こんにちは、みなさん。
今回はビットコインの中核となる"送金の仕組み"について、初心者の方向けに分かりやすく解説していきたいと思います。
仕組みを知らずに新しいものに手を出すことはお勧めできません。
詐欺などにあう可能性も高くなってしまいますからね。
先に概要をお話するとこんな感じです。
ビットコインでは、公開鍵(パブリックキー)と秘密鍵(
送金の際は、
マイニングと報酬
新しいブロックを生成し、
マイニングの難易度は徐々に上昇する調整がなされる一方で、
ここからしっかり説明していきますね。
ビットコインで送金するには、ウォレットというソフトウェアが必要になります。
ウォレットとはビットコインの資金を保管する専用のアプリやプログラムのことで、実際の送受金の際に使われます。
ウォレットにはさまざまな種類がありますが、例えばスマートフォンのアプリ型や、パソコンにインストールするデスクトップ型、ハードウェアウォレットなどがよく利用されています。
ビットコインを保有する際は、セキュリティ面からこうしたウォレットの利用が不可欠になります。
ビットコイン送金の具体的な流れ
それでは、実際にビットコインの送金はどのように行われるのかを追っていきましょう。
【例】 田中さんが友人の鈴木さんにビットコイン0.1BTCを送金するケース
- 田中さんがウォレットアプリを開き、送金額の0.1BTCと鈴木さんのビットコインアドレス(ウォレットID)を入力する
- 田中さんは自身の秘密鍵(プライベートキー)を使って、この送金トランザクションに電子署名を行う
(秘密鍵・・・自分のビットコインを使う権限を暗号で示すための大切な引数)
- この送金トランザクション情報がビットコインネットワーク上に発信される
- 採掘者(マイナー)が競争に参加し、一人のマイナーが新しいブロックを計算する
- そのブロックがブロックチェーン(分散型台帳)に記録され、田中から鈴木への0.1BTCの送金が確定する
このように、個人がビットコインを送る際は、ウォレットアプリから簡単な操作を行えば良く、内部の複雑な仕組み(ブロックチェーン記録、採掘競争)は非常に高度な暗号技術によって自動で処理されるのです。
より分かりやすく理解してもらうため、上記の田中さんと鈴木さんの例でさらに補足します。
田中さんが鈴木さんの「ビットコインアドレス(ウォレットID)」を指定して送金すると、その情報は世界中のコンピューターネットワークに伝えられます。
そしてネットワーク上の「マイナー(採掘者)」が、田中さんから鈴木さんへの送金トランザクションデータをブロックにまとめ、高度な計算問題(ハッシュ関数)を解くことで新しいブロックを"採掘"します。
一人のマイナーがブロックを計算し次第、そのブロックはブロックチェーン(分散型公開台帳)に記録され、田中さんの送金は鈴木さんのウォレットに確定的に記録されるわけです。
このブロックチェーンには過去の全取引履歴が記録されており、一つ一つのブロックがお互いにリンクされているため、データを改ざんすることは極めて困難な仕組みになっています。
ビットコインネットワークの参加者は誰もがこのブロックチェーンのコピーを共有しており、そこに記録された情報を確認できます。つまり、ビットコインの取引データは非中央集権的で、透明性が担保されているのです。
ブロックチェーン方式についてはこちらの記事でより詳しく解説しています。
といった感じが大雑把な取引の方法になっています。
昨今注目されている仮想通貨ですが仕組みを知らずに買うということは絶対にするべきではありません。
セキュリティを甘く見てはいけないのです。
ビットコインは今でこそ信頼できそうなものですが、数年前は市場に参加するマイナーが少なく、ブロックチェーンが書き換えられそうになるなどしました。
さらに、システムが安全であってもウォレットが安全でなければなりません。
ウォレットについての記事です。良ければ一緒にお読みください
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