サイクルショップショーワのブログ -2ページ目

基本に始まり基本に帰る

令和6年度、新生活スタートの4月も終わり私もゴールデンウイークに突入しました。

 

自転車業界の大嵐は相変わらずのようですが当店は長い年月をかけて「沈没しない船」を作りあげて来たので何とかこの嵐を乗り越える事が出来そうです。

 

沈没しない船…倒産しない店作りの大きな経験となったのは90年代のバブル崩壊後の大嵐にありました。

 

人は困難に遭遇すればするほど大事を学ぶという事なのでしょうね。

 

 

予算をないがしろにした夢だけで計画実行するな!

多くの先人からも学びました。

 

まず資金ありき!

借金するにしても返せる希望だけではダメだ!

慎重なくらい慎重な根拠と言うものがなければ経営者として失格だ!

 

ありがたいお言葉として心深くに刻まれています。

 

私の社会人デビューはブリヂストンサイクルでした。

入社当時は自転車業界の圧倒トップメーカーで新入社員研修も内容の濃いカリキュラムでした。

 

社会人としての基本を学ばせて頂きました……。

 

ブリヂストングループは東京都青梅市に奥多摩園という研修所があります。

ラグビー選手に長野県菅平と言う聖地があるようにブリヂストン社員にとっての聖地です。

 

……逃げる事の出来ない山の中ってことですよ😊

 

 

環境はとても良い所です

ここで新入社員研修合宿が行われました。

 

新入社員は学生時代「神様」「王様」と呼ばれた人ばかり

1年ゴミ、2年奴隷、3年人間、4年神、の学生時代を終えてきたばかりですからね。

 

そこの所を講師は理解していたのでしょう。

初めの授業で「社会人となったら学生時代の実績など何も通用しない!君たちはまだ何も社会の事を分からない1年生だ!」と喝を入れられました。

 

言葉使い、礼儀作法、組織とは、行動のプロセス、お客様や上司との付き合い……

そして「最高の品質で社会に貢献」という企業理念の元でブリヂストン社員として恥ずかしくない生活をしろ!

 

それはそれはスピード感があり、頭の中に色々な事が刻み込まれた研修会でありました。

 

夕食後の自由時間で全国から集まった新入社員と交流しましたが、関西の人達が東京にライバル心をむき出しにしているのを感じました。

 

その後の人生においても関西は東京を過剰にライバル視する……

 

うちらは神奈川県民だと言うのにね

 

 

社会人としての基本、マナーやエチケットは今も昔もあまり変わってはいないように思えます

 

私は新年度が好きです。

自分史を思い出す事もありますが、お客様の環境の変化が楽しく嬉しいのです。

 

黄色い帽子の一年生、新中学生、新高校生…

 

ついこの間まで小学生だと思っていた子が大学生となって親元離れ下宿生活。

 

新入社員研修に行ってきた話。

 

またまた、他の地方から近所に来た大学生、新社会人……ワクワクしますよ。

 

私は取材好きですよ

どこから来たのかどんな青春時代を送って来たのか?

 

おせっかいなんですよチャンチャコリーン♪

 

 

P、S、

 

昨日、東海大相模高校出身の高校の先生が来店されました。

有名なオリンピック選手の授業を受け、同級生がプロ野球選手で仲が良かった…

もうもうワクワクですよ。

 

そして今、市内の高校の先生として部活動を顧問

教え子が28日に優勝!

 

早速、神奈川新聞を見ましたが記事が小さすぎる!

11対1で負けた横浜ベイスターズの記事なんて一行で良いから、高校生の活躍をもっと大きく載せろ!

 

特に横須賀の生徒さんの記事だ!

 

神奈川新聞!に一言、二言、三言!

横浜Bが負けた試合の写真はいらない!

新生活準備の季節!若者に嬉しさいっぱいですよ

先日、歩道を歩いていた時、前方で自転車が転倒し乗っていた年配の男性が車道へと倒れ込みました。

 

日が暮れて暗かった事と道路がカーブだったのでオートバイが走って来たら「ひかれてしまう!」と思い男性の元へ走り寄りましたが、私より一足先にひとりの凛々しい青年が男性に近づき手を差し伸べて助け出しました。

 

自転車の前カゴに多くの荷物を載せていてバランスを崩したのでしょう。多くの荷が道路に散乱していました。

 

青年の素早い行動のおかげで大事になりませんでしたが、荷物を片付けながら私の取材精神が頭をもたげました。

 

帰る方向が一緒だった為、歩きながら青年に取材攻勢!

 

「お爺さんが同居しているのか?お爺さんと仲が良いのか?」

 

お爺さんお婆さんに優しい人や目に入る人は普段の生活でコミュニケーションを取っている人が多いからです。

 

 

彼は困っている人がいると無視できない心は高校野球で学んだと言いました。

 

高校球児であったと聞けば全身炎の私、取材はさらに「それって個人情報でしょ?」という所まで掘り下げる。

 

悪趣味だとは思っていますよ……でもねワクワクすると止まらなくなってしまうのですよ(^o^)

 

お客様にもね。好感を持つと根掘り葉掘りとウザい位の取材好き。

 

 

青年に高校を聞いてビックリ!

県外でありますが甲子園常連校、全国優勝こそはありませんがベスト8までは勝ち進む実力校の卒業生だったのです。

 

県外から移り住んできたわけではなく地元の青年。つまり、特待生野球部員であったという事ですよ。

 

。。。。。。。。

 

 

新生活準備のこの季節>

 

大學合格の嬉しい電話もありました……

 

親元を離れ県外での下宿生活のスタートなのでしょう。

 

ついこの間、高校通学自転車を買いに来て下さったと思ったのにあっという間に女子大生!

 

それもそれも、簡単に入れる大學ではない事にも大感激!

 

 

又、国立大學に合格したにも関わらず希望の学部でなかった事で浪人を選んだ女子も……

 

将来の夢への本気さを感じました。

 

スゲェ~スゲェ~~~ガンバレ!(凄いの方言です)

 

。。。。。。。。

 

 

某大學自転車競技部で活躍中の紅一点の地元の女子部員さん。

 

キャンパスラブの話題にもなりますが、カッコイイ男子はあっという間に刈り取られ残り物には妥協できず、略奪愛はしたくない、ボーイフレンドは多いが本命が見つからない……私、どうしたらいいの?

 

青春話にワクワクですよ。

 

 

で、現役生からの新入生に伝言アドバイス!

 

男もオナゴも先手必勝!数打ち→選択と集中!

 

自分自身の情けない青春時代(熱恋時代)を棚にあげて、青春応援団長コンバットマーチ!

 

フラれる経験や失敗が青春時代の宝物!

 

何もしない青春よりも積極的に恥をかけ!かけ!かくんだ~~~~~ソォ~レ、ソレ、ソレ💪

 

爺婆さんになった時、甘くてキューンとする想い出がいっぱいあるのと無いのとどっちが良い?

 

って事さ。

 

 

 

P、S、

 

高校入学の通学自転車が売れています。

 

また、青春時代に突入する多くの生徒さんと自転車を通じて知り合えます。

 

地元の高校野球部に入部希望の生徒さんも来店下さいました。

 

 

「ユニフォームの文字が漢字から英語に数年前に変わったんだよ……OBの一人が伝統のユニフォームが無くなる事にガッカリしてたよ」

 

こんな会話から始まります。

 

 

当店は何事にも一生懸命な高校生を応援します。

 

2人乗りや信号無視等交通ルールを守れない自分本位で幼稚な高校生は当店の敷居をまたがぬようお願いしますね。

 

「どうでもいい」

生まれ持っての性分なのか私は誰もやっていない事をするのが好きです。

 

いや、それはちょいとオーバーかも知れませんが絶えず開拓者の道を行く。

 

流行してしまったり大衆化すると他人にお任せし、自分は次へ行きたくなるという事です。

 

荒れ地を耕し農作物が出来る畑が出来ると又新しい荒れ地を探しに行きたくなる。

 

。。。。。。。

 

 

そんな自分勝手で気ままな俺様野郎の私がよくぞ飽きずに長い間自転車屋をやっているのか?

 

自分でも不思議でした。

 

ずっと、不思議に思っていたのですが最近になってその理由に気が付きました……

 

 

パイオニア精神にワクワクする思いは私自身の問題で他人様にとっては「どうでもいい事」です。

 

個人で楽しむ趣味みたいなもので「あなた勝手にやってなさい」のレベルのお話です。

 

 

でも自転車屋はお客様にとって「どうでもいい事」だけでは困るのです。

 

自転車屋に熱愛して飽きたから今日から「ハゲ頭研究店」です。

…などと訳が分からない事を始めたらどうなるのか?…と、いう事ですよ。

 

。。。。。。

 

 

思い返せば、私自身の自転車熱狂は高校2年で終わっているような気がします。

 

競輪選手の乗るトラックレーサーに狂ったように乗りまくっていた「ひとり自転車部」の頃。

 

なぜ?冷めたのか……高校に自転車競技部がなく自転車友がいなかった事と先の事を考えた時に「俺はきっと彼女が出来ない青春を送るのではないのか?」と言う最悪の事を考えた恐怖心からでした。

 

「俺が乗るのは自転車ではなく大好きなオナゴではないのか!」

 

幼い高校時代に本気で悩みましたよ😢

 

それからは「いかに女子にモテル男になるか」に狂い始めましたけれどね……

 

これはこれで又、他人様には「どうでもいい事」でした。

 

 

では……なぜ冷めている自転車を長い間職業にしているのか?

 

それは、熱愛を越えてしまっているからです……

 

冷静に自転車と向き合えるし「どうでもいい事」の自分の世界にこだわらない。

 

熱愛する主役はお客様であり店主はサポーターだからだと思うからです……

 

 

と、言っても私は自転車を嫌いではありません。

 

冷静に好きなのです。家族愛に近いちょうど良い温度なのですかねぇ……

 

 

何かを長く続けるという事は「冷静」であると言う事が大切なのでしょうね。

 

 

 

P、S、

 

姿形の外見だけで人を判断する事が無くなったように自転車を見る目も若い頃とは大きく変わりました。

 

どのようなメーカー工場でどのような設計の中で生まれた自転車なのか?

 

坂と風とトンネルや急カーブの多い我が横須賀の町で走りやすい自転車とは?

 

価格は製品に見合っているか?

 

一台の自転車を厳選し仕入れる事がより真剣になりました。

 

エセブランド品、まがい物ほど奇妙な形をしているように思えてなりません。

 

 

長い歴史を経て少しづつ進化しているオーソドックスで硬派なBAA自転車……

 

心震えますよ。

 

熱狂はしませんがね😊