魔法の言霊――寿詞(よごと)説法師が贈る人生のヒント -3ページ目

魔法の言霊――寿詞(よごと)説法師が贈る人生のヒント

おめでとうございます!

『魔法の言霊(東方出版刊)』の著者・橘月尚龍です。
ボクが、この本を上梓したのが2002年――
それから世には同様の表現があふれて玉石混合で、
わけ分からん状態になってます。

そこで本家としてのメッセージを発信することにしました。

 ひとは、ついつい他人だって自分と同じだとの勘違いを犯す。例えば、その電車賃や飲食代――あなたにははした金でも、そのひとにとっては懸命に工面したものかも知れないわけ。ただ立っているだけでも病人には苦痛だ。でも、いえないもの。だから、いつもいつでも、あなたのほうから訊いてあげよう。

 

 未来に向き合うにはふたつの方法がある。ひとつは心配、もうひとつは期待だ――ジム・ローン。いやいや、もっと素敵な方法があるぜ。だって心配は心配だし、期待だって裏切られる心配を孕んでる。だったら、な~んも考えないで来訪にまかせる。ただ受け容れる覚悟だけは持っておくことが大切である。

 

 唐突にスケジュール変更をいってくるヤツがいる。事故や急病ならまだしも「ほかのひとが都合悪い」だとか「ちがう用事が」「来客あり」なんて身勝手な理由。はっきしいって腹立つよね。でもさ当人は、それで正当なつもり。だからクレームは蛙の面にションベン。ええやん、違う村の住人なんだからさ。

 

 誰かを愛するということは、誰かを愛さないということ。何かを選ぶということは、何かを捨てるということ。俺は、捨てる勇気が、まだ足りないみたいだ――高橋歩。これには激しく同意。そう簡単にひとは取捨選択できるものではない。いいぢゃないか! 捨てきれないのは、まだ「なにか」がある証拠。

 

 人生はジグソーパズル。散らばったピースを探し、拾い集めては組み合わて完成を目指す。でも、大抵はカタチの合わないものばかり。それを無理ことに押し込もうとするから歪みが生じてしまうのだ。合わない時は放っておこう。いつか合うピースが見つかるか、いまのピースが合うカタチへと変化するさ。