撮影 | オヤジカメラマンのブログ

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若い時は京都太秦の撮影所、木枯らし紋次郎、座頭市、必殺仕事人、暴れん坊将軍など撮影助手として、30でCMキャメラマンとして主に大阪で…今迄観た映画など思った事をぼちぼち書きます。

短編映画撮影を終え
ロケ地写真  石巻日和山

宮城県登米市豊里
この秋に収穫されたこの土地のお米でまた採れたて野菜、枝豆、そして養豚場から差し入れの豚肉、口にしたものは全てこの土地のものである。醤油も含め…

私達はスーパーで物を買う、先ずは値段を見る。そして産地、安い物を中心に献立を考えるらしい…

僕も今、単身赴任のように週の殆どを大阪で…近くにイオン系スーパー、今はイオン系のダイエー、そして玉出、などなど歩いて10分以内に大きなスーパーは4軒、少し足を伸ばせば天満市場がある。

地産地消、私達には無理に近い…

しかし豊里の皆さんは殆ど地産地消、とにかく美味しい。朝の卵、さっき産んだ物、何時ものように殻を…割れない!隣のスタッフはまるでゆで卵のように薄皮が破れない!

黄身が盛り上がっている。豚肉は本当に肉の味がする。枝豆はプリプリ、オクラの旨さ!

映画の話をするつもりが飯の話になってしまった。

今回の睡眠時間は平均3時間位?
この歳になると辛い?

私がこの世界に入った年齢は22歳、最初の頃撮影部は全ておじさん以上の年齢の方ばかり、一番近い人で満州生まれ?丁度一回り上でした。

セカンドになり一番ドキドキしたのが若い僕を「青年」と呼ぶ撮影監督の牧浦地志さんでした。

凄いキャメラマンなのですがパッと見はおじいちゃん(すみません)、ベレー帽と結構太いメガネ、チーフからアイピース(ファインダー)をしっかり作るようにと台所用のスポンジを渡される。普通はセーム皮をカメラのファインダーに巻き穴を開ければ、それかガーゼを太い目に巻きつけるとか…スポンジ?メガネを掛けて覗かれるので逆光線を防止する為だと分かった。

フィルムカメラを知らない方からするとなんで逆光線?
フィルムカメラの殆どがミラーシャッターとなっており円形が回って半分がフィルムへ半分がファインダーへ来る仕組みになっており、24コマで回る映画フィルムはファインダーへ光が来ている時フィルムを送り次のコマへ…カメラマンは実際撮っている映像は見ていない事となります。

今のデジタルカメラとの大きな違いです。
どんだけシャッタースピードを上げても見えている画を収録しているのがデジタルカメラや少し前のビデオカメラ、見ているものと違う画を撮っているのがミラー式一眼カメラや映画フィルムカメラです。

続く…