ネタが無かったので、初めて買ったレコード、学生時代に聴いていたアーティスト等、音楽について書いてみます。
小学時代
ザ・ドリフターズ
最初に買ったレコード。
僕が小学生の頃なので、1970年代前半。まだCDではなく、LPレコードです。
当時、テレビ番組「8時だョ!全員集合」で大人気だった「ザ・ドリフターズ」。
番組ではコント集団としての人気が高かったですが、元々はバンド活動をしていて、番組の中でもコミックバンドのコーナーが有ったり、「ドリフのビバノン音頭」「ドリフのズンドコ節」「ミヨちゃん」「誰かさんと誰かさん」といった曲をシングルリリースしていました。
僕もドリフの大ファンで、誕生日プレゼントに買ってもらったのが、ベストアルバム「ゴールデン・ディスク」。
2枚組のLPレコードで、当時のドリフのヒット曲やカバーソングが詰まった名盤でした。
オリジナル曲以外に、世界各地の民謡等の原曲に日本語の歌詞を付けたものや、軍歌が収録されていました。
まだ実家に有るかなぁ?
中学時代
フォークソング
3つ上のいとこの影響で、フォークソングに出会いました。とは言っても、まだ子供だったのでメッセージ性が強い曲にははまらず、その後のニューミュージックに通じるアーティストにはまりました。
アーティスト自身が作詞作曲するシンガーソングライターという存在を知り、自分で演奏しながら歌う弾き語り、というスタイルも新鮮でした。
良く聴いていたのは、イルカ、風、かぐや姫、グレープ(さだまさしさんが居たデュオ)。
小学生の頃は歌謡曲しか知らなかったので、フォークギターの弾き語りが新鮮でした。
近所のリサイクルショップで、質流れ品のアコギを3,000円で買って、家で練習してました。
ニューミュージック
フォークからの流れで、ポップで明るいニューミュージックに惹かれるようになりました。
良く聞いていたのは、チューリップ、ALICE、荒井由実、ゴダイゴ、海援隊(武田鉄矢さんが居たグループ)。
ピアノやキーボード、エレキギターのアレンジが新鮮で、その後の音楽の趣味のベースになったと思います。
小学生の頃、2年くらいピアノを習っていた事が有って、家にアップライトピアノが有りました。
ピアノを使ったアレンジの曲を聴いて、自分でも弾きたくなり、楽器屋さんでピアノ用の楽譜を買って、練習するようになりました。
最初に弾いたのは、チューリップの「心の旅」「青春の影」「ブルー・スカイ」あたりでした。
高校時代
洋楽(ロック)
この時代に聴いていた音楽は、その後の音楽の趣味に大きく影響しました。
ここからは「心酔した」と言える程深くはまったアーティストを挙げていきます。
クイーン
仲が良かった同級生の影響で、クイーンを聴き始めたのが、洋楽を聴く切っ掛けでした。
同級生の多くが、エレキギターメインのハードロックにはまる中、ピアノアレンジの曲も多く、家でピアノを弾いていた僕はクイーンにはまりました。
クイーンのピアノアレンジ用の楽譜も何冊か手に入ったので、「キラークイーン」「マイ・ベスト・フレンド」「愛にすべてを」「懐かしのラヴァー・ボーイ」「手をとりあって」「伝説のチャンピオン」あたりをコピーして弾いていました。
「手をとりあって」のサビは、1番は英語、2番は日本語で書かれています。ちゃんと同じ意味になるように訳されており、歌詞カードを見た時に感動したのを覚えています。
楽譜が手に入らなかった「ボヘミアン・ラプソディー」「ミリオネア・ワルツ」「輝ける七つの海」(*1)あたりは、頑張って耳コピ(*2)しました。
(*1)「輝ける七つの海」は、ファーストアルバム「戦慄の王女」のラストに、短いインストルメンタルでフェードアウトする形で収録され、2枚目のアルバム「クイーンII」に歌詞付きのフルコーラスの楽曲として収録されるという遊び心で、ファンにはたまらないアルバム構成でした。アップテンポでピアノのイントロがとても印象的な曲です。
洋楽(プログレッシブロック)
クイーンの楽曲やアルバムの作り方は、革新的・実験的なものも多く、「プログレッシブロック」の要素も感じられます。好きな曲をピアノでコピーしていた僕は、次第にキーボードやシンセサイザーを多用するプログレッシブロックに惹かれるようになりました。
聴いていたバンドは多数ありますが、中でも印象に残るバンドを2つ挙げます。
ピンクフロイド
最初にはまったのはピンクフロイドでした。アルバム「狂気」。
どっぷりはまって聴くような神秘的で重厚なサウンドから、ポップでノリが良い曲、メロディアスな曲。アルバムの後半は、フェードアウト&フェードインしたり、曲間無く繋がっていて、印象的なアレンジと歌詞のエンディングまで一気に聴かせる構成。
プログレにはまる切っ掛けとなったアルバムでした。
ラストの2曲はこれ。
曲の切り替わりでグッと引き込まれて、最後に余韻を残す、アルバム全体の締めに相応しい構成でした。
これ以外にも、「原子心母」、「ザ・ウォール」、「炎〜あなたがここにいてほしい」等、名盤と言われるアルバムが多数有ります。
ELP(エマーソン・レイク&パーマー)
次にはまったのは、ELPでした。アルバム「恐怖の頭脳改革」。
紙ジャケットにはメカに埋め込まれたドクロが描かれていますが、ここが観音開きになっており、開くと、メドゥーサのような女性の顔が現れる斬新なデザイン。LPレコードの紙ジャケットには、このようなギミックが組み込まれたものが有りました。
このアルバムもオルガンとシンセサイザー全開で、僕の好みにピタリとはまりました。
特に、A面ラストから始まる曲「悪の教典#9」が、「第1印象」「第2印象」「第3印象」に分かれて続きますが、この「第1印象」が「パート1」としてA面のラストでフェードアウトし、B面にひっくり返す「パート2」としてフェードインして続く、という斬新な構成になっています。
初めて聞いた時は、曲のカッコ良さと相まって、震えました!
Part1
Part2
このA面からB面に続く構成は、LPレコードならではのギミックです。CD化された音源では、単に長い間奏となっていて、B面に裏返した時の感動は味わえなかったのが残念です。
これ以外にも、「タルカス」、「トリロジー」、ライブアルバム「展覧会の絵」等、どれも個性的なアルバム揃いです。
洋楽(アメリカン・プログレ・ハード)
ゴリゴリのプログレッシブロックから派生して、もう少しポップなテイストのロックバンドも聴くようになりました。中でもはまったバンドを一つ紹介します。
ボストン
ファーストアルバムの「幻想飛行」は、オープニングからラストまで、重厚でポップで聴きやすくてカッコ良いサウンドとコーラス。
特に、「Foreplay/Long Time」の"Foreplay"部分は、めっちゃカッコ良すぎて、キーボードを弾いていた僕にとっては衝撃的!必死で耳コピして早弾きにチャレンジしました。
この流れで、大学時代に続くのですが、ちょっと長くなって来たので、次の投稿に分けます。