二代目 市川猿翁アーカイブ | オヤジカメラマンのブログ

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若い時は京都太秦の撮影所、木枯らし紋次郎、座頭市、必殺仕事人、暴れん坊将軍など撮影助手として、30でCMキャメラマンとして主に大阪で…今迄観た映画など思った事をぼちぼち書きます。

秋分の日の今日、京都北白川にある京都造形芸術大学 舞台芸術研究センター主催の

猿翁アーカイブにみる
三代目市川猿之助の世界

が催された。


京都造形芸術大学には大変お世話になった。数年間先生と呼ばれ学生さんと一緒に映画ごっこを楽しんだ。僕の基本的考えは映画は娯楽である。しかし多くの教員は芸術だと…そんなこんなでキャメラマンがしたくなり辞めたのだ。

1年ぶりに北白川へ、表題の催しを観るために訪れた。懐かしい…ここで精一杯学生達と汗しながら遊んだのだ!


春秋座、三代目市川猿之助さんが作られた本格的歌舞伎が出来る劇場である。


何故僕が?大学の教員時、二代目猿翁さんから軽井沢、あるおもだか山荘に置いてある資料を大学に譲るとの事、多くの映像資料も含まれている。そこで僕が三代目市川猿之助研究者のT教授と共に軽井沢へ…

大学在任中、その映像アーカイブに携わる。そんなこんなで今も舞台芸術研究センターの客員研究員を拝命…


凄い人が訪れた。
まだまだ三代目の人気は衰えない!

僕にとってのサプライズがあった。

展示物に僕の写真が含まれている。

今回の講演
「奥州安達原」にみる古典の新演出

当然このダイジェストのアーカイブが流れる。サンシャイン劇場で当時催された歌舞伎は映像とのコラボであった。

その映像の制作に撮影部として当時の僕が参加、尚且つ三代目の横に僕が写っている。それが展示されている。

皆が見ているので恥ずかしい。

講演が終わり、ゲストの紹介三代目の弟子と一緒に香川照之さんが….勿論市川中車として…そして終わろとした時、なんと…
スペシャルゲストで二代目猿翁さんが登壇され会場は驚きとスタンディングオベーション、何度も幕が開く。

会場には僕が参加した映像が流れていた。


お客さんだけでは無く、僕も約40年前に戻った。各シーンの自分の立ち位置を思い出した。

監督は貞永さん、撮影:石原さん、中島照明技師、必殺のメンバーでした。
 
僕はフィルムローダーでの参加。

京都造形芸術大学 舞台芸術センターの皆様、先生方ありがとうございました。

来年もあるとの事、また呼んでいただけたら嬉しいです。