川添象郎オフィシャルブログ -130ページ目

プロデューサーの仕事とは?(3/3) ~男子たるもの皆プロデューサーたれ~

象「発想はすごく単純で、あんまり単純すぎてみんなが気がつかなかっただけなんだよね。
あと、しがらみとか慣習とかにとらわれないっていうのは大事だよ。」

K 「それはまずアメリカのショービジネスを勉強してきてから、
日本で仕事を始めたという経緯が大きいんですかね?」

象「そうかもね。

僕はアメリカで24、
5歳の時にラスヴェガスのショウの舞台監督になってさ、
アメリカは日本みたいな縦社会じゃないから、
僕より年上の人をDAVIDだったらDAVIDって呼んでたんだけど。

それが日本に帰ってきてもそのままだったから、
そりゃクソ生意気な奴だったと思うよ。
でもこの人は偉いんだとか言われても、
自分がそう思わなかったら偉かないわな。
僕は人を馬鹿にもしないけど、不必要に恐れ多いと思ったこともないよ。」

K 「確かに。
日本人がよく間違えがちなんだけど、
尊敬イコールリスペクトじゃないですよね。
尊敬は目上の人とか自分より上のものに対してだけど、
リスペクトはその人を人として認める、というか。
象郎さんのそれは完全にリスペクトの方ですね。」

象「あとね、血のせいもあるんじゃないかと思ってる。」


K 「あ、、、槍の又兵衛(※)
にまでさかのぼる豪壮な血脈のことでしょうかww」

(※)後藤又兵衛 wiki
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%8C%E8%97%A4%E5%9F%BA%E6%AC%A1



象「そうそうww
DNAが大きいんじゃないの。

結局ね、生きてることすべて、
アイデンティティー探しだと思ってるんだよ。
それで音楽作ったり、レストランをプロデュースしたり、
本当にありとあらゆることをやって来たんだ。

女性はさ、男とくっつけば自然と子供をプロデュースして、
自分の存在価値とかアイデンティティーとか、自分の生きている意味が一発でわかっちゃうんだけど男はそうはいかないよな?」

K 「そうですね、

今すごくよくわかったんですけどそれで象郎さんはお子さんが多い
んですね~」

象「余計なこと言うんじゃないよww

男はじゃあどうするか?自分で何か作るしかないじゃない?
それがプロデュースということだと思うよ。だから男子たるもの皆プロデューサーたれ、とこういうわけだよ。