こんにちは!

成城・二子玉川書道教室です。

 

 

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書道と習字(書写)は、言葉が違うだけで同じものだと思っている方が多いかもしれませんが、厳密には全然違うものなんですね。

 

 
私が簡単に説明してる事は、
 
書道は芸術性を追求するもので、
 
習字は正しく美しい日本語を覚えるため
 
と言っています。
 
 
もっともっと簡単に言うと、
 
書道は芸術性を、習字は実用性を
 
と説明しています。
 
 
 
「書道」とは、芸術分野なんです。
表現であり、心とモノをつなぐ、アートになります。
 
そして「習字(書写)」は、小中学校義務教育における
「国語」
の授業の一環なんですね。
 
国語の授業の中でも
・字の種類を覚え、読み書きをする
・正しい書き方を学ぶ
 
とあり、習字(書写)は、
正しい書き方を学ぶ
 
に、当てはまります。
 
 
当然ですが、「書道」をするためには「習字(書写)」があって初めて出来るものです。
 
なので、本来であれば「書道教室」とあると、古典臨書をベースにした基礎と、芸術分野の書道を理解するための勉強をする場所となるのですが、
 
そもそもの「習字(書写)」部分が満足にできる場所がないために、「書道でも習字(書写)をやる」という形になって、
現在の書道教室という形態になっていると思います。
 
なので、現在は「書道も習字も同じ」っていうのは、あながち間違いではないかもしれません。
 
 
現在の書道教室や書壇の状況はどうでしょうか。
 
現代作家と言われる書道家の先生が運営する教室でも、指導の仕方は様々です。
 
すぐに古典臨書から入り、すぐ展覧会に出品するための作品作りをする場所もあれば、
 
競書をとって段級を取得しながら、展覧会にも出したりして書道芸術に対する理解を深めていく場所もあります。
 
 
また当教室のように、競書での段級取得や、それも必要無く個人のレベルに合わせた個別対応の教室もあります。
 
ひとえに展覧会に出品する・・・と言っても、書道団体への会費はもちろん、お手本を書いてもらえばお礼代、出品費用、額装費用、展覧会パーティの会費・・・と、
 
なかなかな出費がかかってきます。
 
 
 
そして子供の場合です。
 
子供の書道教室は全て「習字教室」の形態をとっていると思います。
古典臨書は難しすぎる場合があるので、古典臨書をベースにした先生達が書く易しいお手本を見て「正しい書き方」を学ぶ場所です。そして段級取得していき、「生徒師範」取得が目標になったりしています。
 
また団体により、学生展覧会を開催して、親御さん達に日頃の練習の成果を見てもらっていたりしています。
 
そして習字教室は「正しい書き方」を学ぶ場所なので、芸術的な書き方の指導はしません
学生展覧会でも、「芸術性」は評価せず、
「正しく書かれているか」が評価基準になります。
 
 
 
一言に「書道教室」と言っても、
元々は違いのあること、時代とともに変化した経緯があることも、知っておくと良いかと思います♫
 
 
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