タイトル通り、ネタバレてんこ盛りで感想を書いていく。
ごめん、てんこ盛りとか言ったけどそこまで盛れないかも。とにかく、ネタバレあるよ、ってことで。
僕自身、かーなーり久々のゆかりんライブだった。
最後にゆかりんの生歌を聴いたのは2020年1月のリリカルライブだったので、実に2年4ヶ月ぶりだった。
その間、新型コロナウイルス感染症の流行だったり、我が家に双子が生まれたりといろいろあった。今回快く送り出してくれた妻にはとても感謝している。
久しぶりのライブはやっぱり格別だった。仙台という遠出も相まって、非日常感が段違いだった。仙台初めて行ったし。
会場に向かう道すがら、地下鉄の駅で王国民を見かけるという行為ですら、懐かしさでいっぱいだった。
会場に着き、複数人で談笑している方々もいらっしゃる中、ぼっち参加の僕はそそくさと入場手続きを済ませた。
中に入り、あらかじめ用意していた600円を係の人に渡し、ドリンク引き換えピックを手に入れた。引き換えドリンクはペットボトルの飲料水だったので、ピックは記念に持ち帰ることにした。
ひとまずトイレに行った。会場のところどころには手指消毒用のアルコールが設置してあったが、設置スタンドがエレキギターを模していたり、ドラムセットの一部(ハイハットだったかな?)を模していたりして、面白かった。
トイレを済ませると、さて2Fにあがろうかと思ったものの、階段を探してウロウロしてしまった。実は会場に入ってすぐの横手にあったのだが、入場時に完全にスルーしてしまったので見つけるまで少し時間がかかってしまった。
座席は2Fの後ろから2番目。でも、キャパ800台の会場なだけあってかなり近かった。僕の視力では表情までは見えないけれど、傾斜もついていて見やすい席だった。双眼鏡がほしかったけど、残念ながら自宅に忘れてしまっていた。
前の席の人が立ってしまうと、自分も立たざるを得ないけど、そうすると僕の後ろの人、最後列の人はほとんど見えなくなってしまう。僕の席と後ろの席で傾斜が無いからだ。みんな、アコースティックライブだから立たないでくれ……!と思っていた。
ライブハウスの人の開演前アナウンスが何度か流れた。ちょっと噛んでいた。
そして開演。
まずは風の香りと太陽のオープニングアクトから。
曲をやる前にMCが入って、香さんが緊張してる、とか落ち着かない、とか言っていた。
「あのけったいな……なんちゃらゆかりさん? に呼ばれてゲストでやって以来か?」
みたいな話もしていた。
今回もしゃべりすぎて、「早く曲に行け」とプロンプターで指示が出ていたらしい、
「また怒られる」
「もう呼んでもらえんかもしれん」
「今日でクビかも」
「残りの会場は、他の人が」
「代わりに、権利のややこしい昭和アイドルとか」
「あの、三人組って言い張ってるやつとか」
「メタルの人とか呼ばれるかもしれん」
などと太陽さんと二人で言っていた。
1曲目は、カバー持ち歌の『蝶々結び』。しっとりと静かに始まった。ああ懐かしい。
2曲目はカバー曲、観月ありさ『今年いちばん風の強い午後』だったと思う。なんせ知らない曲だったのだ。知らない曲なりになんとなくリズムをとって大人しく聞いていた。
ここでMC。香さんから、
「みんなあれやな。大人しゅうしとるな。手拍子とか、してええんやで」
とあまりの客席の静かさにフォローが入った。
「でもな、みんなきっと知らんのよ曲を」
とも言っていた。ご明答!
しかし、この発言のおかげで、以降はクラップがしやすくなった。
演奏するほうも、客席が静かだとやりづらかろう。香さんと太陽さんは
「うちらであっためとかないとな」
「このあとの人のためにね」
と言い合っていた。茶番だ 笑
3曲目はカバー曲、B’z 『あいかわらずなボクら』
これまた知らない曲だった。太陽さんとのデュエットだった。
太陽さん、歌うこと増えたなー
演奏が終わったあとにMCで曲紹介をしていたのだけど、太陽さんがしゃべるしゃべる。訊いてもないのに 笑 B’z お好きなんでしょうね。
このMCで4曲目の話もして、というか持ち時間は4曲という話をして、次が最後の曲です、となって。
声が出せたら、「えぇ~!」っていうところなんだけど、声出せないし、かといって拍手は違うしで、なんかもどかしい空気が客席に流れていたように思う。
曲紹介をしてから4曲目、wacci『別の人の彼女になったよ』
個人的に、この曲はタイトルを聞いて苦笑いしてしまった。というのも、原曲のイメージが僕の中であまり良くなかったからだ。
とある女性が新しい彼氏がいるのに元カレのことを引きずっててやたら今彼と元カレを比較して、元カレに会いたいよ~っていう歌なんだけど、
いやそんなことある????
男性ボーカルなことがあいまって、「男から見た理想的な元カノ」像なだけじゃないですかコレ????
って思ってしまって、笑っちゃうんだよね。
しかし今回、ゆかりんの、女性ボーカルのこの歌を聴いたことで、捉え方がかなり変わった。
素直に、切ない歌だと思えるようになった。
歌う人でここまで変わるんだ、という、おもしろい体験だった。
やっぱり、田村ゆかりはどうしようもない女の歌を歌わせたら一級品だ。
長くなったので今日はここまで!