(2020/10/14改訂)
歌のメロディーがルートのとき、やってはいけない伴奏!
さて、今日はトップがルートの時の、ピアノのトップノートの選択についてです。
慕情
On green dolphin street
煙が目にしみる
スマイル
今あげたものは全て、曲の出だしがルートの曲。
上の二つは、わりと高い音域から朗々と歌い出すパターン。
下の二つは、落ち着いて歌い始めるパターンかな。
いずれにしても、歌い出しは大切。
聴き手の耳も、最も高い期待値で、集中力もマックス。
ピアニスト的にはどうつけるのが良いのか?
以前に書いた、歌がマイナー3rdトップの時と似ているが、一番良くないのは、何も考えずに(無神経に)メジャー7thトップのボイシングをぶつけること。
逆に言えば、狙って、7thを弾くのはありかもしれない。
オン・グリーン・ドルフィン・ストリートで、1拍目からパーンと歌が出て、その瞬間はコード弾かずに(ベース音をバーンと弾いて)歌を追いかけるようにメジャー7thトップのコード、そこから繋がるフレーズをバッキングで続ける。こういう行き方は、ぜんぜんありでしょう。
しかし、処方箋的な、解答としては、
やはり
ルート(1st)トップか5thトップ。
のボイシングで伴奏しましょう!
これは絶対ぶつかりません。
むしろ歌を補い、包み込み、お互いの居場所を見つけられます。
「歌伴の時…」過去記事はこちらです。↓
最後までありがとう。
ピアニスト/作曲家 保坂修平
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