隠し砦の三悪人 (NHK BSプレミアム) | ミミのブログ

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見た。

 

監督 黒澤明
出演 三船敏郎/千秋実/藤原釜足/藤田進/志村喬/上原美佐/三好栄子/樋口年子/藤木悠/笈川武夫
1958年
109分

黒澤監督初のシネスコープ作品。戦国時代、敗軍の大将真壁六郎太が、世継ぎの雪姫と隠し置いた黄金200貫とともに敵陣を突破し、同盟軍の陣内へ逃亡するまでの脱出劇。難関につぐ難関、次々とと襲い来る絶体絶命の危機を間一髪で切り抜けるアイデアの数々は、黒澤ほか三人の脚本家により練り上げられたもの。また、六郎太一行に付き添う狂言回しのごとき百姓コンビが、後に「スターウォーズ」の『C-3PO』、『R2-D2』の原案になった逸話はあまりにも有名。スリルとサスペンスとユーモアにあふれた、痛快娯楽時代劇の傑作巨編。(映画.comより)

 

これは何回も見たなあ。

 

黒澤明の映画のなかで、いちばん好き。

 

世間ではw、「七人の侍」(1954年)が最高評価らしいが。ラストの、「勝ったのは百姓だ」てなセリフで、くさい。

「用心棒」(1961年)は、三船敏郎が、ずる賢く立ち回るところがカッコいいにしても、大人の作品。

「影武者」(1981年)は、壮絶な長篠の戦いの様子が描かれているんで、こころが折れる。

歴史をみると、ちょっと違うかも?らしいが。

 

その意味、この作品は、娯楽映画として、文句なく楽しめる。

 

だって、没落寸前の姫と、メチャ強い家臣の侍。

それを、欲張りなふたりの百姓が、結局助けている。

 

こういう全世界、全時代に通用するテーマがいいのだ。ついでに、全世代が楽しめる。

 

大好きなシーンは、いっぱいある。

特撮も、ましてCGも使ってないんで、馬に乗って戦うのは、撮影に苦労したろうな。

 

途中で、いろいろ増えていく登場人物(もちろん、姫側)も、楽しい。非常に意味のある参加のしかた。

 

で、この姫の格好。

やけに現代的だ。素敵。

 

この映画のラストにある「裏切り御免!」いいなあ。

戦国時代ではあるが、なんだか自由な空気にあふれている。

 

藤原釜足は、なんだか貧乏くさい百姓だが、他の映画を見ると、ちゃんとしたw武士の役では、かなり、いい俳優。

べつにコメディやるひとではない。それなのに、ここでは、こんな役を演じている。すごいわ。

 

娯楽映画なら、これでしょう。

 

問題あるセリフがあるらしいけども(オープニングで注意されてる)、「おし」か?

まあ、口をきかなくても、その立ち振る舞いを見れば、そんじょそこらの百姓女でないことはわかるけどね。

人品というのは、もう、雰囲気にでるしー。^^

 

最高!