ウルムチ~コルラ、そして・・・
140~141日目。
今日の電車は9時発。
でもそこはあきらめの悪いくぼたくん。8時に駅に行き、カシュガル行きに空席がないか確認。
中国の駅には自動券売機などなく、(おれが行った駅は)全て手動のため、いつ行っても大行列。窓口に辿り着くためにも30分は待たなければなりません。
それだけ待ったのに、係員の答えは無情にも「メヨーラ(ないよー)」。
仕方なくコルラ行きの切符を手に、待合室へ。
そこには・・・
このひとヒト人!というか、学生!!
前聞いたところによると、中国の学校や会社は基本7月始まりとのこと。
ここにいる子たち、みんな同じリュック↓↓
を背負ってることから、きっと同じ中学校を卒業して、これから親元を離れ、遠くの学校に行くのでしょう。
なんだか修学旅行的な気分なのか、みんなとてもはしゃいでました。
定刻より遅れること数分で発車。
発車直後はまさに「カオス」。みんな席にはおさまらず、もうごっちゃごちゃ。まるで「泥水」のよう。
が、30分もたつ頃には、それぞれあるべき場所に落ち着いた模様。まさに泥水。きれいな水と、泥とに分離しました。
電車は相も変わらず、砂漠というか砂地の間をひた走る。
こんだけ砂まみれなところなら、そりゃ黄砂も降るわ。
車内の様子。
今回は寝台車は取れず、「硬座」というランクの席。背もたれ90度、その名の通り決してやわらかくはないシートだけど、心ばかりクッション性があるだけ、どこぞの国の3等席よりはましか。
ちなみに「硬座」より更に安い「無座」という切符もあり、それは席が空いてれば座っていいというもの。
席に座るよりこっちの方が楽なのか、車両と車両の間で横になっている人もちらほら。
車内の食事は決まってカップラーメン。
今回は辛くないやつにしてみました。
が、やっぱり辛いのが中国ヌードル。これはまぁまぁ、かな。
コルラが近くなってきた。
車掌さんに「おれのチケット、コルラまでだけど、ほんとはカシュガルに行きたいんだよね」と相談すると、「コルラに着いたら11号車に行きな。そしたらチケット買えるから」とのこと。
コルラ到着は定刻より30分ほど遅れた20時過ぎ。11時間も硬いシートにおケツを押し付けて、もうほぼ限界・・・。
満席でチケットが取れなければコルラ泊なので、荷物を背負って下車。11号車付近に行くと、駅員さんが「こっちこっち」と案内してくれた。また車内へ。
そこで「硬臥(寝台車)はある?」と聞くと「ない」とのこと。が、
「普通の席なら66元だよ」
なにっ!?
寝台ならきっと300元弱かかるところが、たったの60元ちょぼちょぼ・・・。
コルラの街に降り立って宿を探し、1日のんびりして明日の幸運を祈るか、このまま乗り続けるか・・・一瞬悩んだ末、カシュガル行きを決定。
この時20時、カシュガル到着は翌10時なので、あと14時間の「硬座」旅が決定。
しかも実際は「硬座」ではなく、例の「無座」だった。そりゃ安いはずです。
が、後悔しようにもあとのまつり。お金は払ったし、電車も発車しちゃった。もう耐えるしかない。
幸い、さっきいろいろ教えてくれた車掌さんが「こっちに来ていいよ」と鉄道スタッフ用の車両に招いてくれ、そこで落ち着くことが出来た。
電車の車掌さんやバスの運ちゃんとは、仲良くやっとくに限ります。
夜ごはんはコルラ駅で急いで買ったヌードル・・・。
それだけじゃ味気ないのでビールでも買おうと車内販売のおっちゃんに「ピジョ(ビール)」をオーダーするも「ない」とのこと。
何やら車両の後ろの方に行けば買えるらしい。
言われた通り歩いて行くと・・・
あら、こんな立派な食堂車が。
いや、あるとは聞いていたけど、潜入するのは初。きっと高いのでしょう、ここで食べてるのはほとんど電車スタッフでした。
無事ビールをゲット。
これはビールを撮るふりして、後ろのおっちゃんを激写。
このおっちゃん(いや、自称おれより若い・・・うそだ)、果物をくれたりなんだり、いろいろと気を遣ってくれたお方。
彼もその「関係者車両」におり、ともに寝っ転がって(と言っても、足を延ばせるスペースはない)・・・。
「あー助かった」と思ったのも束の間、
車掌さんの気が変わったのかなんなのか、突然起こされる。時刻は1時過ぎ。
「なんじゃー」と思うと、「全員出てけ」とのこと。
何その気まぐれ。
全然理解出来ない・・・けど、他の人たちも叩き起こされ、元の車両へ。
「硬座」車両では、1時過ぎにも関わらず電気は煌々と点り、誰かが持参してきたスピーカーで音楽が爆音で流れ、それに合わせてダンスをする人、拍手をしている人・・・。
「みんな寝るつもりはないのだろうか・・・」と思いつつ、気が着いたら寝ていた。
起きた時間は覚えてない。が、90度で寝たため、体はバキバキ、肩はゴリゴリ。なぜか足首痛い。
ぼけっとし、朝ごはん。
3食連続のカップヌードル・・・。食事と言い、睡眠といい、およそ人間的尊厳のない電車生活。
それなのに、みんな普通に毎食カップヌードルを食べ、おれより遠くの街まで「硬座」で移動する人もいるんだから、たかだか旅行者がぶーぶー文句を垂れる資格はないのかもしれません。
朝の車内。
その後は写真を撮る元気もなく、まわりの中国人らに絡まれつつ、ようやくカシュガルに到着。
出迎えの人たちでごった返す駅前。
その様子を見るに、例の中学生たちは、ウルムチを離れてどこかの学校に進学するのではなく、親元離れてウルムチの学校へ通い、晴れて卒業、今日ようやく帰省を果たした子たちのよう。
そこかしこで、涙を流した親子が抱き合う姿が見られました。
ということで、今回最長27時間に及ぶ電車移動がようやく終了。
やっとのことで中国最後の街、カシュガルに到着することが出来ましたとさ。
世界一周ホームページのご紹介
今回は同じように世界一周をしている方のホームページをご紹介します♪
おふたりと出会ったのは成都のゲストハウス。
同じ部屋に泊まったのにお話出来たのは朝の短い時間でしたが、とても晴れやかで、いかにも「充実した日々を過ごしてるぞーーー」という表情をされた方々でした。
あれから半月以上の経つのに、おふたりのすがすがしい笑顔はいまも焼きついています。
正直すごくうらやましかった・・・。
そしておふたりのホームページ!
おれがごちゃごちゃ言うより、見てもらった方が早いと思うんだけど、本当によく作られています。
日々の日記や写真はもちろん、旅のルート案や、「この国であれをやりたい」といったミッションシリーズ、旅に出るまでの準備の話(これはこれから世界旅行を目指す人のバイブルに出来そう!!)、そして何より!
Profileのところにある「旅のきっかけ」。これが本当にステキ。
さて、長くなりましたが、今日はおれのブログなんかよりぜひこちらを見てください↓↓
かずさんさやさん、またどこかで会いましょう!!
ウイグル人のいる街
138~139日。
昨日今日街を歩いてみて、まずここウルムチは「大都市」です。
きれいに整備された道路にはたくさんの車が行き交い、街には高い商業ビル、ホテル、マンションなどが立ち並んでいます。
駅舎だってこんなに立派。
駅と言えば、昨日今日と2度行って来たのですが、次の街(中国最後の街となるであろうカシュガル)までのチケットが4~5日先まで全席売り切れで、全然買えない・・・。
昨日はもうお手上げでとぼとぼ帰って来て、今日はもし買えればカシュガルまで、買えなければもっと手前の街まででもいいや、と思って行って来ました。
結果は同じで、カシュガル(ウルムチから1,400kmほど)までは買えず、その手前400kmほどのアクスという街までのチケットも買えず、更に600kmほど手前、つまりここから400kmしか離れていないコルラという街までのチケットがようやく買えたような状況です。
なのでとりあえず明日の朝9時の電車でコルラに向かい、そこから先、またどこかで泊まりながらカシュガルを目指すのか、それともいっきに行けるのか、それはコルラに着いてみないとなんとも言えないような状況です。
なかなか思うようにはいきませんが、まぁもともとスキップするつもりだった街を見れるということで、プラスに捉えましょう。
さて、先述の通りとても近代的なウルムチの街。
それもそのはず、ここは新疆ウイグル自治区というところの県庁所在地みたいなところです。
「チベット自治区」にチベット人が暮らしているように、ここ「ウイグル自治区」ではたくさんのウイグル人が生活しています。
蘭州あたりから、街の目立つところにモスクが見られるようになってきたけど、ここまで来ると、ムスリム服を着た人たちがたくさん!!
顔つきもいわゆる「中国人顔」ではなく、ホリが深くて目の色素が薄い感じは、どこかロシア人的でもあり、インド・アラビア系にも通ずるような印象を受けます。
これちょっと遠いけど、インド人風の男性。
この兄ちゃんの店周辺はウイグル料理街で、左の釜の中に見えるのはウイグル料理の定番ピラフ、手前は羊の肉入りサモサ。
このサモサ、揚げるのではなく、釜に貼り付けて焼いてました。あつあつをひとつもらったけど、なかなかの美味。羊のかおりが強いのでラム肉がニガテな人にはつらいかもしれないけど、おれは札幌を思い出しながら、おいしくいただきました。
豚を食べないイスラムの人たち、よく羊を食すんだそうです。
レストラン街の目と鼻の先には「国際バザール」という超巨大市場!奥に見えるのはモスクです。
内部の様子。
とにかくいろんなものを売ってました。
これは楽器か。
色とりどりのコンパクト?
ちなみに、バザールの目の前の道路を渡るために作られた地下通路。ここが1番の盛り上がりでした。
公の売り場じゃないだろうに。
続いて「人物篇」。
まず、銅像の顔から中国人風じゃない。
麺をうってるお兄ちゃん。後ろのこどもの顔だってそうでしょう?
干し葡萄屋のおじいちゃん。
長ーいひげをたくわえた感じはまさにアラビアンムスリム。
バス待ちのおとうちゃん。
きれいに着飾ったお譲ちゃん。
パパの席に座ってうれしそうにはしゃぐ女の子。
以上、ウルムチの街とウイグル人レポートでした。
世界遺産#12 莫高窟(中国)
遅ればせながら、敦煌が誇る世界遺産をご紹介します!
その名は「莫高窟」。日本語では「ばっこうくつ」と読みますが、現地名は「もがおく」。
市内から25kmほど離れているので、バスで向かいます。
入場料180元(20元のガイド料込み。学割は中国人学生と外国人留学生のみ。またまた高い!)を支払い、入場。
ここには日本語の話せるガイドもいて、日本語ツアーは5人集まらないと始まらないとのこと。
偶然おれの前に4人組のおっちゃんたちがいて、彼らは1時間待ったそうですが、5人目が来たことでちょうど良くツアー開始。ラッキー。
まず、莫高窟のシンボル。
ここ莫高窟には700を越える石窟(岩山をくり抜いて作られたお堂のようなもの)があり、そのうち400超に仏像や壁画があり、残りは僧の修行場として使われたとのこと。
(こちらが修行場)
全部の石窟が公開されているわけではありませんので、そのうち主要なところを見せてもらいました。
石窟の入り口。
莫高窟発見当時(まだ100年ほどしかたってない)の写真を見ると、外壁はもっと雑で、きれいな扉なんてないんだけど、石窟の保存のために整備されたんだそう。
そのため、外観的な趣は少々損なわれているけど、そう言われれば仕方がない。
ちなみに壁画の保存のため、内部の写真撮影もNG。入り口でカメラを預けるため、内部の様子が届けられないのがとても残念。
石窟の中には、世界第3位の大きさという35mもある大仏様があり、日本の白鳳文化にも影響を与えたとされる壁画や仏像(東京国立博物館か広隆寺かで見た半跏思惟像とそっくりのものも!)あり、そのスケールと美しさはたしかに素晴らしい!!!
お釈迦様が羽織る織物は、まるでそれがシルクであるかのように、一すじ一すじの襞まで美しくつくされており、その周りに描かれた飛天たちは今にも壁から飛び出さんばかり。
連れて行ってもらうひとつひとつの石窟内部に感嘆・・・。
(見にくいけど、石窟の壁面にも何やら絵が描かれてる)
以前に訪れたインドのアジャンター石窟寺院やエローラと比べると規模は少々見劣りするものの、内部の保存状態、そこで見られるものは大変すばらしかった。



































