ジュニアテニス備忘録(22)厳しい春 | 柵飯事2~shigaramimamagoto ~

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yahoo からの引越し組です。
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たまにユーロロックや日常についても投稿してます。

 このブログでわざわざ触れるまでもないですが、ジュニアテニスのみならず、スポーツに打ち込んでいる子供たちにとっては、非常に厳しい年となりました。

 屋外、個人競技、対戦相手とは陣地に分かれ、選手一人当たりの使用面積もかなり大きいテニス。室内競技のバレボールや卓球、接触のあるサッカーや格闘技、ベンチなどででチームが集う野球など他の対戦型競技と比べても断トツで三密から遠いテニスですが、仕方がありません。

 都府県ごとの全日本ジュニア予選は中止、ブロック大会はポイント・ランキング上位者が内定されるなど、特に新高3には辛い決定がなされているようですが、ブロック大会の開催も予断できません。また、団体戦もあるインターハイはまさに高校最後の見せ場となる選手がほとんどですが、開催はさらに厳しい模様です。

 プロも含めた練習場所の確保も厳しいと聞いてます。クラブハウスを使わなくとも、公営コートやテニススクール、テニスクラブは利用者の感染リスクに責任を負えないためほとんどが閉業してますし、高校や大学も大っぴらに部員にコートを利用させられません。

    閉業中のスクールやクラブのコートでこっそり目立たぬように練習している選手もいるようですが、それも縁故があってこそのもの。ほとんどの選手はコートの確保すらできないようです。近隣からの苦情がなされにくい郊外のクラブがやっているようですが、対外的には大っぴらにはしにくい様子。

 スポーツは娯楽の一種とは言え、ビジネスとしてはともかく、戦時を除いてどの時代も途絶えずに発展してきたもの。見えない敵との闘いが早く終息し、子どもたちが生き生きとプレーできる日が訪れますように。