身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法 -13ページ目

身体からの悟りを目指して ~ 少林寺拳法

我孫子道院 道院長のブログ

早いもので、今年もあと3日。

我孫子道院は、先日12月23日に稽古納めを行なって、すでにお正月休みに入りました(25日にも年内最後の通常稽古を行ないましたが)。

 

その稽古納めでは、午前中、昇級考試(受験者4名。全員合格)と、

新入門者を対象にしたMy教典づくりを実施。

鎮魂行で使う教典の巻物を自作しました。

 

午後は、まず2023年後期の入門式。

今年は、17名の入門者(3名の復帰・転籍者を含む)が、

新たに我孫子道院の拳士の仲間に加わりました!!

 

そして基本演練や資格別の法形修練を行なったあと、
門下生全員がひとりずつ「好きな法形(技)」を発表。

(得意な技ではないところがミソ)

 

稽古の最後に、例年どおり、「煩悩 退散108本突き」をやって、締めくくりました。

 

 

そのあとは、みんなで1年間の感謝を込めて、道場の大掃除。

隅々まで、心を込めてきれいにします。

 

最後は「阿羅漢会」で楽しいひとときを。

我孫子道院特製の「卍鍋」(塩ちゃんこ)を、みんなでつつきながら、

自分自身の「今年の漢字」を発表しつつ、

一年間の修行を振り返りました。

 

 

今年も曲折浮沈の一年でしたが、

いい仲間たち、いい法縁に恵まれて、修行できたことに感謝します。

 

皆さま、1年間ありがとうございました。

来年も変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。

 

新年は1月5日(金)が初稽古。

1月6日(土)に、新春法会(+餅つき)です。

(ゲスト参加者、歓迎)

 

どうぞよいお年をお迎えください。

 

※阿羅漢会(納会)でのサプライズ!

門下生から道院長の僧階昇任、法階昇格のお祝いもいただきました。

 ありがとう~~

 

 

(大掃除のとき、道場の窓から見えた富士山)

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『108』

12月17日、四国は香川県多度津町の

金剛禅総本山少林寺において、特別昇格考試が実施され、道院長が受験。

法階「正範士」位を允可されました。

 

(宗昂馬第三世師家と記念写真)

 

先月、僧階は昇任いたしましたが、
昇格考試の受験は、2019年の七段(武階)以来、4年ぶり。
 

久しぶりに自分自身、考試に向けて準備、勉強することで、
昇級考試・昇格考試を受験する門下生や後進拳士の気持ちがよくわかった気がします。
(それでも自分が受験するより、門下生が受験する方がよっぽど緊張しますが)

 

やはり、人の気持ちがわかることは大事ですので、受験者の気持ち、そして初心を忘れず、これからも指導者として、また一修行者として人間完成の行に励んでいきたいと思います。

 

ワタシがここまでこれたのも、先達や道院長仲間、門下生など

法縁各位のおかげです。

この場をお借りして、御礼申し上げます。

ありがとうございました。

 

再合掌

 

 

参考までに

こちらが少林寺拳法の階級制度

この度ワタシが受験したのは、法階の資格審査なので、

段位(武階)は変わらず、
「准範士七段」から、「正範士七段」に昇格いたしました。
(僧階は少法師)

 

思えば遠くに来たものです。

 

 

こちらは当日一緒に受験をした方々と。

右からワタシとともに正範士となった、畏友 取手南道院の近藤先生。
次がワタシで、その隣が本部の若手ナンバーワン職員、中井さん(五段 允可)。
そして左が、近藤先生門下で五段になったS拳士。

 

ちなみにこの日の多度津町は極寒で、

朝9時の外気温は、たったの3度……。

 

寒い中、皆さんお疲れ様でした。

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『112』

今日、12月8日は成道会。

成道会とは釈尊の成道(悟りを開いた事)を記念して行われる法要のこと。

釈尊が菩提樹の下で悟られたのは、

「すべてが縁よりて起こること。これを縁起と呼ぶ」ということに尽きる。

 

釈尊のように大悟するためには、怠ることなく修行に励むしかないわけだが、

今日の稽古の法話では、毎日の小悟のためのヒントとして、
「三上」の話をしました。

 

「三上」とは、

中国の北宋時代の学者、欧陽脩が残した言葉で、

ひらめきや妙案の出る3つの場所のこと。

つまり

「馬上(ばじょう)」(乗り物の上)

「枕上(ちんじょう)」(枕の上 寝床)

「厠上(しじょう)」(トイレ)

ワタシは、これに加え、お風呂の中でも、いいアイデアか浮かびます。

 

いずれもリラックスしやすい場所。

やはり、平常身と平常心こそ肝要!

 

というわけで、これからひとっ風呂浴びてきます。

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『110』

少林寺拳法の資格には、武階、法階、僧階の3つがあります。

武階は、二級、一級、初段、二段……といったおなじみの資格。

少林寺拳法の教えと技法の習得度を表しています。

法階は有段者以上に允可され、金剛禅の修行法に基づく修養度と教えの実践度を表す資格(正拳士、大拳士、准範士など)。

 

そして僧階。

僧階は金剛禅布教者としての学習の度合いや布教実績などに基づいて補任される資格です。

(少導師、中導師、大導師、少法師など)

 

意外に思うかもしれないが、少林寺拳法は

もともと護身練胆、精神修養、健康増進のために、禅僧が座禅と平行して修行してきたものであり、金剛禅総本山少林寺に伝承される、
禅門の行。

 

ゆえに道院長は、少林寺拳法の指導者であると同時に、金剛禅の布教者でもあり、僧階に関しては大導師以上の資格が必要という規定になっています(中導師だと、道院長心得)。

 

これら三つの資格、武階も法階も僧階も、

定められた修行期間、一所懸命に技術・学科の修得と人格向上に努め、それぞれの階級に応じた技術と学科の試験を受け、合格しなければその資格を取得することはできません。

 

先日、11月12日に僧階 少法師になるための資格審査、

少法師補任講習が本山で行なわれ、

我孫子道院の道院長も受講。

 

おかげさまで審査に合格し、大導師から少法師に昇任することができました。

 

講習会の講義の中で、

「人々を導くのが導師、導師をも導くのが法師」というお話しもあり、

身が引き締まる思いで一杯です。

 

金剛禅の教えとは、一言でいうと

生きている人間が、拳禅一如のたゆまぬ修行を積み、まず真に拠り所とできる自己を確立し、半ばは人の幸せと社会の発展のために役立つ人間になろうという教えです。

 

僧階は、この道の布教者としての資格ですので、昇任を機に、一層正法興隆のために励みます。

 

金剛禅総本山少林寺の大澤管長から僧階辞令を授与される道院長

 

2023年の少法師補任講習を受講し、少法師に補任された13名

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109』

5月から毎月新入門の拳士を迎えている我孫子道院ですが、
今月も新しい仲間が加わりました。

 

 

今月の新入門は、Yさん母子のお二人。

 

これで我孫子道院の現役母子拳士は、4組になりました~
(父子拳士は、11組!!)

親が子供にあれこれ教えるのは当たり前ですが、
親が子供の前で、人から教わる、学ぶ姿を見せるのものすごくいいものですよ。

そして、子供は親のやることを真似するもの。

一緒に稽古していると、そのことがことがよくわかります。

いい面も、悪い面もよく見ているんですね(💦)

 

でも、我孫子道院の親子拳士は、どのご家庭も親子関係が良好!

そして子育てのこと、親子関係のことも相談し合えますし、

子供も親に対する不満? 文句?を、他の親に聞いてもらうこともできます。

 

というわけで、子育て中の皆さんには、
親子で少林寺拳法をはじめることを強くおすすめします。

 

年内の入門、まだまだ間に合いますので、
見学、体験入門、お待ちしております。

 

本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『105』