千葉のマイナーな観光スポット(ただし建築物限定)(3) | 柵飯事2~shigaramimamagoto ~

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yahoo からの引越し組です。
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たまにユーロロックや日常についても投稿してます。

  千葉県は建造物の国指定重要文化財が少ないのですが、印旛沼の西方に位置する印西市には3つもあります。
 印西市は緩やかなアップダウンがあるのどかで緑豊かな風景が広がる地域と千葉ニュータウンを中心としたショッピングモールや通信系企業や大型ロジスティクスが集積する近代的エリアが隣接しています。
 

  まずは、泉福寺薬師堂です。室町時代末期の建立と推定されていますので、少なくとも450年以上前のものということとなります。集会所を兼ねたような本院も無人で、最近、廃校となった小学校の裏になにげにありました。

 車が必須の場所ながら、道幅は非常に狭く、場所も分かり辛いです。

 

 次に栄福寺薬師堂です。残存する県内の建造物では最古の550年以上前の建立です。

 こちらも途中から道が心細くなる緑に囲まれたところにあり、熊野神社と集会所が併設された無人寺となっています。

 

  最後は、宝珠院観音堂です。室町時代末期の建立ですので、450年以上前となります。他の2院同様に無人寺で集会所を併設していました。
 ここが一番見つけにくい場所でして、本院の管理をしているすぐ近くの寺院の駐車場に止めて、その近くの道路をウロウロし、古ぼけて役割をほぼ果たしていない案内板を発見できればなんとかなるといった具合です。薄暗くヤブ蚊の多い小道を進むことになります。
 
 いずれも地味で、外部の多くの人と文化財を共有しようとする雰囲気は全くありません。しかし、無人寺ながら手入れはしっかりされており、地域の方々が大切にされてきたということが伝わってきます。
 
 市内にある国指定天然記念物、木下貝層も結構地味ですが、Costcoもあり、美味しい飲食店も多いので、こうした文化財めぐりもいいかもしれません。