今日はその続編というか、1年やってみてどうだったかという振り返りを記します。
本を読みながらスキルを身につけ、娘にいろいろ覚えさせて早く戦力にしようという下心でしたが・・・
結論から言うと、母に必要なのは
「スキル」ではなく「慣れ」
でした。むしろスキルなんて不要。
とにかく子どもというものは、大人からしたら余計なことばかりする。余計なことしかしないと言っても過言ではありません。
アレコレ言いたい、手を出したいところを少し我慢して「いいねえいいねえ👍じゃあ、こっちもやってみる?」なんて声をかけると「うん!」と。
一緒にやることは何でもいい。
その子ができる軽作業でいい。
しめじをさく、おいもを洗う、お米をとぐ、サラダをまぜるetc.
その時にやってもらう軽作業がなかったら「(母を)応援して!」とか「よく見ててね」とか「あの歌を歌ってくれる?」「ちょっと踊ってて〜」とか・・・もはや料理でも手伝いでも何でもないことをリクエストしてみたり。
でも、これが案外やってくれるんですねえ、子ども。素直さに感動するひとときでもあります
親が何かを教えようとしなくても、食材を見たり触ったりにおいをかいだり、ジュージューする音を聞いたり、何と何を入れるとこうなる、とか、おそらく五感をフルに使って、そこにいるだけで何かを吸収しているんだなと感じます。
昭和区川名本町の親子カフェ「toitoi cafe(トイトイカフェ)」にて。子どもキッチンで料理(気分)を楽しむ娘。店主手作りのすてきなキッズスペースは時間が許せばずっと遊んでいたい空間。絵本も充実しています。
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そしてもう一つ知ったこと。
子どもさん、結構すぐに飽きる。
これ、子育てしている皆さんよくご存知。
子どもは目に着いたものへと次々と遊びまわりますよね。
「お手伝いする〜」なんて嬉しそうに寄ってきても、少し一緒に作業したら、ほんの3、4分で一人遊びに戻っていきます。
母と一緒に何かしたくて、それが満たされたから次へGO!って感じなのでしょうか?
イラっとするような余計なことをやっていても、すぐ終わると分かっていればこそ、少々暖かい目で接することができます。
そんなこんなで1年過ごしてまいりました。
今も娘は厨房が大好き。
美味しいものがあるしね。
味見も大切なお仕事。これは欠かせません。
踏み台を引っ張ってきて母の隣に並び、自信満々にあれこれ散らかし、あーだこーだ話しながら手を動かし、満足げに立ち去っていく・・・潔い3歳女児の背中。嗚呼・・・
戦力になるのはまだまだ先でしょうが、せめてお料理って楽しいな食べるのって幸せだな
と感じてもらえるように、幼児の厨房活動を続けていきたいです。