日本百名山最難関 幌尻岳七ツ沼カールに泊まってきました\( ^o^ )/ | 秀岳荘の小野ブログ

秀岳荘の小野ブログ

秀岳荘の楽しい愉快なポイントをコソッとブログにてご紹介したり自分のプライベートフィールド情報を投稿致しますのでよろしくお願いいたします。

こんにちは、こんなきれいな七ツ沼に泊まりたくて幌尻岳に行って来ました!!!

女性スタッフの幌尻岳に行きたい!!!

20年前に登ったすごく大変だった記憶がグッぐっと蘇った・・・

山中1泊で考えていたがカールでもう一泊したら体が楽だよ!!!

仲間の一言で2泊3日贅沢ツアーに決めた(^_^)v

1週間前から天気予報のにらめっこが始まり、落ち着きのない日々を過ごし、何とか前半は曇りだか雨は降らない予想だったので決行とした、しかし今回のコースの核心は最初の登り!!!

なんと北戸蔦別岳まで標高1400mを重たい縦走装備で登らなくてはならないんです(T_T) 

1600mにあるトッタの泉は本当に嬉しい、ここで各自2.5リットルを汲んでテント場までの400mを耐えながら登りきった(T_T) 

なんとかヌカビラ岳が見えてくるともうちょっと(^_^)v

なんども休憩を入れながらテント場のウィスキーを心の支えに頑張った!!!

行った人はわかりますよね、あのグイグイ高度を上げる急登の感じ(*^^*) 

淡いエゾノツガザクラに癒され何とかテント場に到着!!!

少しでも北戸蔦別岳に近いテント場をセレクト、絶対に雪渓は寒くて嫌なのでパス

薄いブッシュの上に設営、ふかふかで気持ち良かった(*^^*) 

ガスって微妙な幌尻岳を見ながら山崎ウィスキーを飲ませてもらった(*^^*) 

きれいな夕日が今日の疲れをやさしく癒してくれた・・・

また至福な一時を過ごしている時に激しい夕立が来たが新品のテントを用意したので問題は無かった

二日目4時起床、6時行動開始、まずは北戸蔦別を目指した!!!

あいにくのガスガスだったが絶対に晴れると心に信じ歩いた(^_^)

時間が経つにつれガスが抜け日高山脈最高の姿を見せてきた!!!

どっしりした山容に盟主の風格を感じた!!!

主稜線を少し外したとはいえ存在感ある百名山だと思う(^_^)v

10年前、1967峰に行くため北戸蔦別岳に登ってここを通過した思いでがこみあがる・・・

仲間は違えど気の許せる人たちと山登りができる幸せを噛みしめた

この10年間いろいろなことがあったが山だけは続けていて良かったと、本当に感じる

一歩一歩遅くても確実に前に進める感覚が好きで歩いていて安心できる

七ツ沼分岐で要らない荷物をデポし軽量にして「肩」と呼ばれる1950mを目指した!!!

きれいな沼を眺めながら今日のテント泊に興奮が高まった!!!

北海道岳人憧れのキャンプ指定地だと思う(^_^)v

良い感じにガスが無くなったがピークでは残念ながらガスってしまった(T_T) 

初めて登った女子スタッフに最初にピークを踏んで喜んでもらい一安心(^_^)v

ここで七ツ沼分岐についてワンポイント(^_^)v

幌尻岳よりの分岐ポイントは下降が急で危ないため戸蔦別岳よりの分岐点がオススメです!!!

ここを右に降りるのってイヤですよね(T_T) 

絶対に懸垂下降ですね(^_^)

実は大昔、秀岳荘創業者の金井五郎さんと秀岳荘命名者、坂本直行さんがお友達と一緒に七ツ沼に来てテント泊をし沼で泳いだそうです【・_・?】  さすがに残ってた動画を見て驚きました!!!

そんな義理のおじいちゃんが楽しくすごした場所に時間の軸を超え自分が行くことに少し運命を感じました。

素晴らしい砂地のサイトを贅沢に使わさせていただきました!!!

風に当たらず水は豊富にあり自然の奥深さを感じれるところって少ないかも・・・

時折、ナキウサギの警戒音が聞こえ嬉しく思いました(^_^)v

五郎さんが泳いだはずの沼をチェック、早く泳いでくださいといじられながらも冷たいのでパス(*^^*) 

すごく澄んで透き通った湖面に感動、本当に来て良かった!!!

そんな自分に最終日、神様が奇跡と感動を与えてくれた!!!

最高の青空が朝日と共に目に飛び込んできた\( ^o^ )/\( ^o^ )/\( ^o^ )/

日の出のあのどうしようもないくらい素敵な感覚!!!

風が無く静まり返っているのに自然のエネルギーを沸々と感じる日高の山並み・・・

エサオマントッタベツの頂きを眺めながら美味しいインスタントラーメンを食べ下山に備えた

時間が許せばもう一泊したいなと思いながらも急な崖岩を落石に注意しながら登った

高山植物がきれいに咲きほこり最後の登りに耐えた(^_^)v

また何年後に絶対に戻ってくることを心に誓いながら幌尻岳を後にした!!!

今回の往復距離は26km、獲得累積標高数2700m!!!

健脚者向きだが今回のような日程で行けば初心者でも十分に行けると思います!!!

是非、山ガイドさんと相談してチャレンジしてみてくださいね(^_^)v

最後まで読んで頂きましてありがとうございます。

今後とも自分が登りたい山を中心にブログを書いていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。