ジュニアテニス備忘録(その12)クラブ選択の要点(2) | 柵飯事2~shigaramimamagoto ~

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 以前に、ジュニア育成のテニスクラブ、テニススクールの選び方につてい記事を投稿しましたが、情報収集の術が分からない親御さんの方が多いと思われますので、少し補足しておきます。
 競技レベルのテニスには明確に向き不向きがあり、初心者の段階から名門クラブに入れたとしても、選手クラスに入れないお子さんの割合の方が高いということは承知しておく必要があります。したがって、初心者段階では、テニスが好きになればそれで充分ですので、初めて習うところは、嫌いにならなければどこでもいいのでしょう。お子さんにテニスを習わせる場合、まずは幼児や児童向けのクラスが設置されている近隣のテニススクールの会員になるケースが多いと思います。また、地域のボランティアの方が休日に公営コートを借りて教えるというケースもあろうかと思います。同じクラスの中で特に上手であるお子さんの場合、担当コーチから競技をさせてみないかと声が掛かり、そこからそのコーチの情報を得て本格的なジュニア指導をするクラブ等に移籍する場合もありますが、それもコーチ次第ということになります。
 テニスコーチの世界は非常に狭く、所属が違っても他のクラブの様子はコーチ間である程度情報が行き渡っています。しかしながら、すべてのコーチがそうというわけではありません。要は、声を掛かるのを黙って待つのではなく、現在通っているスクールの中でも、頻繁に試合に出ているとか、過去にジュニアや大学での選手経験があるコーチがいれば、その方を捕まえて、情報収集や相談をすればよろしいかと思います。
 また、そうしたコーチがいないところの場合は、好成績を収めているクラブを単純にインターネット情報等で集める前に、近所のお子さんで本格的なテニス競技をしている御家庭を探して、その方から情報を得るのがよろしいと思います。あちこち見学に行くことや体験レッスンを受けることは当然なのですが、普通は、見たところでどこがいいのかは全く判断ができませんよね。何人かの当事者や家族の話を複合的に判断するのが良いと思います。場合によっては、選手に引き抜きや、コーチのひいき、クラブの経営状況等の話を聞けるかもしれません。
 人によって判断基準は変わってくると思いますが、やはり、子供たちのクラブの定着率が高いところが良い気がしますし、入れ替わりの激しい業種とはいえ、その中でもコーチ陣の定着が良いところは、少なくともいい雰囲気である確率が高い気がしています。