魔法の言霊――寿詞(よごと)説法師が贈る人生のヒント -2ページ目

魔法の言霊――寿詞(よごと)説法師が贈る人生のヒント

おめでとうございます!

『魔法の言霊(東方出版刊)』の著者・橘月尚龍です。
ボクが、この本を上梓したのが2002年――
それから世には同様の表現があふれて玉石混合で、
わけ分からん状態になってます。

そこで本家としてのメッセージを発信することにしました。

 人間は神が創ったということは僕は信じられない。神が創ったものとしては人間は無情すぎ、不完全すぎる。しかし自然が生んだとしたら、あまりに傑作すぎるように思えるのだ――武者小路実篤。う~ん、そうかもね。でも、それは神さまを完璧な絶対神とする考えだ。八百万の合作なら最高作品ぢゃない?

 

 なぜだか不思議にコトが進むって時があるよね。いやホンマ、怖いくらいに……。ひとはそんな時、ついつい不安になってしまう。でもって困ったことに不安が的中したりする。どうやら余計な思いからネガティブに焦点が当たってしまったみたい。ええやん、いらん考えは削除して流れに身を任せてみようぜ。

 

 一番幸せなのは、幸福なんて特別必要でないと悟ることだ――ウィリアム・サローヤン。せやねん、ホンマに幸福な時っちゅうのは、ことさら幸福なんて考えていない。ただ、ひたすら状況に浸っているもの。ところが、ひとたび認識すると客観的なアルバム写真のようになってしまう。執着から手を放そうよ。

 

 いるんだよなあ……ご都合は合わせますよ! なんていいながら、合わせるのは当初だけってヤツ。気がついたら、その後のスケジュールをびっしりと組まれてる。つまり、身柄の拘束ってわけ。とりわけ身分が保証されてる政治家や公務員なんかに多い。だから彼らと付き合う場合は余裕のある時にしよう。

 

 たとえば、足もとに目を落としたとき、そこにくっきりした濃い黒い影がのびていれば、自分が背後から強い光に照らされていることに気がつくでしょう。上を見ることだけが光を探す手段ではないのです――五木寛之。これはスゴいね。そうなんだ、常にアンテナを立て、想像力を発揮することが大切なのさ。