良くしたいと欲はかかないから、せめて維持、せめて退化を遅らせるにはどういう生活をするべきか。

 このところ、そういうことを考えている。

 

 余談だが、ここ二十年近く体脂肪を減らすためにいろいろ体操を試しているのだが、現状維持がやっとで全く減らない。体重さえ減らない。

 減ったのは、風邪で三日寝込んだ時と、去年コロナで一週間ぐったりしていた時だけだった。

 そして戻るのは早い。

 以前ブログで紹介した自費出版本を自分でも買ってみた。

 作ったはいいけど、実際どんな風になったか、やっぱり確認したかったので。

 

 

↑ この二つ。小説とポストカード。

 表紙の写真は昔自分で撮ったもの。飛行機雲が綺麗に見えて、それで何気に撮ったんだろうと。。もう何時のかわかんないんだけど。

 

 小説もほうは文字が思ったより大きかったので、すごく読みやすい本になっている。自分で決めた文字の大きさなんだけど。、パソコンの画面上で見ているだけじゃあんまりよくわかんなくて、どうなんだろう、なんて思っていたから確認出来てよかった。

 ただ、もうちょっと詰まった感じでもよかった気がするから、次回があるなら検討しよう。と思う。

 表紙はなかなかいい感じだと思ってはいるんだけど、それはフォーマットあってのこと。技術があればもっと凝ったり、思い通りの装丁に出来るんだけど……。ままならん。

 まぁ、中身もなかなかうまく書けないのに、表紙やら装丁ばかりかっこよくなっても仕方がないから、まずは中身を頑張らないと。

 

 ポストカードも同じく、画面上だと感じがよくつかめないし、印刷されるとどんなもんかも見たかった。

 大体いい感じなんだけど、ちょっと画像が粗い。その粗さが味になっている写真もあるけど、全部がいい感じかというと、んー、となる。

 でも悪くはないと思う。画像をいい感じに出力するのは、そういう技術を持っていないから今後もうまく出せないかもしれないな。そこんところを勉強してより良くしたい、という気力は今のところないので、画像のクオリティーを上げるのは難しいな。

 今後出すなら、構図で勝負を。←なんかかっこいい言い方。(笑)

 

 

 

『With her』

 ↑

文庫で読むならこっち。

 

  ↑

 大きなサイズで読むならこちら。と思ったんだけど、品切れ状態だったw。

 Amazonではのことだから、他を探せばあるかも。

 

LENTO』 jitta.著

 ↑

 ポストカードはこちらから。

  このポストカードの作るとき、15pでワンセットみたいな感じで15枚写真を載せたつもりだったんだけど、14枚しか載せていなくて、一枚余ってしまった。

今後、いい写真が撮れたら追加するかもしれん。

 

 

 どういう経緯だったか忘れてしまったけれど、「バビロンまでは何光年?」という本を手に入れた。漫画なんだけれど。

 そしてこれまたどういう経緯でそう思ったのかはわからないんだけれど、「バビロンまでは何マイル」という本のパロディーというかリスペクトというか、兎に角この本が下地になっているのではと。

 この「バビロンまでは何マイル」という小説は、あのジブリ映画「ハウルの動く城」の原作者、ダイアナ・ウィン・ジョーンズが書いた作品だった。全然知らなかったけれど、英国児童文学の女王と言われる人だった。児童文学にしてはなかなか複雑な話のような気もするが。

 それはさておき、もしそうなら元になった本も読まねばと小説を取り寄せた。が、結構前の本、文庫版の初版は2011年、だったので、中々手に入らず。入ってからもすぐに読むことが出来ず、先日ようやく読み終えた。

 読み出してから気になっていたのだが、漫画の話とはまるで似ていない。しいて言うならSFであるという所ぐらい。漫画の方を読み返してみたが、やはり似ている要素はない。

 全く関係ないのに、題名がこんなに似ているなんて。

 と思っていたら、再び同じ題名の漫画、川原泉の漫画を見つけた。ネットであらすじを見てみると、これまたかすりもしていない内容。

 どういうこと?と思っていたけど、わかりました元ネタ。

 「マザーグース」。

 我が家にある「マザーグース」を開いて確認。「バビロンまでは何マイル」という詩があった。それぞれが「マザーグース」からの引用だったんだなぁと。

 漫画のほうが確認んしていないけど、きっとそうだろうと。

 「マザーグース」の詩は1ページもないほどの短い詩で、その短い詩から想像?いや妄想というべきかを膨らませて、物語を紡いでいくとはさすがだなぁと。一つのネタから違うものが派生するのは面白い。

 

 と、それはさておき。「バビロンまでは何マイル」上下巻は読みごたえがあった。さすが、児童文学の女王である。

 なんら関係がないと思われていた二つの事件が、後半見事に纏まって、びっくりするような展開を見せて終わった。主人公が最下級の魔法管理官なので、常にピンチなのだ。特に下巻に関しては、えっまた?えっえっ?の連続だ。

 ちょっとネタバレになるかもだけれど、一応地球が舞台の話だけれど、魔法と別世界が出てくる話でもあるので、変なことも変な人物も出てくる。だけど、そういう現象が起こる場所がSF大会の場所で、皆がおかしな格好でおかしな言動をするので(SFファンがみんなおかしなことを言ったりしたりするという意味じゃない)だれも気にしないという舞台の作り方とかうまいなぁと。

 一気に読めてしまった。

 これ、アニメでも実写でも構わないから、映像化できないかなぁ。実写の方が面白いかもしれない。そういう媒体で観てみたい。

 

 

 「バビロンまでは何光年?」

 これは簡単に言うと、消滅した地球の生き残りが宇宙を旅する話。

ちょっとエロよりだけど、特にいやらしい絵は出てこない。

 なんか不思議な話。説明難しいな。これもラストでえぇーってなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 これは読んでないのでわからん。

 

 

 

 「バビロンまでは何光年?」

 これは簡単に言うと、消滅した地球の生き残りが宇宙を旅する話。

ちょっとエロよりだけど、特にいやらしい絵は出てこない。

 なんか不思議な話。説明難しいな。これもラストでえぇーってなる。

 

 

 「オペラ座の怪人」といえば有名な舞台なのだけれど、実は詳しい内容は知らないでいた。この舞台を知る前に、その舞台を現在に置き換えたミュージカル映画「ファントム・オブ・パラダイス」の方を先に観てしまっていて、似たような話という認識。

 実際、映画の方が「オペラ座の怪人」を下敷きにしているのだから似ているのは当然なのだけれど。とはいえ、その「ファントム・オブ・パラダイス」を観たのもずいぶん前のことで、はっきりとは覚えていないのだが。

 とにかく、チケットが手に入ったので、観に行くこととなった。

 ミュージカルは何作か観たことがある。古くは「阿国」そして、「キャッツ」。海外にて「スターライトエクスプレス」。一番最近は、といってもコロナ前のことなのでずいぶん前のことになるが「ライオンキング」もみた。

 もっとも直近でもたぶん五年ほど前なので、すべてうろ覚えだが「阿国」は広い舞台で大人数で歌ったり踊ったりというイメージ。「キャッツ」は特設テントで観たと思う。これはほぼ覚えていない。

 海外のは小さい舞台の中を客席も使って新幹線が走り回って、これはすごく迫力があって楽しかったという印象。「ライオンキング」は、動物たちがうまく表現されていて面白かったという印象。二階席でとても見やすかった。

 

 そして今回「オペラ座の怪人」。一階席の後ろの方。とはいえ、特に観にくいというわけじゃなかった。前の人が少し座高が高くて、ちょっと邪魔だったというのはあったけれど。

 同じ劇団四季だけど「ライオンキング」が明かるかったのとは逆に「オペラ座の怪人」は暗い。ミステリーなのだから、仕方がないのだが。しょっぱなから暗いので、最初の数分ウトウトしてしまった。気が付くと人舞台終えた主人公のところへ、幼馴染の男性が逢いに来るところになっていた。なので人間関係がよくわからないままのスタート。

 そこからはちゃんと観た。念のため。

 台詞は歌いながらだから、演技がうまいのかどうかわからんのだが、歌は素敵だった。音楽、ことに声楽なんかが詳しければもっと楽しめたはずだ。残念。

 あと、舞台が暗くなってそして次の場面へ進む数秒の間に、登場人物の場所は変わるし、衣装は変わるし、部屋は変わるし建物も変わる。その早変わりに驚く。こういう所が舞台の楽しさなのかなと思う。

 後ろの席で舞台上の俳優さんの顔が見えなくて、映画観たいにアップのシーンがあるわけでもなく、歌うと声の区別もつかなくて、誰だろう、と思う間に話が進んでしまうこともしばしば。それはすごく残念。

 

 あと、驚いたことがいくつか。

 歌が終わった後、普通に皆が拍手していたこと。確かに区切りの着いた場面ではあったけれど、舞台進行中に拍手するなんて思いもしなかった。

 それから、終わった後のカーテンコールのとき、皆が立ち上がったこと。座ったままの人もいたけれど、びっくりした。

 今まで観たミュージカル、「阿国」や「スターライトエクスプレス」はさておき、「キャッツ」と「ライオンキング」は同じ劇団四季の作品なのに、そんなことは全然そんなことなかったから。舞台、とりわけミュージカルの観劇マナーなのだろうか。それとも劇団四季ならではのものなんだろうか。

 

 楽しくはあったけれど、事前に調べておけばもっと楽しめたかも、という後悔もある。映画に比べると少々お高いので、そうそう観に行く機会はないと思うけれど、だからこそ次回があれば下調べは入念にしておこうと思うのだった。

 あと、好きな人は何回も観に行くんだろうな、推しのひとは大変だ、なんて思ったりした。

 

 教養がないと人生損するなぁ、と改めて思う今日この頃なのである。

 

 

 余談だが。

 始まる前にスタッフからの注意としておしゃべりはしないでって言われていたのに、隣の女子がぼそぼそと喋るので、気になってしかたがなかった。

 先日観た映画が、思ったのと違った話。

 一つは「アラビアンナイト 三千年の願い」という映画。

 NHKで紹介されていたのを見て、面白そうだと思った作品。

 物語論の専門家の女性アリシアが旅先で手に入れた小瓶から魔人ジンが現れ、三つの願いを叶えるという、あのアラビアンナイトを下敷きにした物語。

 ジンはなんとしても願いを叶えようとするが、アリシアは今が充実しているから願いなどないという。それでは困るジン。願いを言わせようと、自分の過去を語りだす。

 

ここからはネタバレしそうなので、観てない人は気を付けてくださいね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 なんだかんだあって最後には二人は結ばれるんだろうなと思っていたし、予告の映像がコミカルに見えたので、面白おかしく話はすすんで、その間にお互い惹かれあう。そんな話だと思っていた。笑えないにしても、ふふってぐらいにはなるもんだと。

 ところがどっこい。ジンの昔話が暗い。全部で三つの話が出てくるんだけど、映画一作分の尺の中に三つも入れるので、ほんとにあらすじだけ。映像はすごいんだけど。

 で、その話の中にアリシアがジンに惹かれる要素があったかといえば、特に感じられない。同情はするけれど。でも話を聞いて、恋したいって思っちゃったみたいで、お互いに好きになるようお願いをする。かくして二人は恋に落ち、しばらく仲良く暮らしているんだけど、三つ目の願いを言っちゃったかなんかで(忘れちゃった)ジンが消えてしまう。

 アリシアは悲しみに暮れながらしばらく過ごすんだけど、三年後ジンが戻って来てめでたしめでたし。となる。

 

 

 何が思っていたのと違っていたかというと、もっと明るい話だと思っていたのに、画面は暗いし愛し合った後でさえちっともキャッキャうふふな感じがしない。まぁ、これは大人の恋愛だからと言われればそれまでかもしれないが。

 そんで、ジンが消えた理由はわかるけれど、三年後にひょっこり戻ってきた理由がさっぱりわからない。何か見落としていたのかもしれないけど、わからんのだ。 すごく期待していただけにがっかりだった。という話。

 

 

 もう一つは「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」という映画。アカデミー賞を取った映画。

 これは去年から観たいと思っていた。いつ頃だったかは忘れてしまったけれど、去年Twitterで面白いと、アメリカ在住のフォロワーさんが言っていて、これは観なくてはとチェックしていた作品。

 今年に入って劇場予告を観るとますます観たくなってきた。普通のおばさんが世界を救う、そういう話だった。メタバース内の自分と次々入れ替わり、その特技を生かして悪と戦う。これはもうアクションあり時々笑いありのすごくスケールのでかい話ではなかろうか。

 と思っていたら、違った。

 

 ここからネタバレ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 世界を救う話じゃなく、家族の話だった。

 主人公のおばさんは、数あるマルチバースの中でもっとも貧乏くじを引いた人物。人生の数ある選択の場面で、常にダメな方を選んできた世界の人。こんなはずじゃなかったと常に思っている。駆け落ちした旦那は頼りない。娘は反抗的。英語があまりできない(中国人移民なので)ことで税金の申請がなかなかうまくできなくて、何度も何度もやり直しさせられる。

 その日も娘を通訳に伴い役所に行く。そのエレベーターの中で普段締まりのない旦那が突然キリリとした態度口調で話しかけてくる。

 世界が危ないと。そして戦う敵は娘。

 そこからはもう、怒涛のアクション。カンフーの達人になったり大女優になったり、料理人になったり。石になったりもする。わけがわからんと思いながらも、必死で戦うおばさん。

 ハラハラもするしドキドキもする。

 そして今まで見ていなかった、目をそらしていた、自分の気持ち、娘の思い、そして旦那の優しさに気づいて、家族を取り戻す話。

 嫌な女と思っていた役所の女性担当者とも仲良くなる。

 

 気持ちがいいハッピーエンドなのだった。

 個人的には指がウインナーになっている世界。これがもう頭から離れなくて、他にも面白いシーンやいいシーンがあったはずなのに、あまり思い出せん。(笑)

 

 

 余談だけれど。

 鑑賞後にオタキングこと岡田斗司夫氏のアカデミー賞の受けがいい理由を聞いてなるほどと思った。

 これもネタバレあるので、まだ観てない人は気を付けて。