【考察】禁煙できなかった理由、できた理由 | (ShowZoh)ショーゾーのブログ

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前回投稿した卒煙に関する考察です。

何度も禁煙に失敗した経験と、禁煙補助剤を使って禁煙に成功した時に分かった事が有ります。それを整理してまとめてみました。

 

 

  煙草を吸いたくなる理由(ニコチン依存症と習慣性)

煙草を吸い始める切っ掛けは、人それぞれですが、少し吸うだけ、たまに吸うだけ、の人は、吸わなくても我慢できるでしょう。

しかし、長期間吸い続けているうちに、煙草を止めようとしても、吸いたくて我慢できなくなります。

禁煙しようとした時に、吸いたくなったタイミングから、次の2つの理由が考えられました。

・ニコチン依存症

・習慣性

 

①ニコチン依存症

煙草を吸う事によって取り込まれたニコチンが、脳内のニコチン性アセチルコリン受容体と結合する事によって、快楽を招く脳内神経伝達物質であるドーパミンが大量に放出され、強い快感が得られます。

煙草を長期間吸っていると、血中にニコチンが滞留するようになり、ある程度の濃度でバランスが取れた状態になります。

ニコチンが少しずつ排出されて、血中のニコチン濃度が下がってくると、そのバランスが崩れ、不快感を感じてしまうようになります。

その状態で煙草を吸うと、ニコチン濃度が上がり、バランスが取れ、不快感が解消されます。

これが、ニコチン依存症で煙草を吸いたくなる理由です。

朝起きた時、長時間の会議や公共交通機関での移動の時等、血中のニコチン濃度が下がった状態になると、煙草を吸いたくなります。

 

②習慣性

これは、いつも煙草を吸っているシチュエーションになると、血中のニコチン濃度が足りていても、条件反射的に吸いたくなる、というケースです。いわゆるパブロフの犬と一緒ですね。

例えば、食後の一服等がこれに該当します。また、仕事のキリが良いタイミングとか、交通機関を降りた時とか、ニコチンの血中濃度がそれほど下がっていなくても、習慣的に吸いたくなってしまうのがこれです。

 

 

煙草を止められなかった理由 

急に煙草を止めようとしても、上の2つの原因を取り除かなければ、禁煙の辛さが強いストレスとなってしまい、よほど強靭な意思の持ち主でなければ、挫折してしまいがちです。それぞれの原因に対して、軽減する対策が必要です。

 

 

  煙草を止められた理由

上の二つの原因に対して、以下のように軽減を図りました。

 

①ニコチン依存の軽減

軽い煙草に変える事と、吸う本数を少しずつ減らして行く事で、ニコチンへの依存度を少しずつ下げました。前の投稿に書きましたが、止める直前には、一番軽い1mgを1日に1箱まで減らしていました。

しかし、最終的に止めるには、それだけでは不十分。時間が掛かり過ぎます、

 

②習慣性の軽減

決め手になったのは、「煙草を咥えて火を着ける」という習慣を断ち切る事。

ニコチンの血中濃度が低くなった時は、禁煙補助剤を使ってニコチンを補う事で、煙草を吸わなくても、不快感が治まるようにしました。

また、ニコチンの血中濃度に関係無く、習慣的に吸ってしまうタイミングでは、煙草を咥える代わりにミントタブレットやガムで口寂しさを誤魔化し、昼休みの食後の一服タイムが無くなった分、時間を持て余して散歩する習慣も身に付きました。

 

 

   

いかがでしたでしょうか。注意点として1つ挙げると、

禁煙のコツは、依存性と習慣性の両方を解決する事。

これが僕の結論でした。

 

 

 後書き

喫煙習慣が無い人は、煙草の煙の臭いに敏感ですね。嫌な臭いなんだと思います。

僕は喫煙経験が有るので、煙草の臭いには慣れています。嫌な臭いではなく、懐かしい香り、という感覚です。

禁煙していても、卒煙できていない人は、煙草の誘惑を断ち切れず、酒の席で隣の人が吸っている煙草の香りに誘われて、つい吸ってしまう、というような失敗を耳にする事が有ります。

僕は、煙草の臭いを「懐かしい」とは思っても、吸いたいと思う事はありません。そこまで行って、初めて卒煙と言えるんでしょうね。