ポール・クルーグマン 格差はつくられた | 日々の小事・日々の戯言

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ラージボール卓球、愛犬、思い出、ささやかな日々の出来事を暇に任せて思うがままに綴ろうと思います。

退職後の読書はもっぱら小説になりました。現職中も経済に関する本を読むことはほとんどありませんでした。経済の知識はありませんので筆者についても内容についてもわからずに、「格差」という書名に引かれて読んでみました。

ポール・クルーグマンはノーベル賞を受賞した経済学者だそうです。格差は技術革新やグローバルゼーションによって格差が広がったのではなく、富裕層による「保守派ムーブメント」によって作られてきた政治にあると主張しています。日本にもそっくりあてはまるのでないかと驚きました。

「国際NGO「オックスファム・インターナショナル」は21日、2018年に世界で最も裕福な26人の資産の合計が、経済的に恵まれない世界人口の下位半分(約38億人)の資産合計とほぼ同じだとする報告書を発表した。」

https://www.asahi.com/articles/ASM1Q3PGGM1QUHBI00G.html

「蔓延している所得格差の拡大が社会・経済に及ぼす潜在的な悪影響が懸念されている。最新のOECD 調査によると、所得格差が拡大すると、経済成長は低下する。その理由のひとつは、貧困層ほど教育への投資が落ちることにある。格差問題に取り組めば、社会 を公平化し、経済を強固にすることができる。」

https://www.oecd.org/els/soc/Focus-Inequality-and-Growth-JPN-2014.pdf#search=%27oecd+%E6%89%80%E5%BE%97%E6%A0%BC%E5%B7%AE%27

いずれにしろ、格差の縮小は現代の世界(日本)の最も大きな政治課題であると思います。