世界遺産#2 コルディレラの棚田群(フィリピン) 続
ライステラスの続き。
バナウエからジプニーでデコボコ道を走ること1時間半。
その距離たったの16km≒時速10kmくらい。
そんなスピードしか出せないくらいすごい道をジプニーはゆく。
途中ぬかるみでスタックして、なかなか抜け出せなかったりも。
そのジプニーの終点から。
写真の真ん中、ずーーーっと奥に見える村、そこが目指す場所、Batad。
気が遠くなりかけるのをおさえ、雨の中、山くだりを1時間弱。無事Batad村に到着。
そこにはこれまた美しいライステラス。
村の中心部を囲むように。
この村では半分くらい田植えが終わっており、若い稲が揺れてきれいでした。
どこに行くのにも山歩きで、汗かいたあとのこれがたまらないんだけど、
街で買うと1本20ペソ(40円)なのに、ここだと2.5倍の50ペソもする。
それもそのはず、ジプニーで1時間半揺られ、更に遠い村まで人が歩いて運び、また空き瓶を持って街に買出しに行くのだから。
村からの帰り道、まさにサンミゲルの空瓶を背負って山を歩くにいちゃん。
メカエラちゃん
メカエラちゃん、愛称メメはこの宿の看板娘。

朝から夜遅くまで、わんわんきゃんきゃん叫んではおばちゃんに叱られてるんだけど、それにもめげず、元気いっぱいに家じゅうを走り回っています。
毎日遊んでもらっていて、すっかり仲良くなりました。
愛くるしいこの表情をぜひご覧ください。
さて、朝からまた少し雨がぱらついてるけど、フィリピン滞在も残り10日程度になっちゃったので、今日こそは隣村を目指すことにします。
大荷物は宿に預け、1日2日は泊まってくる予定なので、次回更新は3~4日後くらいかな。
帰ってきたらまた報告します♪
あいにくの雨なので
今日は隣村にまた別のライステラスを見に行く予定だったんだけど、朝起きてカーテンを開けると、隣の家がかろうじて見えるくらいの濃い霧(なのか雲の中なのか)。
そして大粒の雨。
隣村に行くには、ジプニーに1時間ほど揺られ、更に山道を1時間ほど歩かなければならないということで、残念ながら予定変更。
と言っても特にやることもなく、朝はいつものパン屋さんでコーヒーとパンを食べ、
午前中は、宿が同じ日本人のご夫婦とおしゃべりをして過ごす。
この方々は、既にリタイヤされ、お二人でいろんな国をゆっくり旅されているとのこと。
すてき。
父上さま、母上さまもぜひ。
そういえば、既に25日目になるけど(あ、また上に書くの忘れた)、こうして日本人に会うのは2回目。
もちろん観光地とかに行くと、ツアーのバスでわーっっとやって来て、わーーっと去っていく方々はいるけど、特に話をするわけでもないので、そういう人を除いて、こう親しく(?)話が出来るような人がという意味で、2組目。
旅してる日本人が少ないのか、地球の歩き方を持たず、欧米人が泊まるようなところに宿泊してるからか。
まだ1ヶ月弱ながら、今までで出会った中で1番多いのがアメリカ人。次がイギリス人。韓国人も多い。
少し話はそれるけど、恥ずかしながら、大学時代に行けなかった留学もちょっと兼ねてるので、積極的にいろんな人とコミュニケーションするようにしてるんだけど、決まって欧米人から言われるのは、
「英語上手だね。だって日本人て全然話せないもんね」
このしょぼいおれの英語が褒められるくらいだから相当のもの。
超ばかにされてる。悔しい。
いろいろと考えるところはあるけど、とりあえずうまく話せるようになって帰らねばと、こうやって言われるたびに誓いを新たにしています。
ちなみに、この前くにさんからのコメントで質問のあった「フィリピン人は家では何語で話しているのか」という点だけど、やはりそれは母国語のタガログ語(例外はあるでしょうが)。
今日一緒に飲んでたフィリピン人のおっちゃんは小学校しか行ってないとのことだったけど、それでもちゃんと英語が話せます。
普段、仕事で使ってるわけじゃないのに。
もちろんそういう人もいるけど、普段全然使わない人でも喋れるのはきっとそういう教育を受けてるんだと思う。
学校だけじゃなく、家も含めてね。
どこに行っても、ママがちっちゃい子供に英語を教えてる。家でもレストランでもお店でもちょっとした街中でも。
今日お昼ごはんを食べたところでは、ママとこども3人で英語の本読んで英語の唄うたってたし、さっきビールを買いに行ったら、店番のパワフルかあちゃんと8歳の女の子がライティングの練習してた。
子連れで街を歩いてるママが、壁に貼ってあるポスターの英語を教えてる姿も見かけました。
観光客相手じゃない、ローカルのレストランに行って、お店の若いおねえちゃんが超流暢な英語を話すもんだから、本当にびっくりする。
そんなところから推測するに、きっとこの国では英語が出来るようになるのが当たり前なんだと思う。
学校もさることながら、この家庭での学習がベースだと思うんだよね。
引き続きリサーチします。
さて、今日は宿のロビーに誰もおらず、話し相手もいないので長くなりそう。笑
話を戻して、日本人のご夫婦と話した後、お昼ごはんはさっきママとこども3人が英語の本読んで、唄うたってたローカルレストランでお食事。
チキンカリー&ライスで50ペソ。
そして隣のテーブルでは、年齢層がちょっとバラバラなフィリピン人4人が、昼間っからビールを飲んでる。
「おめーら今日は休みなのかー」
と、ちょっかいを出すと
「毎日休みみたいなもんだー」
と、なんともうらやましい返事(まぁ人のことは言えませんが)。
で、「お前も飲め飲め」と勧めてくれたので、お言葉に甘えて混ぜてもらう。
さっき出てきた、小学校しか行ってないのに英語話せるおじさんもこのメンバーの1人なんだけど、そんなおっちゃんから、若いのは23のにーちゃんまで、おれも含め5人でそこの店のビールも飲みつくし、ちょっと離れたバーへ。
今日のフィリピンビールはサンミゲルではなく、レッドホースというブランドで、アルコールが6.9%とちょっと高め。
そのせいか、みなさんけっこーハイな感じで、おなじ話を何度も繰り返す人や、「うちに泊まれ」と言ってくる人も。笑
それはそれで楽しんでたんだけど、おれがこのフィリピン人メンバーとちょっと離れたバーで飲んでることが、宿のおばちゃんに伝わったらしく、人づてで「1回帰って来い」とのメッセージがバーに届く。
みんなは
「いいじゃんいいじゃん。ほっとけ~~」
と言うんだけど、なんだか気になるので、戻って来ることを約束し、雨の中一旦帰宅。
宿に帰るとおばちゃん、
「なにやってんのよーあぶないじゃないのー!あいつらいっつも酔っ払っては揉め事ばっかり起こすんだから。近くで飲んでるなら何かあっても警察呼んだりしてあげられるけど、離れてちゃおばちゃん歳なんだから何にもしてあげられないじゃない!!しまいにお金全部持ってかれたら困るでしょ」
等々と、お説教。
ううん、もちろん気を付けてるよ、おばちゃん。
申し訳ないけど、100%彼等を信用してるわけじゃないし、「泊まりに来い」なんてさそいに乗るつもりはない。
身ぐるみはがされるって言ったって、貴重品は持ってないし、お金だって1食分+α(80ペソくらい)しか持ち歩いてない。
飲んでる場所も、道路に面したレストラン・バーだから、もし万が一睡眠薬とか盛られたって、3歩で道路に倒れこめる(大通りだから誰か見付けてくれる?)し、だいたいフィリピン人ファミリーも欧米人観光客もいるところでそんなこと出来っこない。
そうは思いつつ、おばちゃんがわざわざ伝書鳩を飛ばしてメッセージを伝えてくれ、こうやって諭してくれてるのもあり、また、そんなこと言われたら、大丈夫とは思いつつもなんだか怖くなって、結局は中座したまま戻ることはしませんでした。
何が本当だったのかは分からないし、後味は決してよくなかったけど、おばちゃんのおかげで厄介ごとに巻き込まれることは回避できたので、とりあえずよしとすることにします。
そんな風にもんもんと考え事をしていても腹は減るもんで、近くの市場の中にあるお店で夜ごはん。
このあたりでは、お店の入り口に普通の鍋がいくつか並べてあり、中に魚、肉、野菜、それぞれの炒め物や煮物が入っていて、好きなものを選び、それにごはんが付いてくるスタイル。
(ごはんとおかず。お店により、白いごはんや様々なおかずあり)
今日の晩ご飯は煮魚を選択。と言っても甘辛い日本風のではなく、塩煮(?)みたいな素朴な味付けだったんだけど、そもそもの魚が川魚らしく、本当に泥臭くて正直食えたもんじゃない。
基本的にはなんでも食べられると思ってたけど、今日の魚はしんどかった。
とは言え、生きるためには食べなきゃ仕方がないので、しっかりいただきました。
と言うことで、こんな風に締めくくりたくないんだけど、今日は本当に良く分からない1日でした。
世界遺産#2 コルディレラの棚田群(フィリピン)
バナウエの街から山を登ると、眼下に広がるこの絶景。
これぞフィリピンが誇る世界遺産、ライステラス(棚田)。
宿に貼られたポスターによると、通称「世界で8番目の不思議」。
またの名を「天国への階段」を言うんだとか。
1番上のView Pointに行くまでに、5つくらい途中のView Pointがあり、ひとつひとつ、ゆーーっくり眺めながら山登り。
個人的には、1番上よりも、その2つ下から見た景色が好き。
山間の限られた土地を最大限に活用すべく、捻り出された昔の人の知恵。
きっと最初は、山をちょこっと削って緑の草を植えてみたら、何度目かに収穫出来て、食べてみたら意外と食べられて、
「じゃあ次はもうちょっと植えてみるか」
って言って、徐々に徐々に広がっていったんだろうなぁ。
高いビルを立て、トンネルを掘って道を通し、車や電車を走らせる人間もすごければ、遥か昔にこれを見出し、2000年もの間守り、受け継いできた人間もすごい。
ということで「世界で8番目の・・」も「天国への・・・」もいいけど、個人的には「受け継がれてきた宝」あたりが1番しっくりくるフレーズかなと思いました。
最後に、今日出会った、これまたかわいらしいこどもたちの笑顔をお届けして。
*****追記*****
ちなみに、「今日」と書いてあるのは昨日、3月7日のこと。
昨日は夕方から停電し、寝るまで電気は復旧せず、ろうそく1本で生活するというなかなか貴重な体験をしました。
闘鶏
24日目。
(ちょっと過激な描写があるかも・・・闘牛が苦手な人はご遠慮ください)
次に紹介するBanaue View Pointからの帰り、山道をてくてく歩いていると、フィリピン人男性の群れ。その数、50人はくだらない。
「こんな山の中でなんだろう・・・」
と思って覗いてみると、これから闘鶏が行われるとのこと。
今日は何曜日?平日じゃなかったっけ?
しかも街からけっこー離れた山の中なのに、みなさんぼくと一緒でお暇なのね。笑
初めて目の当たりにした闘鶏。
それはそれは過激なものでした。
まず、会場にはたくさんのニワトリ。
その中から、カラダの大きさや重さの似通った2羽を会場にいるみんなで相談して決定。
次に、それぞれの片足に、弓なりに沿った鋭く小さなナイフを結び付ける。
それが終わると、いよいよ4m四方くらいの闘鶏場に入れられ、お互いにいがみ合わせて闘争心をあおり、会場にはどっちにいくら賭けるかを叫ぶ観客の声が飛び交う。
1度に1,000ペソ(超大金)を賭ける人もおり、会場の熱気が最高潮になったところで、マッチスタート。
どちらかが息絶えるか、全く戦闘不能になるまで続くこのゲーム。
開始と同時に両羽とも相手に襲い掛かり、ほんの数十秒で決着。
さっきまでコケコッコーって鳴いてた鶏が、一瞬で動かなくなるところを目の当たりにするのはなかなか壮絶。
闘いが終わると、勝者~元締め~敗者の間でお金が飛び交い、また次の対戦相手を選定するプロセスへ。
そして負けた方のニワトリはその場で全身の毛をむしり取られ、そのまま市場にでも並ぶのだろうか、すぐさま会場から運び出されていった。
ちなみに「1,000ペソは大金」と書いたけど本当。
参考までに今日1日のおれの出費は281ペソ。その内訳は
宿泊 200ペソ (シングル&シャワートイレ共同)
朝のパン2つ 4ペソ (1個4円!おいしい!!)
昼の豚串1本 7ペソ (路上でBBQ~サンミゲルとマッチ)
晩ご飯 50ペソ (夜は野菜を中心にしっかりと)
ビール1本 20ペソ (他に昨日の残り1本とラムがあり)
ということで、外でごはんを食べても100ペソもあれば1日生活出来る(除:宿泊費)わけで、1試合に1,000ペソなんてもう・・。
なお、1,000ペソ紙幣の裏には、今日訪れたView Pointから見たライステラスが描かれているそうだけど、まだ手にしたことがありません。笑











