千葉県には9つの国宝がありますが、そのうち2つを所蔵しているのが中山法華経寺です。
7院ある日蓮宗大本山のうちの一つで、日蓮寺が最も多いとされている千葉県には、他にも鴨川市に大本山が2院あります。また、日蓮宗の関東3大檀林(学問所)も全て千葉県にあります。
さすがに法華経寺はメジャーですが、建築物をじっくり見る人はあまりいないようです。一方、境内の奥にある立派なコンクリート造の鬼子母神堂に参拝される家族連れは結構います。
国指定重要文化財の建造物は4棟となっています。
JR下総中山駅から京成中山駅、山門に真っすぐ伸びた参道の途中に、非常にシックな黒門があります。市川市指定文化財です。奥に見える大きな正門は大正時代に創建されました。
法華経寺に来られる際には、事前に日蓮についてざっと情報を得ておくと良いと思います。
しかし、法華経寺は、創設後、僧侶の不祥事、日蓮宗からの一時離脱、最近では右翼団体幹部の管長誕生となかなかエグいイベントがありましたけれども、日蓮だったらどう評価するんでしょうね。まあ、日蓮自体が過激ですから、気にしなかったりして。
(追伸)