140文字の説法・2469 ひとは、ついつい他人だって自分と同じだとの勘違いを犯す。例えば、その電車賃や飲食代――あなたにははした金でも、そのひとにとっては懸命に工面したものかも知れないわけ。ただ立っているだけでも病人には苦痛だ。でも、いえないもの。だから、いつもいつでも、あなたのほうから訊いてあげよう。