














こんにちは 昭和区ママブログライターメル子です。
今日は左利きの子の10年間の子育てについて、体験を書いてみます。
「左利きのお子さんを初めて育てる右利きママ」 の予備知識として、
そうでない方も読み物として、左利きについて知っていただければと思います。どうぞお付き合いくださいませ。
娘(10歳)は左利き。
離乳食を始め、自分で食べたがった8か月ごろから、いくら右手に持たせてもスプーン・フォークは左手に。これは左ききだと気づきました。
私も夫も右利き。当初は少し戸惑いました。
しかし同時にちょっと誇らしく、天才かも~♪なんて思い、矯正は一切しませんでした。
幼児~幼稚園(1~6歳)時代
使った左利きグッズは
・持ち方矯正リング付き箸(エジソンのお箸I )
・工作用のはさみ(幼稚園で購入したもの)
周りの大人がなんでも手助けできる年代です。
矯正箸は買ったものの、ほぼ使わずでした。
これはうちの子だけかもしれませんが…
・ガチャガチャをいつも反対側に回していました。(回す方向に矢印がかいてあるんですけどね。)
・ペットボトルを開けるのが苦手。
・時々、回すタイプのドアノブや蛇口に出会うと、うまく回せないようで、かんしゃくを起こしていました。
・蝶結びや指編み(針ではなく指で編む編み物)は、どうしても私が左でできなくて、右手で教えました。今も右利きの方法でしています。
また、これは左利きあるあるですが、横並びで座るときは、お互いの手がかちあってじゃまになるので娘が左に、私が右に座るのを今もこころがけています。
小学校入学後(7歳~)
・鉄道の改札口
小学生用マナカ(鉄道乗車用ICカード)を持たせました。
マナカは左手に持っても、改札口は右にタッチするよう徹底しました。
すぐ慣れたようで、間違うことはなさそうです。
・トランプ・ウノなどカードゲーム
数字・記号が見えるように扇形に広げる際、ほとんどの商品がカード左肩に印字されています。左利きの人が自分の札を数字が見えるよう扇形に並べた場合何も見えません。
最初は私もなぜこんなに準備に手間取るのかわかりませんでした。最近やっと気づいたくらいです。自分で反対に並べてみると本当に難しい!自力で克服して、今はもう難なくできるようになり、頑張ったんだなぁと思います。
最近すべての角に数字の書いてあるユニバーサルデザインのトランプを知って、買おうか提案しましたが要らないとのこと。
・包丁
料理のお手伝いをしたがるので子ども用包丁を買いました
もともと右手でやっていないので使い勝手は不明ですが、普通に切れるので困ることはなさそうです。
料理はとにかく教えるのが難しい!野菜を押さえるとか、切ったものをこのボウル、などがすべて逆の方向になるので、非常に私の頭の体操になります。
・書道
ママ友の噂で「筆は右手で持つらしい」と聞き、これは大変かも!?と2年生から書道教室に通わせ、右手で筆を持つ練習をしてもらいました。
しかし3年生から実際授業が始まると、全く強制されませんでした。
娘の学校では左利きの子は左で持っているそうです。
ちなみに、毎年クラスには(約35人クラスで)3人ほど左利きがいると言っていました。
娘は大筆は右で持つ癖ができたので、大筆は右で、小筆は左で持ちます。同時に書くことはできませんが、手が汚れにくいのでなんだか羨ましいです。
・リコーダー
3年生から使います。
左利き用などは(おそらく)存在しないので、学校の一括購入に申し込みました。
持ち方、指使いも右利きと同じです。
低い「レ」と「ド」の音を出すのに苦戦しているようですが、これは利き手の問題ではないのかな、と。なんとかやっています。
・彫刻刀
4年生から使用しています。
学校からの購入用紙を見て左利き用があるのを知り、左利き用を購入しました。
「切り出し」という刃が斜めになっている1本だけが左利き用になります。他は右利き用と同じです。
実際約半年ほど使ってみて、今娘のケースを見たところ「切り出し」を使った形跡がありません。
私もどういう時使うと便利なのかよくわかりません。
もし家に既に右利き用彫刻刀セットがあるならば、わざわざ買うまでもないのかもと思いました。
・カッターナイフ
学校から持ってくるよう言われたことはないのですが、時々使うようです。娘の学校では使うときに先生から全員に貸し出されるとのこと。その際は先生が左利き用の刃に変えてくれるそうです。
2年生ぐらいから時々作品を見せてくれるものの、工作が好きな娘にしては(??)という出来だったので、試しにこのカッターを買ってみました。
私が買ったときは400円くらいでした。
ねじ回しを回すのは右利きの向きですが、握った時にねじ部分が手の平側にあたらないのと、なんだかわからないけど切れ味がいいそうです。
少し大きめです。小さい手のお子さんには握りにくいかもしれません。3年生くらいから上手に使えるようになりました。
今のところ学校に持っていくことはありませんが、両利き用より左利き専用品が一本あると便利かなと思います。
さて、私の左利き子育て体験は今のところ以上です。今後は裁縫やミシンなどの壁があるようです。
でも一緒に生活していて、左利きの人は利き手ではない手が必要に迫られる機会が多く、ずっと器用だと思われます。だからもうあまり心配がありません。予想していないことが起こって楽しかったりもします。
母である私が手助けできるうちは、いろんなグッズを上手に利用して、グッズが無い場合は一緒に克服できるよう、違いを楽しんでやって行きたいです。
ちなみに、娘によると左利きでよかったと思ったことも、嫌だと思ったことも、一度もないそうです
(メル子)