息子が冬休みの宿題で、好きな四文字熟語の書初めをしました。
書いた文字は「温故知新」。
前日に何を書く予定か聞いたら、「温故知新」だよ、と教えてくれました。
そのとき、「唯我独尊」みたいな言葉はだめだよねー、と言っていました。
「唯我独尊」
確かに、自分だけがすぐれているとうぬぼれること、と悪い意味で使われることが多い?
だけど、もともとお釈迦様が語ったというこの言葉、今の私に響くいい言葉!
人間の尊厳ということ。
座右の銘にしたい。
以下、引用
「唯我独尊」とは、「唯だ、我、独(ひとり)として尊し」との意味であり、それは、自分に何かを付与し追加して尊しとするのではない。
他と比べて自分のほうが尊いということでもない。
天上天下にただ一人の、誰とも代わることのできない人間として、しかも何一つ加える必要もなく、このいのちのままに尊いということの発見である。(中略)
ふだん私たちは、これこれの財産があるからとか、名誉や地位があるからといったことによって、自らを他と比べて立派だと思いこんでしまう。「家柄がいい」とか、身体に障害をもつ人よりも「健常」である自分のほうが上だと無意識裡に考えていることがある。
しかし、この釈尊の言葉は、人間は何らかの条件によって尊いのではなく、人間の、いのちの尊さは、能力、学歴、財産、地位、健康などの有無を超えて、何一つ付加することなきままで尊い「私」を見出すことの大切さを教える言葉である。
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