こんにちは!
美しさと真心が字からにじみ出る様になる成城書道教室の徳田です。
♦素人でも書はわかってしまうその2
書ってイマイチわからない
という言葉を頂く事があるので、そんな事ないよ~という実体験を紹介しております。
●その1はコチラ
今回は、とある学生書道展をお手伝いした時の話です。
学生達の作品がメインですが、その学生を教えている先生方の作品も一緒に展示する事になっています。
なので学生展では先生の作品、学生の作品と両方楽しめるようになっています。
市の文化会館で行ったので、イベントを見に来た方が学生展に立ち寄ったりと色んな方が見に来て下さいました。
そこに白髪のマダムがふらっと入ってきまして、先生方の作品を見ての一言。
「う~ん。
こちらの方は書かされている感がするわね。
でも、私イマイチわからないけどね!」
そう言って、立ち去って行かれました。
どういう事かと言うと、
先生方の中にも、師弟関係がありまして、
その中の師匠の作品と、弟子の作品を見ての感想だったのです。
もちろん、師匠の作品は自然な感じがし、
弟子の作品が
書かされている感がする
という事だったのです。
先生方の作品名には特に師匠や弟子なんかの表示はありません。
この話を見ていた先生が、
子どもや老人は正直な感想を言うが、その他はあまり言わない
との事。
(^▽^;)
なんだかギクッとする言葉ですね!
自分自身に
自分の感じる事を素直に言えてるか?
と問いかけてしまいました。
とにかく!
そのフラッと立ち寄られた白髪のマダムは、書はイマイチわからないとは言いつつ
そのものズバリを言い当てていたのですね。
やはり人生の経験値というものでしょうか、見る目があると言いますか。
芸術にも鑑賞するにはそれなりの知識が必要ですが、
パッと見た時に感じる自分の直感や、感性というものを
日常でも意識して、高めていけたらステキだなぁ~と思いました^^
そしてもっともっと自分の感覚を信じていけたらいいですよね♩
本日もお読み頂き、ありがとうございました。
美しさと真心が字からにじみ出る様になる成城書道教室の徳田春苑でした。